酔っ払いの独り言
僕はもっとみんな自分の感情を正直に表に出してもいいんじゃないかって思う。嬉しいときは嬉しいって身体全体で表現して、哀しいときは人の目を気にすることなく泣き叫んで、悔しいときは悔しさを滲ませた顔にして、怒ったときは自分の気持ちのままに思いを伝えてもいいんじゃないかって思う。僕ら日本人はあまりにもつまらない顔をしている人間が多い。つまらない顔というか無表情という表現のほうがしっくりくるかもしれない。大人になれば自分の気持ちを押し殺して、目上の人の意見に従う。事なかれ主義が多い日本人は表面的に穏やかな性格だ。それは皆猫を被っているようなものだ。本当はそんなことしなくてもいいはずなのに自分の気持ちに素直に応えたって別に何の問題もない。自分の人生は自分で決めなきゃいけないはず。でもどこかで人の目を気にして、他人の判断で任せていることも多い。世間や人に嫌われることはそれほど恐ろしいものだろうか。そもそもだが自分が嫌われているのかどうかは自分で決めることではない。他人が決めることである。大人であるみなさんならご存知の通り、人は変えられない。自分が変わっても他人が変わるとは限らない。良かれと思った行動が悪いことのほうに進むときだって少なからずある。その人にとって何が良くて何が悪いのかなんて自分で決めることではない。だからこそ僕らは自分の判断に責任をもって行動しなければいけない。基本的に何かを得るためには何かを捨てなければいけない。働くのが嫌なら働かなくても良い。お金使いたくなければお金使わなければいい。お酒飲みたければ飲めばいい。勿論あなたの責任でね。ということである。つまり、僕らは他人の行動にいちいち目を向けなくてもいいし、気にする必要がない。勿論人に迷惑をかけるようなことはしてはいけないがある程度自分の思い通りに生きて、傷を負ったとしても唾で治るようなものなんじゃないかなか。
っと、お酒に弱い僕が今4本目のビールに手を掛けた。そんな寂しい僕の独り言であった。