久々のJAMコンベンション
先日、仕事でJAM国際鉄道模型コンベンション(以下「JAM」と表記)に参加した。最後に行ったのは2007年、じつに16年ぶりだった。
同僚や上司、ライターとしてお世話になっている出版社の方々に「佐々木がJAM会場にいるのが不思議」と言われる始末で、完全に浦島太郎状態だ。
JAMに行かなくなっていたのは、単に勤務先の都合というだけで、ことさら避けていたわけではない。ただ、ワタシ自身もJAMに行きたい行きたいと熱望してはいなかった。
それでもJAMがなくなってしまうと、淋しいと感じるだろう。
JAMというのは同好の士が全国から集うイベントで、コミュニケーションの輪を温め拡げる場だ。鉄道趣味者の中でも、直接対面で話をすることが好きだったり得意な、陽キャ寄りの方々が出展者に多いのではないかと思っていた。
正直、会話というものが苦手なワタシにとって座りの悪い空間である。
それでも、コロナ禍以前から会う機会のなかった方々の健在を実感し、旧交を温められたのは嬉しかった。JAMに行く機会を得られたことは、本当にありがたいと思う。
故郷のような空間と言えばいいのか、いつでも帰れる場所として、これからもJAMが続けばいいと願うのである。