
[モバイル&サウンド20]〜ボイスメモ vs GarageBand
前回の"モバイル&サウンド"ではGarageBandのドラムの他に「マルチ・トラック・レコーダー」についても触れてマシタが、もう少し詳しく。。。
ここでは「音楽制作」的なことの例に触れてるけど、ナレーション&BGM等の録音についても基本は同じ。
ボイスメモ版オリジナル曲"Distant Rumble" !?
iPhoneやiPadのアプリ”ボイスメモ”は、ちょっとした録音をするのにスゴく便利。
しかしながら、例えば。。。MacBook Proで鳴らしたオリジナル曲"Distant Rumble" に合わせて、鼻歌交じりで机を叩いたりしたボイスメモ版のその音質は。。。
「オケの音はボケ気味で、音質的にハイもローもないし、敢えてやったことだけど、机を叩いてる音も入ってる(つまり環境音が色々と入り込む)し。。。他にも曲がイキナリ途中から始まって、急にバッサリ切れるとか。。。(笑」
でも。。。実際、こういう音源やそういう音クオリティの動画は、SNS系な場では非常に多い。。。けど、これでは、「作品」です!と言えるようなモノとは。。。ってことになる。。。
GarageBandのマルチ・トラック・レコーダー機能
ボイスメモは。。。全てのオケも、声も、机を叩く音も。。。一つ(モノ)のトラックに押し込められている。。。
何度数えても、「トラック1」しかない(笑

それが。。。GarageBandのようなDAWソフトは「マルチ・トラック・レコーダー」機能を持っているので、ドラム/ベース/ピアノ/ギター/ボーカルといった各音源を。。。それぞれ別のトラックに録音して、後で音量バランスを調節も出来る。

GarageBandの編集機能例
GarageBandのようなDAWソフトは、「録った後に色々と編集出来る」っていう点でも非常に優れている。
例えば。。。
この鼻歌コーラス!?のようなサンプルの前半の「イキナリの始まりと終わり」は。。。かなり乱暴な扱いになっている。
ボイスメモで録っただけでは曲アタマ/オワリで録音を開始終了したとしても、環境ノイズ等も録音に入り込んでたりするので。。。イキナリ感を100%排除することはムツカシイ。。。ってなってしまうけどー
「フェードイン/フェードアウト」
すれば。。。少なくとも「イキナリ感」/「目の前で扉を開け閉めされる感!?」はなくなる。
ボイスメモのデータをGarageBandで読み込んで、そういう「フェードイン/フェードアウト」編集をGarageBandで施したのが、デモ後半バージョン。

アタマとエンドが音量0で、徐々にアップ/ダウンしているのがラインでわかる。
この例では1トラックしか使ってないので、そのトラックを「フェードイン/フェードアウト」すれば全体の音量をコントロールしていることになる。
ただ、マルチトラックになった場合、「フェードアウト」編集は、オケ全体でも出来るけど、フェイド・インは同じようなインラインを各トラック毎に設定しなければならない。
一度、ファイル出力して、それをもう一度GarageBand取り込んで、1トラックでインを設定ってことも出来ると言えば出来る(音質面の変化/劣化みたいなことがないとは言えないけど。。。)。
この音源の「フェードイン/フェードアウト」例は、各トラックの音量の変化をオートメーション化する設定を施している。
これをトラック毎に設定出来る。それは。。。「マルチ・トラック」で音源を扱えるからこそ。。。