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再エネ発電賦課金

皆さんが毎月支払っている電気代。「今月はいくら」という請求額の下に書かれている明細を見ていますか?

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「再エネ発電賦課金」。これって何のお金か知っていますか。

正しくは「再生可能エネルギー発電促進賦課金」と言い、太陽光・風力・水力・地熱・バイオマス等の再生可能エネルギーによって発電した電気を、電力会社が買い取る費用を、

「契約者(電気を使う私たち)全員で負担するお金」です。もっと詳しく知りたいという方は、ググってください笑

その月の使った電力量に、再エネ賦課金の単価を掛けた金額になります。(上記の例では820円)なんだ、820円かーーと思った方、実はこの金額、年々上がっています。

なぜ上がっているのかというと、「毎年新たな買取り分が加わり、買取り費用が上がっている」から。実際にどれくらい上がっているのか、ここ数年のわが家の電気料金を集計してみました。

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再エネ発電賦課金 年間合計額

2015年4月~2016年3月 2,123円

2016年4月~2017年3月 5,234円

2017年4月~2018年3月 6,013円 ※ひと月分データ欠落

2018年4月~2019年3月 6,745円 ※ひと月分データ欠落

この間に単価も、0.75円⇒1.58円⇒2.25円⇒2.64円⇒2.9円となっていて、今後もさらに上がっていくことが考えられます。ある試算では、標準的な家庭のひと月の再エネ賦課金が2012年は62円だったのが、2017年は792円 ・・・2030年には、1,300円くらいになるという予測もあるそうです。

こうしたお金が、太陽光発電を載せている・いないに関わらず、全ての方が負担する制度になっているのは、

再生可能エネルギーによる発電が普及して、エネルギー自給率が上がり、化石燃料への依存度が下がると、もし燃料価格が高騰した時でも電気料金を安定させられる。これは利用者全員のメリットになる という考え方から。

光熱費はずっとかかっていきますが、その時々の社会の状況によって、料金が変わっていく可能性が大いにあるお金です。

だから、これからの家づくりを考える時には、この順番が「超」大事なポイントになります!!

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①の高断熱は今かかるお金が上がりますが、将来の光熱費、料金上昇リスクへの対策にもなります。

高断熱の家を建てても、再エネ発電賦課金が安くなる、払わなくて良いということにはなりませんが、日々の暮らしの中で使うエネルギーをおさえていくことには確実につながります。

そこに、②の省エネ設備。日本の優れた技術が様々な省エネ製品を生み出しています。さらに③の創エネ。自分の家で使うエネルギーの自給率を上げていくことにより、各家庭だけではなく地域や社会全体の光熱費をおさえていくことにもつながっていく。

「再エネ発電賦課金」の徴収ではなく、上記の①②③ような家の電気料金は、通常よりも安い価格を設定する。それを国がフルボリュームでしっかりとアナウンスしていく。直接的なメリットを感じれば、新築・リフォームに限らず、こうした家がより広く普及していくのではないでしょうか。

高断熱な家は、温度差の少ない家。これからの超高齢化社会の中、健康寿命が長くなり、介護等を始めとする社会全体の様々な課題解決にも、良い影響が出ていくハズですが、国の考え方や取組みの本気度合いはわかりませんが、来月も支払われる再エネ発電賦課金を見て、こうした事に関心を持ってもらえると嬉しいです。

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