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ぬいぐるみどこに置くか問題

先日、ぬいぐるみをいただいた。名前はよむーく。講談社文庫のキャラクターらしい。

よむーくさんは、白いくまだ。毛並みがすべすべしていて、持った感じはもふもふ系というよりしっかり系。なかなか高級な感じの手触りだ。手には講談社文庫(黄色)を持っていて、左胸になにも入らなそうな大きさのポケットがある(……ということは、よむーくさんって着ぐるみなのかな。生身のくまには胸ポケットないし。まいっか、かわいいから)

そう、よむーくさんはかわいい。わたしは白いキャラクターがすきなので、どストライクだ。かわいいしどストライクで、もらえて超嬉しいんだけど、じつはぬいぐるみってものをどうしたらいいのかわからない。幼少のころから、ぬいぐるみや人形を愛でるセンスがないのだ。さらには部屋に装飾的なものを置こうという発想も乏しい。

だけどよむーくさんを愛でたい気持ちはやまやまで、ここ数日よむーくさんに適した居場所を探している。ひとまず本棚の本の隙間に捩じ込んだり、枕元に置いたりしてみた。本棚の隙間はよむーくさんが圧迫されてかわいそうだし、枕元だとたぶん寝ぼけたわたしの攻撃を受ける。ぬいぐるみ、難しい。

いろいろ考えて、パソコンデスクの小物入れの上に置いてみた。ら、意外とよかった。白い机、白い小物入れなので、白いよむーくさんと調和する。ここならよむーくさんが圧迫されることも、わたしに攻撃されることもない。いいじゃんいいじゃん、よむーくさんの居場所決定〜。

と思ったんだけど、パソコン=作業道具。パソコンデスク=作業場所。そこに、よむーくさん。

……もしかしてよむーくさんに監視される感じ???

そう思うとなんか……ちょっと……嫌なような…………???

パソコンの前の椅子に座ると、よむーくさんのつぶらな瞳がこっちを見てくる。もしかしてじゃなくて、明らかに監視。かわいくなければ許していない。つまり、かわいいから許す。かわいいは正義。

これから、あらゆる作業はよむーくさんの監視下で行われます。

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