演技について
私は演技をかじっていたときがある。しかし、一人で練習もできない、友達もいない、志もひくいゴミなので、当然やりたいほど練習もできなかったし、しなかった。
けど、演劇部にちょこっとだけちょい役で参加したり、部活で役者として少し演技していた時期に思っていたことがある。
「演技楽しいけど、これが私のやりたい演技じゃねえんだが??」
人前に立ち、いつもと違う自分で声を張り上げ行う演技は楽しい。けど、なんか違和感なのだ。私は自分に自信がなく、うまく動くことなどもできない下手くそ中のど下手くそ。
とくに、仲良くもないできない他人と表面上だけ会話を交わして、自分の中のものを解放せずに行う演技ほど楽しくないものはない。これならば、適当にネットをあさってセリフ集でも見つけ出して、一人で声を作っていたほうがマシだ。
しかも大きな作品ともなると、待ち時間もながい、せっかちな自分としては待ち時間なんてつまらないことに時間を費やしたくないし、お客さんのために演技の質を磨くなんてこともやりたくないんだ。自分のやりたいように頑張って美味しいとこ取りをしたい。人生短いんだ。苦労してどうする。
多分だけど、演技は趣味でやりたいんだと思う。好きに自分を開放して、別人を演じてみたいんだと思う。かといってどういう演技がしたいかとかを考えたり研究するのを最近やってないので、興味ないんかなあ…。
金ほしいな。絶対将来防音部屋のだだっぴろい部屋借りて、誰にも知らないところで別人の自分を開放させてやるんだ。そう誓ったのであった。