ツアーコンダクターが🚌ツアーに参加してみた🎵③日本ロマンチック街道・桃狩り
日本ロマンチック街道
普段、何気なく通過してしまう国道ですが、沼田市にある原田農園から吹き割の滝にむかう国道120号線は栃木県日光市と群馬県沼田市を結んでいる。
冬場は栃木と群馬の県境、金精峠が通行止めになるのでお気をつけて!!
この国道は古くは日本武尊命(やまとたけるのみこと)の物語に登場したり、幕末の戊辰戦争では、官軍が峠を越え日光に向かったり、歴史に残る峠道なのだ。
椎の木が生い茂り、椎坂峠と言われた峠道も、近年はトンネルが開通した。
幕末の話をとても楽しく、分かりやすく記事にしている「ゆきじのすけ」
さんのリンクがマイブーム!! ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ お勧めです。
この峠道の近くには老神温泉という大蛇の伝説のある温泉地がある。
温泉も大蛇の伝説もガイドブックに解説があるが、実は私は、老神温泉でガイドブックには載っていない生首案山子を目撃している。
私がバスガイドをしていた頃、この温泉を通過するピストンバスの仕事があった(鬼怒川温泉~草津温泉)。
老神温泉の停留所でバスが停まり、何気なく目を移したトウモロコシ畑の中に美容室で昔見たことのある、練習用人形の生首が、あちらこちらから顔を出している。
しかも笑っていない真顔なのだ。
生首の案山子がトウモロコシを鳥から守っているのは分かるが、結構なインパクトで今でも忘れられない。怖くて泥棒はできない・・・。
人気クリエーター麻衣さんのリンクです
麻衣さんにお話した、生首案山子の実話を紹介します。
生首案山子の話などしても、信じてもらえるか疑問ではあったが
今回のバスツアーでガイドさんが土地の説明を終了したタイミングで、私は小声で生首案山子の話をしてみた。
すると前の席に座っていた船橋さんが「知ってる!! 見たことある!!」と言ってきたので驚いてしまった。
船橋さん「生首案山子って本当にあったんだ~
昔スキーに来た時に見覚えがあったけど、夢か現実かわからなくなってたよ」「あの時は、めっちゃ! ビビった~」
船橋さんは、長年ジャニーズのファンクラブに入っている。
孫がいるのに発言が若い。
生首案山子が現在も活躍しているのかどうかは、確認していないので分からない。
15:30~16:40 原田農園の桃狩り
原田農園は、一年中農産物の直採り可能な大規模観光農園です。
年間を通して新鮮な農産物を提供し、直売所の土産物も充実しているので、ここでしか手に入らないオリジナル商品やみずみずしい果物、野菜類が豊富に並んでいる。原田農園の直採りはフルーツ6種類に野菜となめこ。
いよいよメインイベントの桃狩り!!
茨城県民を乗せてやってきた群馬の旅、ところで茨城は農業県。
メロン・梨・柿・イチゴ・栗・みかん・スイカ・トウモロコシと、きりがなく、果物王国でもあり野菜の生産でも全国トップクラス!!
ちょっとやそっとじゃ、驚きません。
そんな茨城にもないのが桃・・桃と言えば山梨や福島が思い浮かぶ、果たして群馬の桃とはいかなるものかと興味津々で一同とても楽しみにしていた。
原田農園の店舗から5分ほど歩いて桃畑に向かう。
私は桃畑は見慣れている。桃狩りもやたらと経験がある。
私は歩行が苦手な船橋さんの隣を並んで歩いている。船橋さんから「バランスをとるのが大変なので、手を繋いでほしい」とご要望があった
船橋さんと仲良く手をつなぎ桃畑に向かう ♫ ♫ ♫
先に到着している人々は、2つほど、もぎ取れる桃を見上げながら、木の下をうろうろしている。
私はいつの間にか、船橋さんをすっかり忘れ、少しでも大きな桃を収穫しようと桃園の中をムダに動き回る。
仕事では感じることのない楽しさ・・♫ ♫
同じようなことをしているのに、私はとてもウキウキしていた。
原田農園の売店
1位 リンゴのバームクーヘン 800円
2位 リンゴジュース 1600円
3位 自家製アップルパイ 1300円
1位と3位の商品は車内販売でお勧めしている、食べたことも売ったこともあり、バームクーヘンもアップルパイも300円安く買える。
当たり前のように安く販売していたが、トイレのチラシでお店の定価を確認すると300円のお得感をしみじみと実感する。
送料を考えるとツアーの車内販売って、本当にお得だったのね・・・
17:40~18:10 佐野サービスエリア
旅を締めくくるのは、佐野SA上り線、30分の長めの休憩。
桃狩りを終えた帰路の車内は大部分の人が眠っていた。
19:00 八千代町役場 到着
八千代町役場で一般のお客様とお別れし、バス会社の車庫までは
特別支援学校スクールバスの介助員10名が残った。
新学期と子供達
ベテラン介助員の小林さんが観光バスのカーテンを、微笑みながら束ねている。なぜ笑っているのか誰かがたずねた。
小林さん「観光バスのカーテンは綺麗だね~ スクールバスは子供たちが、いたずらするからボロボロのバスも、あるよね~」と。
旅行前は訛りがきつかったのに、なぜか? 標準語だ・・
言葉遣いまで、あか抜けたのか ???
10人の介助員たちの胸の中に、心地よい風が吹いた気がした。
本当に、スクールバスのカーテンは年季が入っている。
それぞれ担当するバスの子供達の顔が浮かんだのは共通していただろう。
9月から新学期、またスクールバスの仕事が始まる。
子供たちが元気に登校してくると思うと嬉しい。
そんな気持を皆が共有していることを、今回の旅行で確信することが出来た。
子供たちが可愛いと思うのは、私だけが特別じゃない
皆、同じ気持ちなのだと分かった。
新学期も家族と学校の笑顔を繋ぐスクールバス よっし!!頑張ろう。
旅は心の洗濯と聞くことがある。
仕事をしながらバスに乗っていると、心の洗濯をしている余裕はない。
しかし、今回乗客として参加して、リフレッシュした気がした。
旅の終わりに私が感じたこと
一人一人のそれぞれに、自分流の旅がある・・・
その場所に行かなくても、絵画の中を旅したり
映画の世界、名曲や歴史の舞台を、自分流に旅をする。
想像だっていいのだ、自分だけの旅・・・
noteの世界も旅の宝庫。
これからも、自分にあった旅の形をみつけながら
ステキな話を伝えてみたい。
バスツアーに参加してみて
どのような感想を持つのか、あまり想像できなかった。
今回のツアーはコロナの助成金があり、随分安く行くことができた。
来年は、助成金なしでも💛心の洗濯をしに出かけようと思った (笑)
イイ旅は旅行が終わっても 余韻が続く・・・
私の心にも穏やかな旅の余韻が、しばらく続きそうだ。
最後までお読みいただき 誠にありがとうございました。