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生きていくためのコンパスたち

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「人生とは」「生きるとは」 分からないことだらけの命題に少々の光を。
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#名言

”挫折”を知らない君へ

週末に友人と興味深い議論をしました。 ずばり、”挫折”について。 私は高校では不登校、社会人では休職など大なり小なり”挫折”と呼べる経験をしていて、そのたびに周りの人に「どっこいしょ」と起こしてもらっています。挫折を通じて、自分の弱さや周囲の愛を知り、身のほどを知ることや、背伸びするタイミング、自分のキャパシティなど多くのことを学び得ました。だから、私は挫折が人生を豊かにするのだろうと信じて疑っていません。 一方、件の友人は「挫折をしたことがない」という悩みを持っているそ

風雨と陽光を自らの肌で存分に浴びてこその生涯

昨日両親から送られてきた朝日新聞の切り抜き。 この言葉、とても含蓄があるなと思います。 失敗の無い人生は、何も挑戦しなかった事と同義。 「あらゆることを 自分の勘定に入れずに よく見聞きし分かり そして忘れず。」とは「雨ニモマケズ」の一節ですが、まさにそんな感じで、多様な経験をして自分のものにしてこその人生かなと思うのです。 私には先日も記事にした、挫折を知らない友人がいて、それはそれでいいんだろうけども、トータルで見た時にどうなの?という考察をしたこともあります。

何を成すかではなく、どう生きるか

「何を成したか」ではなく、 「どう生きたか」が重要なんだよ。 何か、大昔に観た海外のドラマか映画だと思うんですが(LOSTかな...?)、声優の麦人さんの渋い吹き替えで聴いてからというもの、妙に頭に残っているセリフです。 もし誰か作品名をご存じでしたらご教示ください。 (手がかりが少ないですが...笑) さて、私は無意識に「何者かになりたい」「何かを成し遂げたい」と思っている...んだと自分では思っています。 それは、「何のために生まれてきたのか」という人生を通じた問いへ

仕事なんかなくなったって、生きてればなんとかなる!

今日からTBSの日曜劇場「日本沈没」が始まります。原作が大好きで、過去の映像化作品もほとんど見ている、お気に入りの作品。 豪華キャストで「日曜劇場」。 もうこれは観るしかない! さて、日曜劇場と言えば昨年放送された「半沢直樹」。すごく面白かったんですが、個人的に思い入れがあって。最終回を観たのが、休職直後に大阪に帰ったタイミングだったのです。 そこで、心に染みるセリフがありました。 主人公の半沢直樹が悪役の圧力に屈しかけて、妻の半沢花に退職の意思を伝えるシーン。 ここで花

まちがって乗った電車が正しい駅に連れて行ってくれることもある

正直なことを言えば、私は会社選びを誤った、と思っています。 財務こそ健全ですが、事業の将来性や従業員満足の観点から言えば、 この会社に在籍し続けることはリスクであるとすら思うときがあります。 人もどんどん辞め、経営層への信頼もない。 私は、”まちがった電車”に乗ってしまったようです。 しかし、営業から広報へ異動したことで、 心身共にそれなりに前向きになれてきましたし、 新しいスキルを身に付けたいと思えるようにもなりました。 会社への不信はまだありますが、 今を精いっぱい生き

人生の速度を下げよう

"There is more to life than increasing its speed." 速度を上げるばかりが、人生ではない。 マハトマ・ガンジー 最近、意図的に仕事をセーブする方法を身に付けました。 どういうことかというと、 自分の調子と相談しながら、 できることとできないことを明確化し、 その日やるべきことが終わったら定時にすっと帰る。 できなかったことは、後日先輩に質問しながら十分な時間をとってゆっくりやる。 無理して詰め込まず、仕事の流入量をコントロー

人生はマラソンなのか

「人生に失敗がないと、人生を失敗する。」 斎藤茂太(精神科医、随筆家) 「人生は短距離走やない。マラソンや!」 という人がいます。 力んで全速力で走るのではなく、自分のペースで走っていこうよ、という意味だと思います。 でも、本当でしょうか? 果たして人生は「走り抜けるもの」なのでしょうか。 確かに、人生は短距離か長距離かといったら長距離なんだと思います。 でも、人によっては短距離走を休憩をはさみながら繰り返している人もいるだろうし、走らず歩く人も中にはいます。 人生は必ず