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日本三大紬

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ランキング・・・と言えば
日本三大〇〇、って良くありますよね。三大銘菓、とか 三大祭り、とか。
着物では 三大紬、というのが挙げられます。

1と2は 誰にも文句なしに 本場結城紬 と 本場大島紬。

結城証紙


大島証紙


3つ目は・・・・ これが諸説ありまして。
牛首紬が出てくることが多いです。

画像3

現在 牛首紬は2つの織元でのみ、織られていますが 
多くが白生地として織られ、
友禅や型染などで加工されて売られています。
先染めの紬は全体の1割以下の生産量で 年々減少しています。
後染加工することで 付加価値を付け高額で売ることが出来ますので・・・
確かに 座繰り糸のしっかりした白生地は 
作家さんにも描きやすい、染めやすいと好評です。
でも じざいやでは 訪問着になった牛首紬ではなく、
紬としての牛首紬をご紹介していきたいです。

牛首紬以外でも 各産地が
我こそは 3番目だ、と名乗りを上げています。
例えば。

本塩沢。

塩沢証紙


他には 上田紬も。

植田証紙

無理に順位を付けなくても良いとは思いますが
貴女の中のベスト三大紬はなんですか?

日本の紬の代表となれば
それなりの歴史と安定した質の高さは必須です。
悲しいことに どこの産地も年々生産数が減っていて
最盛期の1割以下、というありさまです。
このままでは 本当に無くなってしまいそうです。

今年は作家さんが亡くなったり
工房を閉めたり、
機場が休業になったままだったり。
一度途絶えてしまったものを復活させるには
お金も時間も労力も必要です。
産地紬はどんどん消滅して
最後には 家業や個人でモノづくりをしているところしか
残れないのかもしれません。
結城や大島も 産地もの、ではなくて
それぞれの独自の創作ものが出て来ています。

でも 産地がなくなってしまうのは
あまりに悲しいです。
着ましょう、着物。
着ることが、産地を救います。



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