「『わたし』という現象をめぐる考察ノートに関する用語集」0
「『わたし』という現象をめぐる考察ノート」を書くにあたり、本当は「読んでいただける方がいる」ということを想定していませんでした。こんなもん誰も読まへんやろ、と。「スキ」をいただけたとしても、多くてもせいぜい5人くらいじゃないかな、と。(その割には、あざとくハッシュタグを山盛りにつけたりもしているのですが)
ですが、ありがたいことに既に二桁の「スキ」をいただいている投稿もあります。そして、今後も長く続くであろうにもかかわらず、難解な用語が(それも複数の学域にまたがって)ガンガン出ています。そのうえ、初出でない単語については、用語や用法について説明を加えることは殆どありません。・・・せっかく読んでくださる方に、これでは申し訳ないなあ、と思い始めています。
ということで、使っている用語についての用語集を作成してみようと思うに至りました。本文では、(申し訳ないことに)引き続き、読みやすくする工夫はあまりしないと思います。むしろ菲才の身なりに精緻な論理を辿れるよう、そっち方面に文章を磨いていくことになると思います。文章力的な問題も含めて、恐らくどんどん難解になっていきます。
その分、こちらではなるべく平易な言葉で、用語の定義について記載させていただければな、と思っています。
現象学、社会学、キャリア心理学など、私が参照している分野の初学者の方にもご一読いただけるよう、各回、それぞれの代表的論者の一般的な定義に従って記載することを目的とします(私なりの理解ですが)。ただし、状況に応じて私個人の意図的な解釈や、個人的に再定義した内容を記載することもあるでしょう。それが入り混じることの無いよう、文章の整理に努めたいと思います。
初手から手の内をさらしますが、本文の執筆前の構想段階に、上記のマインドマップを作成しています。これ自体ややこしくわかりにくい概念相関図になっていますが、本文はこれをもとに作成されています。一部、すでに私自身の解釈が変わってきてしまっている部分もありますが。
そして雑多なまでにたくさんの概念が予定されています。二部構成になるかもしれません。その場合、第一部ではより現象学(身体論)よりの考察、第二部ではキャリア心理学や社会学よりの考察が中心になると思います。とはいえ、それほどきれいに区分できるものではありません。私にとっては全てがひとつなぎの思考なので。
ついでに。本文もそうですが、記述に読書が追い付いていないのが正直なところです。「最良のインプットはアウトプットすることである」を地でやっています。記憶力に自信がないので、学んだこと、気づいたこと、思いついたことを忘れる前に記述することを優先しています。なので、用語集も適宜修正されることになると思いますのでご了承ください。
本文にあわせまして、ご興味をお持ちいただける方にお付き合いいただければ幸いです。よろしくお願いします。