030_デザイナーが自分のアイデアネタ帖を小出しに公開するnote_その9
この話は、タイトル通り、自分用のアイデア集、ネタ帖、スクラップブックをみなさんに公開するノートです。
今回はパート9です。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
〈パート8はこちら↓〉
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
09_遊園地の階段
今回のお話は、遊園地の階段にフォーカスしてみようと思います。
青森の公園は、都会のそれとは違って、広大。
まず土地に余裕が有りますからね。それに人口も少ないですし、より広く、大きく見えます。遊具なんかも、ものすごく大きくて。
でも遊園地は、その逆で、企業の資本力の違いですね、とても規模が小さいんです。
それでも、その存在は、貴重です。1年に数回は行ってしまいます。
子供はやっぱり、乗り物が好きですからね。
それで、その遊園地の階段でパチリした写真がこちら↓
乗り物じゃねーのかよー。という総ツッコミが聞こえてきますが、私の心は、コレにぐっと掴まれちゃうんです。
わかります?
階段の補修の痕
この階段、おそらくまぁ、みんなが登り降りするんでしょうね。年間いったいどれほどの人が。体重が。靴が。
すり減るんでしょうね。コンクリが。
その磨り減りを、うま〜く、補修したんでしょうね。
職人さんが、(もしかしたら階段を作った人と同じ職人さんが。さもなくば、全くの別人が)減り具合に合わせて、綺麗に整えている。
もう、ストーリーは、勝手に膨らんでいくわけですが。
それよりもむしろ、別々の素材が、ピタッと寄せ合って、ツライチになっている美。これが堪らなーく、好きなんです。
おそらく、同じ素材で挑んでいるのでしょうけども、風化があるもんだから、別のモノに見えてくる。それでも、きっと、たとえば盲目の人には、分からないくらいスムースに、階段を通り過ぎていくんじゃないかと思うのです。
ソフトクリームもミックスが好き
似た者だと、ソフトクリームもミックスが好き。それは、あんた、ただの欲張りじゃないのさ、という懸念も有りますが。
あの螺旋の立体とは別軸の、色の境界は、何か見入ってしまう魅力がありませんか。分かる人います?
木材の割れ目に入れる『ちぎり』
なんかも、もの凄い好きなんですね。
木材のヒビがこれ以上進行しないようにする加工方法なんですが。「ちぎり」が入ったテーブルとかあると、よだれが。
↓これは、私が職人と一緒に作っているプロダクト。古材のテーブルに、寄木の木材を打ち込んで、新しい息吹を入れたモノ。奥の方に見えるのがちぎり。
同じ癖(へき)のあるお客様が、買って行かれました。笑
皆さんにも、あります?好き癖...
うちの猫のオヤツが豪華になります