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反Excel派宣言!

Win3.1の頃にLotusがExcelに対抗して出した製品
Lotus Improvという表計算アプリがあります。

画像はスティーブ・ジョブズがAppleから離れた後に
販売したOS NeXTSTEPというOSで動いているところです。

ジョブズのセンスかスティーブ・ウォズニアックのセンスか分かりませんが
マッキントッシュでMaclispをサポートしたり

NeXTSTEPでLotus Improvをサポートしたり
二人のスティーブのセンスはとても良かったと思います。
まあMicrosoftにやられちゃいましたが・・・

今のMacOSで無料で使える表計算ソフト Numbers は

Improvを意識してるように見えます。
(3Dグラフ美しいです!!!さすがApple!!!)
セルの式のカラムがAとかBとかダサくないですか?
NumbersでもAとかBとか使うことは使うんですが
表のカラムに、名前が付くみたいです。
(うまく確認できてませんけど)
データベースにカラム名を付けるように
NumbersもImprovもデータベースっぽく
表を編集することを意識していると推測されます。
Excelは表を綺麗に描いて印刷することを
主眼に置いていたと考えられます。
なぜImprovがExcelに負けちゃったかというと
表計算を使う、経営者が表を描いて印刷することばかり考えてて
「カラムに名前を付ける」ことが出来なかったのだと推測してます。
Improvは「分析」することを主眼に置いていたため
紙に印刷するのが苦手だったんでしょう。

Excelと同じかどうか分かりませんがWPSのグラフ

WPSは3Dグラフが描けないようです。
背景は綺麗ですが、本質じゃないし・・・

次にWindowsで表計算を使う場合は
私はQuatroProを使ってますが(めったに使わないですけど)
QuatroProは「タブ」をサポートした最初の表計算ソフトで
元々Borlandが開発したせいか
dBase, Paradoxという

ファイル形式のデータベースに出力できるという
すぐれた特徴がありました。

(QuatroProの3Dグラフもなかなかです!)
QuatroProは8192行までしか扱えなくて
Excelユーザーには行数が少なすぎると思われてたかも知れませんが
多分Borlandは「行数(レコード数)が多いならdBaseかParadox使ってね♪」
と主張したかったのではないかと思われます。

結局どこかの会社の経営者が何らかの報告書を書くのに
綺麗な表を印刷できることという需要が多かったんでしょう。
なかなか「データ分析」というところに
手が届かなかったんじゃないでしょうか。

内緒ですが、私は違法に(!)入手した Improvを持ってて
Windows2000(16bitアプリだから)に
インストールして使えるようにしてあります。
あくまで、調査用ですけどね。
いつかImprovライクな表計算アプリとか開発できないかなぁ
なんて淡い期待を抱いてます。

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