モラタが帰ってきた!
ユベントスに待望のCFが加入!と、言いたいところですが賛否両論あったモラタの帰還が決定。「これで良いのか」と思ったティフォージの方も多いかと思います。ただ、個人的には以前の在籍期間(2014年-2016年)で活躍した印象が強く、当時の「風」を今のチームに吹き込んでくれる存在と期待しております。フォルツァ、モラタ!
当時はモラタだけでなく、ディバラ、ポグバなど期待の若手に加えて現在も現役の百戦錬磨のブッフォン、キエッリーニ、ボヌッチ。加えて監督になったピルロ、引退したマルキージオなどベテラン勢も勢いがありスーパースター不在だけど所謂「good team」でした。今でこそクリスティアーノ・ロナウド、デリフトと移籍市場で主役級の選手を2年連続獲得しましたが、当時はまだ「うまいことやりくり」しているイメージ。そんな中で好選手が揃ったタイミングが、モラタが活躍した2014-2016年だったのではないでしょうか。セリエA5連覇(現在は9連覇中)を果たし、チャンピオンズリーグ決勝の舞台も返り咲いたのが2014-2015シーズンでした。
元レアル・マドリードの下部組織で育った選手。燻っていた才能。そんなモラタが確かな活躍の足跡を残したのがユヴェントス時代。チームが盤石の強さを手に入れ、駆け上がっていくフェーズと選手個人のステップアップがまさに重なりあった時期。
是が非でもビッグイヤーを獲得する為、2年前にロナウドを獲得。ヨーロッパの競合勢と肩を並べるような補強をするチームに変わったユヴェントス。端的にクラブのフェーズが変わったような気がしました。ただ、昨年のユヴェントスはセリエAは制覇したものの、チャンピオンズリーグは決勝トーナメントベスト16で敗退。
そんな中で、モラタの帰還。
たった5年前だけど、眩い才能とやる気に満ち溢れていたユヴェントス。今が「やる気がない」とは言いませんが、どこか成熟していてあの時の危うさと馬力は感じられません。そんなクラブに5年間離れた選手が戻ってくる。モラタが起爆剤となって、5年前のような「闘うチーム」に変貌を遂げて欲しい。そんな期待をモラタに求めています