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サ道2024の感想

(画像は公式Xより)

皆さんこんにちは。

今年も残りわずかとなりましたが、今年一年はいかがでしたでしょうか。
今年は何処のサウナに行きましたか?
私は神楽坂にある「ソロサウナTUNE」に行ったことが印象的です。
個室サウナの魅力に取りつかれた一年でした。

さて、今回は「サ道2024」の感想について書いていきたいと思います。

まず、サ道という作品がどういった作品なのかを説明したいと思います。


サ道は、タナカカツキさん原作の漫画で
2019年、2021年に12話構成のドラマとして
放送されました。

主人公のナカタアツロウは、伝説のサウナーの
蒸しZを追って、全国のサウナを巡る....
というのが第一シーズンのあらすじです。

第一シーズンでは
サウナ施設の魅力をメインとしたドラマでした。

しかし、コロナが明けた2021年シーズンでは
主人公や、第一シーズンで登場した人物以外に、回毎のゲストによる、それぞれのサウナを楽しむ様子がメインになっています。(回毎に施設は違います)


また、2022年からスペシャルとして
年一回毎に放送がされています。
この辺りから、登場するサウナ施設の魅力も紹介しつつ、時代背景や登場人物の背景も交えた構成に変化していきました。(ドラマ性が強まった印象です)

さて、過去回のこれまでの印象を踏まえた上で
今回の「サ道2024」の感想を綴っていきます。


まず、見終えた時の印象は
「暗い」
というものでした。

今回は今までとは違って、サウナに入る人達の
それぞれの事情にフォーカスを当てた構成に
なっています。

そして、その事情というのが全て
「現実的」で、「寂しいもの」なのです。


年末に家族に会いに行ったら、用事で外されていた方。

会社の部下を呑みに誘うこともできず、大好きなラーメンが目の前で品切れ、一人入った飲み屋では、着ていたコートにお酒を零されてしまうという、ツイてない方

彼女と別れた方。

芸人として売れず、同期に先を越され
フードデリバリーで稼ぐ方。

母が失った方。


登場人物の全員が、このような暗い事情を
持ちながら、北欧で癒されに来た
という流れです。

全体的にどんよりとしており
一人一人の人間ドラマがメインで、サウナは心の拠り所のような存在で描かれていたのです。


私はしんみりとした気持ちで最後まで見ていました。
それと同時
「自分が見たいサ道では無いな」という感情も
沸きました。


しかし、思い返せば「これはこれで味があるな」
という印象も持ちました。


人生には辛い局面が必ず訪れる。
今回の作品内における「サウナ」は
そういった局面に直面した人々にとって
心の拠り所のように描かれていました。


ドラマシリーズの展開と違い、OVAの要素が
強い展開を構想になっていました。


SNS上では、賛否が分かれていますが
「サ道」というフィルターをかけた上で見ていたが上に、予想していた展開と違ったことが
こうした意見を生んだのだろうと私は考えています。


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