グリンカード、俺の11年戦争(4)
この頃はほんとデザインのことよりもビザやグリーンカードの事ばかりだった。英語もアップアップだし今思うとあのエネルギーを本業に注ぎ込んでいたら今頃もっと違っていたのではと思う。それくらいエネルギーが必要だった。
会社経由でのグリーンカードはプライオリティーが低い。家族経由、結婚が第一優先。あとは芸術関連で秀でた人や会社を起こす人など。私のは会社経由の中でもさらに優先順位が低かった。医療関係、看護婦さんなんかは2年もかからないと思う。今では会社経由でも半年とか一年で取れたと聞く。
会社経由での場合、さらに人種によっても優先が違う。アメリカは多様化を大事に(建前)する国なので、既に大勢いるインドや、フィリピン人はもっと時間が掛かっている。私はグリーンカードそのものは7年でした。インド人は14年だとか。そこまでしてもアメリカに来たいのかな。給料が4倍ならくるかな。
グリーンカードは取ってみると案外普通で、取ろうとしてた人は大体取れてる。なんだか難しい「挑戦」の連続だったのは幻か。新聞広告出したり、卒業した大学に問い合わせて教授に推薦状書いてもらったりした。9.11でプロセスがホールドになった時はやっぱり無理かと思ったな。
レジュメにはグリーンカードあることを書かない。でもグリーンカード取るのは大変な努力なんだからもっと評価されてもいいと思う(会社経由ね)
ちなみにグリーンカードは奥さんも一緒に申請できます。グリーンカードを取得して奥さんのスポンサーになるよりか圧倒的に簡単です。グリーンカード取るまでは配偶者のビザステータスに依存することになりますが、とって仕舞えば自由です。