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未来はすでにここにある? 私たちが気づかない「未来」の捉え方
こんにちは
“はじめの1歩の勇気をもらえるnote”
の JJ (@JJ56866220) です😊
JJとはこのような人間です。
今日も興味を持った記事/報道について
私の考えを交えて紹介していきます。
紹介したいのは Forbes Japan での
「未来を知りたい思考の盲点」
についての記事です🤔
「未来」と聞くとどんなことを想像しますか?
ロボットが街を歩き回ったり・空飛ぶ車が飛び交ったりするSF映画のような世界を思い浮かべるかもしれません。
でも本当にそうでしょうか? P.F.ドラッカーは、著書『すでに起こった未来』で未来の芽はすでに私たちの目の前にあると指摘しています。
人類はいつから未来を知りたかったのか?
フランスの歴史学者ジョルジュ・ミノワは人類が未来を知りたいと考えるようになった歴史は先史時代の神託にまで遡ると言っています。
人類学者のジョセフ・ヘンリックは人は知識と想像力を駆使して未来を手に入れてきたと述べています。しかし同時に「未来を見たい」という気持ちと「今までと違う世界を想像できない」という弱みも抱えているのです。
未来の予測はどこから生まれるのか?
ミラツクでは過去の未来予測を分析した結果に対して多くの人が関心を示さなかったテーマが数年後には当たり前になっていることに気づきました。
例えば「宇宙への進出」や「拡大する格差と新たな紛争」といったテーマは当時あまり注目されていませんでしたが今では誰もが知っていることです。
未来の予測をよく見てみると必ずその出発点となる今の情報があります。それはすでに研究として実現していてまだ世の中には広がっていないもの・すでに一部で小さく起こっていて多くには広がっていないもの・過去の変遷と今の状況をもとに将来を想定しているものなどです。
哲学者のミシェル・セールは時間は一本の線に沿って流れているものではなく物事がつながりあったり離れたりしながら行ったり来たりしている乱流のようなものだと述べています。
私たちは自分にとってちょうど良い具合に「未来っぽいもの」を未来として捉えてそうではないものを関係のない話として捉える傾向があります。
未来を正確に予測するために大切なこと
フィリップ・E・テトロックらの調査によると未来を正確に予測できた人の特徴は「決めつけないこと」「先入観にとらわれないこと」「さまざまな情報から多角的にとらえること」「自分のバイアスを認識していること」などです。
P.F.ドラッカーは社会の動向を読み解く際に「通念に反することですでに起こっている変化は何か」に注目すると説明しています。
未来の話をするときに多くの人は技術の発展や新しい社会制度の誕生など「未来っぽいもの」に目を向けがちです。一方でその陰にひっそりと見過ごされている「未来っぽくはないがすでに起こっている未来」も存在します。
未来は「未来っぽいもの」も「そうではないもの」も同時に起こりやってきます。
「未来っぽくない未来」にこそ重要なヒントが隠されている
「esse-sense」という研究者メディアで150人を超える研究者の取材をしていて思うのは最前線の研究者の知見や取り組みにこそ「未来っぽい未来」と「未来っぽくない未来」が同時に詰まっているということです。
例えば狩猟採集民の暮らしのなかにある世界観が私たちがとりえる社会の姿をすでに起こった未来の可能性として示してくれることがあります。
人にとって「未来っぽくないもの」を未来の可能性として語ると多くの場合は拒絶されたり無視されたりします。そして実際にその未来がやってきたときには人はそんな話を昔聞いたことはすっかり忘れて未来に向けて当然重要なものとしてそれを語るのです。
まとめ
今回の紹介記事は未来の捉え方についての考え方を解説したものでした。未来は私たちが想像するよりもずっと身近なところに存在しています。
「未来っぽい未来」だけでなく「未来っぽくない未来」にも目を向けることで私たちはより豊かな未来を手に入れることができるかもしれません。
「未来っぽくない未来をどうやってとらえていくか」という思考の盲点に気づくことが未来を知り・生き延びていくために必要な最も大切なことであるということが今回の紹介記事を通してよく理解することができました。
今回のテーマは
「未来はすでにここにある? 私たちが気づかない「未来」の捉え方」
でした。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
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