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HSS型HSPの私について話す

HSS型HSPという性格特性をご存知だろうか。
HSP(生まれつき感受性が強く敏感な気質を持った人)は最近耳にする方も多いだろうし、私もそうだよって方も多いだろう。
今日はHSS型HSPについて説明しつつ私の「今」について話す。

HSS型HSPとは

かくれ繊細さん(HSS型HSP)とは、
共感力が高く繊細で傷つきやすい側面(HSP)を、外交性、社交性、積極性、好奇心旺盛さという別の側面(HSS)によって表面化しないようカバーしている人たちです。

時田ひさ子著「かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方」

私は以前HSPという概念が瞬く間に世に知れ渡った時、「これは私だ!」と自分のことを見つけてもらったような心地がした。涙もろく、他人があまり気にしないような言葉に傷つき、周りの空気を察しやすく疲れやすい。他の皆と違うという今までの不安感が「そういう特性が存在するんだ!」ということで救われた。
しかし、HSPのことを知れば知るほど不安が募っていく。一番気になったのは、私自身がとても外交的であること。人と話すことが好きで、目立つことも好き。好奇心が強く、何にでも挑戦したがる。でもそうしながらも疲れやすい、傷つきやすいといった特性はそのままなもんだから、余計に「自分って何なんだろう…」と落ち込んでいた。
それもそのはず。HSS型HSPは「矛盾」を抱える性格特性だからだ。

矛盾だらけで止まらない自己否定

複雑な人たちには、通常は相容れないはずの相反する性格特性が、一個人の中に存在する、という共通点があるといいます。

時田ひさ子著「かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方」

皆と会って話すのは大好きなのに、疲れやすくてすぐ1人になりたくなる。
何事にもすぐ取り組む姿勢はあるけれど、飽きっぽくて続けられない。
人とすぐに仲良くなれるが、一定の距離を取ってしまう。
自己肯定感は低いのに、どこか猛烈に自信がある部分もある。

「〜のくせに!」と何度自分にぼやいたことだろうか。
結局全部私の努力が不足しているから、自分の信念が揺らいでいるからなんだとか
ビビりなくせに、人に認められたがりで目立ちたがりするからいけないんだとか。
自分をどれだけ責めてきただろう。

でもだからこそこの本を読んで救われた。
私のこれは「性格特性」なんだ、と。
だから私自身が何か変だとか、そういうことじゃないんだ、と安心して、
少し自分について考えることが辛くなくなった。

今私がやりたいことは

まだHSS型HSPである自分の特性について100%受容出来ているかと言われれば、
そうでないのかもしれない。
やはり翻弄させられることもあるし、自己否定の波にさらわれることもある。
でも、そうやって生きていく中で自分の強みに気づいてきた。

・相手が言葉にしなくても、空気感を察することができる
・相手の辛さに共感しつつも、一線を置くことができる
・適切な距離を保つことができる
・相手に合わせて伝えたり、教えたりできる

そう、私の強みは対人関係上で非常に活躍する。
だから今、人の心を描く仕事に踏み切ることが出来ているし、
それをしている時が一番「私が私らしく在れている」と誇りを持つことが出来ている。

2〜3年前の私であれば
「そんなこと誰でも出来る」とか「人と関わったらその分傷つくくせに」とか
卑下していただろう。

確かに誰でも出来るかもしれないし、傷つくことも、考えすぎることもある。
でも、そんな私だから導けるものがあるかもしれないし、救えるものがある。

私自身が波にさらわれながらも、その姿を隠さずに伝え続けたい。
「あなたはあなたのままでいいんですよ〜!」って。
それが私が生涯をかけて、やっていきたいことです。


読んでくださり、ありがとうございました。

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