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アメリカは給料高いのか?それよりも安い人たちがたくさんいます。

日本の給料は安いです。ここ何十年も上がっていません。最近よく聞きます。アメリカはどんどん上がってきています。特にこの2−3年上がっています。でもそれはIT会社勤めの方々や、ベイエリアでの話です。

日本の安いところとベイエリアを比べるとだいぶ違います。ニューヨークと比べてもベイエリアはずいぶん高給です。しかしよくいう「大卒初任給平均」とか「平均的サラリーマン」の給料というので比べるのはどうなのかと思います。

日本で周りを見回すと大卒などは珍しくありません。高卒なんか「普通」です。なので平均値を彼ら彼女らで出すのは日本では問題ないと思います。

アメリカではでは高校や大学出てない人たちがたくさんいます。仕事につけてない人もたくさんいます。だから有名大学なんか出て就職している人たちは一握りのエリートです。それは給料が高いわけです。そこの平均と日本の平均では開きがあるのは当たり前です。

では日本人でアメリカで働いてる人の給料はどうでしょう。おそらく年収60kくらいのものでしょう。日系企業で働いている日本人に限ればもっと安いです。日系旅行代理店なら30kぐらいからスタートではないでしょうか。あまり日本の平均と違いがないように思います。ちなみに私は足元見られまくりの16kです。すぐ25kに上げてもらいました。当時まだUXなど浸透してなかったので美大卒の初任給は32kくらいのものでした。

アメリカでも人種や職種や場所で平均が全然違います。そこがアメリカの問題です。いいところの平均をとってアメリカがうまく行っているように見えるのはどうなのかなと思います。逆に給料安くても日本の方が歪みがないように思います。

アメリカには不法労働者も含め安くで働く人材がいます。レストランや工事現場では彼らなしでは成り行かないのではないでしょうか。こちらの日本食レストランでもキッチンスタッフはメキシカンばかりです。彼らが州の最低賃金もらえてるのか怪しいものです。

ホームセンターに行くと駐車場にメキシカンたちがバックパックせおってうろうろしています。彼らは日雇いです。お昼頃になるとその日の仕事にあぶれた人たちもいます。5ドルくらいで荷物運ぶの手伝ってくれたりするそうです。安くても自国よりはマシだとアメリカに職を求める人たちはたくさんいます。

学校の先生なども大して給料よくないです。警察や消防も65kくらいではないでしょうか。公務員はいろいろ優遇があるようなので一概に安いとは言えませんが少なくとも初任給が700万ということはないでしょう。

私は幸いアメリカの会社で職を得ました。この壁は厚くとても高いです。ビザや英語力などいろいろな足枷があります。超えてみるとなんともないのですがそれまではもう無理なんじゃないかと何度も思いました。

以前IT企業の給料のことを書きました。200kくらいでると。ニューヨークでは135kくらい。でもそれはITの話です。普通の会社だとなかなか100も超えないと思います。GAFAが特別なんです。アメリカの普通の大企業はそんなに払いません。

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