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住宅ローン、固定金利と変動金利どっちがいい?
「住宅ローンの金利、固定にするか変動にするか迷っているんです…」
よくある悩みですよね。今回は、それぞれの特徴を、 わかりやすく解説していきます。
まずは、固定金利の特徴から見ていきましょう。
1. 「固定金利」って実際どうなの?
①返済額が変わらないって、どういうこと?
固定金利の一番の特徴は、その名の通り「金利が固定される」ということ。つまり、35年のローンを組んだら、35年間ずっと同じ金利、同じ返済額が続くんです。
「子どもの教育費が増えていく時期に、住宅ローンの返済額が変わらないのは本当に助かります」という利用者の声が多いようです。
確かに、将来の支出が読みやすいというのは、家計を預かる身としては心強いですよね。
②でも、金利が高いんでしょう?
「固定金利は金利が高い」という意見をよく見かけます。
確かに、変動金利と比べると金利は高めに設定されます。
これは、将来の金利上昇リスクに対する一種の「保険料」だと考えてください。ただし、これは一概に「損」とは言えません。
例えば、ここ数年で住宅ローンを組んだ方の中には、「金利が低いうちに固定金利で借りておいて良かった」という意見は多いです。金利の上昇に悩まされることなく、じっくりと返済を続けられているからです。
③固定金利が特に心強い場面って?
特に心強いのは、将来の収支に不安がある時期です。
例えば、
「子どもの教育費が本格的にかかり始める数年後...」
「自分や配偶者の転職を考えている時期...」
「親の介護が必要になるかもしれない...」
こんな将来の支出増加が心配な時期には、住宅ローンの返済額だけでも確実に見通せる固定金利は、大きな安心感を与えてくれます。
また、金利が上昇する可能性がある経済状況では、固定金利型の住宅ローンが安心感を提供します。
④固定金利、こんな方におすすめです
以下のような方には特におすすめです。
「家計のやりくりは慎重派。将来の支出をしっかり管理したい」
「子育て世代で、教育費の増加に備えたい」
「金利の変動をいちいち気にせず、腰を据えて返済したい」
いかがでしょうか?
固定金利は、決して「損な選択」ではありません。むしろ、あなたの生活に「安定」という大切な価値をもたらしてくれる選択肢なのです。
2. 変動金利の本音トーク。実は意外と安心なルールがあるんです
①まずは気になる「金利の安さ」について
「固定金利より金利が低いって聞いたんですけど...」
これは本当によくある声だと思います。実際、変動金利は固定金利より低めに設定されることが多いんです。
「頭金を貯めるのに精一杯で、できるだけ毎月の返済を抑えたい」
このような方には、初期の返済負担を考えて変動金利をおすすめです。
スタート時点での返済額を抑えられるのは、特に若い世代には魅力的なポイントですよね。
②知って安心!変動金利の基本ルール
実は変動金利には、借入れ開始から5年間は返済額が変わらない「5年ルール」というものがあります。多くの金融機関が定めています。
さらに、6年目以降も返済額は急激には上がりません。それまでの返済額の1.25倍を超えないよう設定される「125%ルール」があるからです。「将来が不安」という声をよく聞きますが、このルールを知ると少し安心できますよね。
③金利の見直しはいつ?
年2回、4月と10月に見直しがあります。ただし、見直し後すぐに新金利が適用されるわけではないので、急な変化を心配する必要はありません。
④こんな方におすすめです
今の低金利メリットを活かしたい方
将来的な収入増加が期待できる方
5年程度で住み替えや借り換えを検討している方
変動金利は決して「怖い選択」ではありません。むしろ、賢く活用できれば、とてもお得な選択肢になり得るんです。
3. 「全期間固定金利」の魅力。35年先まで安心できる理由
①一番の魅力は"ずっと変わらない"安心感
「35年後の返済額って今から分かるんですか?」
はい、全期間固定金利なら、借入時の金利がズーッと変わりません。共働きのご夫婦などからも、「子どもの教育費から老後の生活まで、しっかり計画が立てられそう」という声が多いです。安心材料になりますよね。
②ちょっと高めの金利、でも損ではない
確かに、変動金利や期間選択型と比べると金利は高め。でも、これって将来の"安心"への投資と考えると、損得勘定にはない付加価値があると思います。
「住宅ローンの返済額だけは絶対に増やしたくなかったんです。だから、少し高くても全期間固定にして良かった」と、いうように、計画的な方におすすめです。
③フラット35が人気の理由
全期間固定金利の代表格「フラット35」。借入時の金利が完済まで変わらないので、特に人気があります。
「家計のやりくりが苦手なんです」というお客様には、このプランをおすすめですね。毎月の返済額が決まっているので、家計の管理がグッと楽になります。
④どんな方に向いているの?
将来の支出をきっちり管理したい方
子育てなど、これから出費が増える家庭
金利の変動に神経質な方
人それぞれの価値観になりますが、変動金利より少し高くても、35年間ずっと「安心」を買えると思えば、決して高い買い物ではないという考え方もできます。
4. どの金利を選ぶ?4つのポイントで考えてみよう!
金利選びで迷っている方に、4つの大切なポイントをお伝えします。
①まずはライフプランを描いてみましょう
「将来のことなんて分からない...」 そう思われるかもしれません。でも、大まかな見通しを立てることは可能です。
例えば、こんな質問を自分に投げかけてみましょう:
子どもの教育費は何歳からかかる?
将来、転職や独立の予定は?
親の介護はいつ頃から必要になりそう?
「子どもの教育費が本格的にかかる時期に、住宅ローンの負担が重なるのが不安」このように、将来の支出をイメージすることが、金利選びの第一歩になります。
②金利の動きをチェックしよう
「金利の動向なんて難しそう」 実は、そんなに難しく考える必要はありません。大切なのは、今が歴史的に見て金利が高いのか、低いのかという大まかな傾向を見る事です。これは、新聞やニュースをチェックするだけでもつかめます。
③金利の高さ
全期間固定金利型は、一般的に変動金利型や固定金利期間選択型に比べて金利が高い傾向があります。これは、金融機関が長期的な金利リスクを考慮しているためです。
④メリット・デメリットを天秤にかけてみる
「絶対的な正解はない」ということ。
例えば、固定金利は将来の返済額が読めるメリットがありますが、その分金利は高め。変動金利は当初の負担は軽いですが、将来の変動リスクがあります。
大切なのは、自分にとってどちらが心地よいかを考えること。「少し金利が高くても安定が欲しい」という方もいれば、「今は低金利で、将来の収入増加も期待できる」という方もいます。
⑤最後にシミュレーションで確認
「計算なんて面倒...」と思われるかもしれませんが、そういったことは専門家にお任せするのが一番。web上で概算シミュレーションを出しているところも多くあります。
例えば、借入額3,000万円で35年返済の場合、金利タイプによって総返済額がどう変わるのか。具体的な数字を見ることで、選択がグッと明確になります。
迷ったときは、ぜひ専門家に相談してみてください。あなたの状況に合わせて、一緒に最適な選択を考えていきましょう。
5.まとめ
固定金利: 返済期間中の金利が一定で、将来の返済計画が立てやすいが、変動金利よりも金利が高い傾向がある。
変動金利: 市場金利に応じて金利が変動し、低金利時にはメリットがあるが、金利上昇時には返済額が増えるリスクがある。
固定金利選択型: 一定期間のみ金利を固定できるタイプで、期間終了後は再度選択可能。柔軟性があるが、全期間固定よりも金利が低い。
全期間固定金利: 借入時の金利が完済まで変わらず、返済計画が立てやすいが、金利が高めに設定される。
選択のポイント: ライフプランや将来的な収入・支出を考慮し、金利動向を見極めて選択することが重要。
※ 本記事は、一般的な情報提供を目的として作成したものです。記載内容は作成者の見解に基づくものであり、実際の住宅ローン選択に際しては、必ず専門家(ファイナンシャルプランナーや金融機関の担当者等)にご相談ください。また、金利条件等は市場環境により変動しますので、契約時には各金融機関の最新情報をご確認ください。
6.迷ったときは相談を。あなたに寄り添う専門家がいます
なぜ相談が効果的なの?
「ネットで調べれば情報は山ほど出てくる。でも、自分に合ってるのかが分からない」
確かに、情報は溢れています。でも、その情報がご自身の状況に本当に合っているのか。これを見極めるのが、専門家の役割なんです。
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