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ヨーロッパとチェス

アイスランド滞在中、2回チェスをしている現場に遭遇した。

レイキャビクを歩き回った初日に公共浴場に行った。
ブルーラグーンという観光用のばかでかい露天風呂が郊外あったけれど、一人旅でスパラクーアみたいなところ行ってもなあと渋ってしまったのだ。

温泉の国だしホステルはシャワーしかないし、深いお風呂入りたくない?

お風呂大好き日本人、即決で「普通の公共施設」に行くことにした。

「シュンドホットリン」という名の公共浴場は近年リニューアルをしたようで清潔さが心地よかった。
館内の撮影はご法度とのことで写真が一枚も撮れなかったけれど孫と来たおじいちゃんとか、週末のデート中のカップルとか、すっぴんのおばちゃんがわいわいと時間を楽しんでいた。

色調は  黄色 白 青 で統一されているからパキッとした中にリラックス感がある。
カウンターのお姉さんのネイルがテーマカラーの青と同じツヤのある青で「それメッチャかわいいね」と言ったら笑ってくれた。

そんなユルさと清潔間のシュンドホットリンでチェス現場に出会ったのだ。

浴槽をガラス越しに見ながらのんびり出来るスペースがあった。
イスとテーブルはセットになっているのだけど、おじいちゃんペアが座っているテーブルだけ机上がチェスになっていたのだ!
しかもチェスはテーマカラーの黄色。最高だな。

あのチェステーブルがインスタ映えに使われることなく、市民の待ち時間の人気席になっていたらいいなあ

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