約束された場所 『心の絵 by Tathina 』
2021.7.7 A&Nさんからオーダー頂いた作品完成。
題名 : 約束された場所 "Promised place "
南米の情熱や太陽の日に映える豊かな野花の地へ行き
タイの寺院へたどり着く
そこで 現れた E.Tがこの絵の護り手かと思いきや
"ふりだしにもどる" と言ってくる
そして
スピードよりもクオリティを求めまっさらな野にもどる
紙がフランスへ導き
街のショーウィンドウを見ながらスキップを始めると
大きな円がゆっくりと姿を現した
花か、蝶か、妖精か、精霊か
ささやきと共に3日3晩 過去と未来をいったりきたり
月の輝く晩
とうとう円はそれらの存在に守られながら
ゆっくりゆっくりと移動を始める
導かれた地で円は自ら持っている4元素を開いて世界をつくっていく
約束された場所 "Promised place "
Size: 72.7× 53cm on Paper
制作期間: 1ヶ月半
A&Nさん、二人にとってアートについて思うことをオーダーの際に聞かせて頂き、そこから制作の旅の出発。
頂いたキーワードに "野花" という言葉が入っていた。
"野原" じゃなくて "野花"
白や黄色の小さい花々が散りばめられた野原が浮かんでくるが、
現れるのは鮮やかな大振りの花々だった。
国によっては野の花は、ハイビスカスだったりするのかもしれない。
その野はだんだんと東南アジアのような背景を浮かび上がらせる。
どの角度からも正しい方向に見え、上下の向きが決まらない。
そうか
他の人が何か言おうが、その時々で二人にとっての向きを一緒に決めていいんだ。
ずっと浮かんでいた言葉は "約束された場所"
どこかにこの人たちの場所がある。
二人の方法、生き方とも言えるのかもしれない。
E.Tが登場。
私の絵の制作の完成の合図は、その絵に、とある存在が現れた時。
私はそれを "護り手 " と呼ぶ。
オーダー頂いた作品に現れた存在は、オーダーしてくださった方の護り手だと私は思っている。
その他のオーダー作品の護り手はWebでもご覧いただけます。
護り手が姿を現した後は、2、3日間 絵をただひたすら見つめる。
E.Tがその護り手かと思いきや、
” ふりだしにもどる "
と言ってきた時は、ほんの少しだけ葛藤があったけど、
長年の感覚から、そこはまだ完成の地ではないこともわかっていた。
特にこの6年、絵を描く時は確かに私がそこにいるのだけれど、
自分が描いているという感覚が全然ない。
紙と色と天気と空気と水と感覚に、ただ応答していくという作業。
それが私の絵の描きかた。
反響を頂けることはとーーっても嬉しい。ありがたい。
また、自覚がないからこそ半分他人事のような感覚も実はある。
今回印象にあったもの
”感動" "感激"
人の感情が動いた時に、その感動が自分に返ってくる。
それが自分の中のどこか固かったところを溶かした。
循環、相互作用の喜びを感じた。
これって忘れてはいけない基本のキだよね?
絵をオーダーしてくれた方々の護り手、お守り、サポーターのような存在になる作品を産み出していきたい。
自分の部屋にそれを置いた時に一気に結界が張られるような存在。
例えるならば、
日本・世界に式神を放つように、その人達の護り手的存在を各地に飛ばしている感覚。
みんながもっと自分の道を身軽に歩けるように。
各地の護り手を結ぶと、新たなラインが浮かび上がる。
そしていつか護り手たちが結集
E.Tも笑っている
改めまして、A&Nさん、この度はありがとうございました。
この絵がお二人のHomeの灯のような存在になりますように。
イヒヒ
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