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[夏の作曲&宅REC講座13]〜素のAIシンガーの声はヌケが悪い !?
AIシンガーのVoisonaの「知声」を試してみて、NEUTRINOのボーカルと同じように感じたのは、素の声が「オケに対して、音ヌケが悪くてコモる&線が細い」ってこと。
これは。。。逆に言うとオケが「ハッキリクッキリ」し過ぎてるって話だとも言える。
![](https://assets.st-note.com/img/1658365671468-JswRvsoz1U.png)
なので、「JISAIONE セッション・コラボ 〜"Distant Rumble”エンディング・チューン・デモ」は、VoiSonaのボーカルトラックにはイコライザーとコンプレッサーを挿してアンバランスさを整えて、そこに空間系エフェクトを加えている。
イコライザーは、「女性ボーカル系」のプリセット。かなりハイが強調されている。
![](https://assets.st-note.com/img/1658354136288-OnO9WLVCd2.png?width=1200)
コンプレッサーは、光学式の「自然なコンプレッション」が売りのTeletronix LA-2Aを模したらしい"Vintage Opto"。Logicのコンプは標準のものでも7種類あって、ほとんどがビンテージなものをシュミレートしていて、それぞれ個性がある。
![](https://assets.st-note.com/img/1658354151608-DWlVXtTRSI.png?width=1200)
なので、「コンプレッサーの使い方の基本はどう。。。」とかっていうようりも、まずそれぞれのタイプの特徴を知ることが大事。下のリンクのサイトには、それぞれのコンプについて詳しく解説してある。
これらのイコライザー&コンプに加えて、空間系にステレオ・ディレイとリバーブを挿すのはいつもの個人的定番。
![](https://assets.st-note.com/img/1658354167448-mx64IrBOyX.png?width=1200)
ディレイってざっくりした感覚だとー
ディレイタイム 400ms
フィードバック 30%
ミックス 30%
ぐらいを基本に考えてるけど、このディレイはステレオでプリセット値はー
ディレイタイム L 600ms / R 300ms
フィードバック 35%
ミックス 30%
というようにL側がかなりロングディレイの全体的に深めの処理。このステレオディレイのミックスは、20%ぐらいに抑えてある。
さらに薄く"Chromaverb"のルーム系のリバーブを足してる。
![](https://assets.st-note.com/img/1658354182410-VkvKKvQgwQ.png?width=1200)
ディレイと同じようにプリセットは深めの数値なので、原音のドライはフルにしてリバーブの効きは25%ほどに抑えてある。
ディレイもリバーブも原音とのエフェクトの比率は30%ぐらいを基本と考えてるけど、Logicは結構派手目のプリセットになっている印象。
VOICEVOXの音声読み上げソフトも同じような印象で、そのままだとやっぱりオケがクリアー過ぎて篭ってるように聞こえる。なので、上に述べたような処理をしている。
逆にオケをハイファイからローファイにアレンジして馴染ませるって手法もあるかと思うので、機会があったらやってみたいと。。。