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日記4 ファーストキス 1ST KISS


30歳になって、急に思春期が始まってつらい。
(何言ってんだ)

新卒1年目でコロナ禍になり、
20代でやりたいことができなかった(ということにしている)からなのかもしれないが、
最近厨二病がひどい。

自意識が雪崩れて、溢れて。
少し経った後に、
自分の少し前の言動に後悔する、の繰り返し。

今日恋人に会えなくなったくらいで、
何をそんなに落ち込んでいるのか。
お前何歳だよ、と自分にツッコミたくなる。


朝イチで映画を観て、家路につくと、
同居人がちょうど家を出るタイミングだった。
思わず笑顔になる、会えたぜ。
毎日好きですと告白しているが、無視され続けている。
そこがいい。

映画はトワイライト・ウォリアーズという香港映画を見てきた。
三丁目の夕日と千と千尋を混ぜた世界観で、義理と人情で泣かせつつすごいアクションやりつつ努力友情勝利する令和に似合わない漢の香港映画だった。

最高だった、前日に見たファーストキスは、
私の大好きな大豆田とわ子の脚本を感じるのに(そりゃ同じ人だからそうだろう)、演出が大豆田とわ子じゃないから脳がバグって深く入り込めなかった。
塚原さん、テレビの人なんだ、きっと。

ファーストキスでは、擬似歳の差恋愛みたいなことが描かれていたが、
恋人が10コ下なので、そして関係ないっちゃないが父が突然死しているので、なんだか境遇を勝手に重ねくらってしまった。
松村北斗氏の、松たか子様を見る熱を帯びた視線、ストレートな言葉、何回も戻っても一緒にパン屋を開きたいのは君なんだ、となるプロット、素晴らしかった。
とても恐れ多いがスズリカケルが恋人に似てて(ビジュアルがというより、年下ならではの向こう見ずな告白の連続、と、急にハルキゲニアの解説とか始めてしまうようなところ)、それもあり刺さりまくりだった。
ただ、大豆田とわ子チームで観たかった!笑

塞ぎ込んで、緑のドロドロのハウルみたいになって、家を出れなくなっている恋人。
大丈夫、君はまだ何もはじめていないじゃないか。

これからなんでもできる、だから日を浴びて、深呼吸をして。

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