
いつか見た夕焼け
感染症が流行していたころ、海外渡航の自粛なんたらで、いつのまにかパスポート期限が残り1年になっている。最後に行ったのは2018年12月、南仏プロヴァンス地方。2020年の初夏に再訪しようと計画していたが頓挫した。その後、海外には足を運んでいない。
海外渡航も片手で数える程しかなく、韓国、スペインのバルセロナ、ベトナム、南仏プロヴァンス地方に行ったことがあるくらいだが、バルセロナと南仏プロヴァンス地方はまた行きたい場所である。できれば太陽が降り注ぐ夏に再訪したい。
南仏プロヴァンス地方
冒頭の写真は、南仏にある世界遺産の約2,000年前に古代ローマ人が築いた水道橋で『ポン・デュ・ガール(Pont du Gard)』に訪れた時に撮ったもの。滞在したのが12月の寒い時期だからか、ほぼ貸し切り状態で、夕日に照らされ輝いている橋を独り占めできた。


フランスといえばパリのような都市のイメージが強いとは思うが、都市よりも地方が好きなのと、海が近くにあると尚よい。なので漁師町のような場所に強く惹かれる傾向がある。マルセイユにも訪れたのだが、限られた時間しかなく、建築を志した身として『ル・コルビュジェのユニテ・ダビタシオン』だけは見たいと思い、眼に納めることが出来た。コルビュジェ設計の集合住宅を初めて建設した場所がマルセイユでした。

いつか渡仏する機会が巡ってきたら、夏の日差しが降り注ぐプロヴァンスで新鮮な海の幸と美味しいワイン、パンを嗜んでみたいと思う。
スペイン バルセロナ
実はバルセロナは2度訪れたことがある。
1度目は妹にバルセロナについてプレゼンテーションして興味を沸かせて一緒に行ったが、建築に興味ゼロ(かろうじてグエル公園はお気に召したよう、あとはバルサホームでのvsセビージャの試合)の妹に急かされるまま足早に見て回ったので、物足りなさを感じていた。

その物足りなさを払拭するため、2度目は一人旅で渡航。当時、徳島の設計事務所で働いたが、所長にバレないように黙って計画をし、航空券とホテルの手配を済ませた後、10日程海外に行くので仕事を休みますと渡航2週間前に宣言したら、『帰ってきても、お前の席は無い』と半分冗談で言われたが、快く送り出して頂き、私の席は無いかもなと帰国したけど、席は空けておいてくれた。
今思えば、なんて恵まれた環境だったなと感謝を覚える。
一人旅の醍醐味は、自由気ままに赴くまま好きな場所へ行けること。ローカル線に乗り、郊外にある建築やワイナリーを訪れたり、バルに通ったり、美味しいサンドイッチ屋を見つけたり、町歩きしたり、拙いスペイン語とジェスチャーとアイコンタクトで会話を成立させコミュニケーションを取った。

ガウディと同時期に活躍したモンタネールの設計

ガウディのパトロンであったグエル氏の自邸


ステンドグラスから降り注ぐ光が美しい

サグラダ・ファミリアの原型となった教会
ローカル線に揺られバルセロナ郊外へ


今でも集合住宅として使われている

レセプション


なみなみと注いでくれた




貴方なら飲めるよとお兄さんにウィンクされ
出された大きなサーブグラス(全部呑んだけど)

ほろ酔いでホテルまで歩いて帰る途中に見た


ピカソも訪れたことがあるカフェ

こちらもモンタネールの設計


フィンエアーにお世話になった
こうやって、写真を見返していると海外渡航欲が沸きあがってくる。自由気ままに好きな場所へ、気の赴くまま何処へでも行けるといいな。
本日も読んでくださり、ありがとうございます。