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私の中の毒嫁1
始まりは長男の嫁として嫁いだあの日から。
私はおそらく毒嫁。
毒嫁と言えば、夫にとって害をもたらす悪い妻のこと。しかし、夫婦仲は至って良好。だとすればどこが?ということになるが、私の毒は義理の両親に対しての毒嫁だ。
それを自覚するようになったのは最近のこと。結婚してうん十年になるが、毒嫁と言っても決して姑いびりなどをするような、悪どい鬼嫁な訳ではない。
ある意味その逆だ。
それは良い嫁を演じ続けている。※現在進行形 そうです!このうん十年猫の皮を被り続けてきた毒嫁。
自尊心の低い私は、誰にでも良い顔をしたい八方美人系嫁。面倒くさいと思いながら、義父母の誕生日、父の日、母の日にはプレゼントを贈り、結婚記念日を祝い、お正月にはお年玉を渡している。
先日、義母がインフルエンザに罹った。旅先で移って来たようだが、心配の気持ちなど微塵も湧いてこない。逆にいい歳をして自分の身体のことも考えず、フラフラしてばかりいるから自業自得だと思っている。
しかし、ここで毒嫁の登場だ。さぞかし心配をしているかのように、電話を入れ、お粥を届け、しおらしく良い嫁を演じるのだ。
結構な毒嫁ぶりでしょ!
これだけ演じられるなら演技派女優も夢ではない!私、職業間違えたー!かな?
今日は私の中の毒を吐き出してみた。まだまだ毒はいっぱい持っているが、それは墓場まで持っていく私の秘密。
もっと毒嫁ぶりを読みたいと思ったそこのあなた!あなたも毒嫁かもしれませんよ。
ふふふ。
決して他言は無用です。