[オトと戯れる 23]〜"Little Wing"のドラム・サウンド
今回の[オトと戯れる]は、「サウスポー・ウクレレ」でミニ・カバーしたジミ・ヘンドリックスの”リトル・ウイング”の原曲のドラム・サウンドについて。
ミニ・カバーでは、GarageBandで気軽にオケを作ったけどー
もっと、原曲のドラムを深く追求すると。。。
ドラマー&メーカー
ジミヘンの”リトル・ウイング”って言ってるけど、正式!?にはー
「ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス」
ってバンドの曲ってことになる。。。!?
そのメンバーのドラムはミッチ・ミッチェルで、この時期はラディックの”ビンテージ”なヤツを使用してたのではないかと。。。
なので、このラディックのドラム・セットが、どういう特色のあるサウンドをしてるのかってのは、押さえておく必要がある。
ジミヘンの伝記映画のスナップ写真を見ると、その"Ludwig"のロゴが映ってる。
ミッチ・ミッチェルは。。。マーシャル・アンプの創業者ジム・マーシャルの店でドラム習って、アルバイトもしてたとか。。。
その辺りのエピソードが、ギター・マガジンの記事に載ってる。
ドラム音源で「ミッチ・ミッチェルのキット&サウンド!」みたいなのは。。。ない。。。!?
”そのもの”ってのは。。。って感じだけど、1960年代ってことで言えば。。。ビートルズのリンゴ・スターがラディック使ってたっていうので、レコーディングのエピソードとかネットで探すと色々出てくる。
Addictive Drumsをはじめとして、他のドラム音源でもそれっぽいキットが見受けられたりする。
この時代は「モノラル」レコードだったり、ステレオでも録音する際のトラック数が非常に限られていたので、ドラム・サウンドが「モノ」っぽいってのも多い。
”リトル・ウイング”のドラムもモノっぽいし、Addictive Drumsの上のショットのキットのデモを聞くと、レンジの狭いモノ的なプリセット音源も多い。
原曲のドラム・マイク・セッティング例
1960年代のドラムのレコーディングは。。。!?
そんな疑問に答えるような動画がYouTubeにあって、「リトル・ウイング」が入ってるアルバムのドラム・レコーディングについて言及してたいた。
この中でイチバン興味を惹かれたのは、ドラムのレコーディングに使ったマイクのセッティング。
マイクの数は3本のみ。
・オーバー・ヘッド
・サイド
・キック
それぞれのマイクは、ドラム・キットから距離をとってセットされている。こういうセッティングから、独特の空気感が醸し出されているんじゃないかと。。。
この時代ならでは。。。!?
この動画でも、当然ドラム・キットはラディックを使用。
こういう。。。少ない本数のマイクで録るってのは。。。バンド活動してるメンバーやドラム叩いてる人が「ドラムを録る」ってことになると、今の時代でも非常に参考になる。
通常、マイクを何本も使ってドラム録るなんて、物理的にも、スキル的にも。。。簡単に出来ることではないので。。。
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話はさらに。。。
・プロデューサー/エンジニア
・ミキシング卓&機材
・レコーディング・スタジオ
といったことへと続くのですが。。。
その辺りのことは、近く取り上げる予定。