赤から青へ
政治の話じゃない。
思想の話でもない。
信号でも温度でも季節でもない。
コーナーの話。
ボクシングには
赤コーナーと青コーナーが存在する。
タイトル戦の場合、
赤コーナーはチャンピオン。
青コーナーは挑戦者。
今日はそんな青コーナーへ行こうの話。
チャンピオンになろうではなく
挑戦者になろうのお話。
おれはロックが好きだ。
そんなに好きではないけど
なんとなく好きだ。
HIP HOPは赤コーナーで
ロックは青コーナーなイメージ
「俺はお前らとは違うんだ
俺の真似をして俺の音を汚すな
頑張りが違う、一緒にするな」
こんな感じのHIP HOPじゃなくて
「おれはこんな幸せな感じだよ
一緒にこんな歌でもうたって
楽しく頑張っていこうぜ」
このロックの感じ
元々先輩と時間を過ごすことが多い。
同じ時間を共にする人の今の平均は
6歳ぐらい年上って感じかな。
その中でも最近はアラフォーと呼ばれる
世代の人と共に時間を過ごすことが増えた。
彼らはかっこいい。
好きなその世代の人は年齢こそ倍近くても、
そのほとんどは青コーナーに立っている。
20歳そこそこで、
拳も体力もへにゃちょこなくせに、
赤コーナーに回ろうとする自分が
惨めでしょうがない。
「惨め」なんていい表現はできない。
「愚の骨頂」
ネガティブすぎると
自分の弱点を卑下して前に進めない。
ポジティブすぎると
自分の弱点を放置して前に進めない。
世界が広すぎるということも
時間に限りがあるということも
人生が短すぎるということも
自分が完璧じゃないことも
上手に生きられないことも
おれは弱いということも
それでも、この世界をもっと見たいことも
それでも、この時間を大切にしたいことも
それでも、この人生が短くてよかったことも
それでも、この自分が不完全でいたいことも
それでも、今までの時間が1番綺麗ということも
それでも、おれは強くなりたいということも
随分前からわかっていたはず。
もし本当にそうなら
若干21歳の自分が赤コーナーで
あぐらをかいてなんかいるなよ。
赤コーナーっぽいところに座りすぎて
そろそろ足が痺れてきただろ?
お前は死ぬまで頭を動かし、足を動かせ。
この世界にてっぺんなんてないし、
この世界にチャンピオンなんていない。
空いているように見えても絶対に座るな。
赤コーナーはいつも空けていていい。
死ぬまで青コーナーで
頭を動かし足を動かせ。
おっと危ない、笑顔が消えていた。
なんと言っても笑顔が1番ですね。
Have a good day!!
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