私とジョシさんのお話
私がジョシさんと出会ったのは、就活中のこと。企業の座談会で、若手の人の話を聞きたい!と要望したら、ジョシさんが現れた。話を聞いていると、私が仕事でやりたいことを全部形にしていて、すぐに私もこういう人になりたい!!って、話を聞いてるだけでワクワクした。
その後、その企業に就職を決め、あれよあれよと入社式当日を迎える。私の会社にはメンター制度というものがあり、新入社員1人につき1人、先輩社員がついてくれる。私には誰がついてくださるんやろう…怖い人やったら嫌やなぁ…そんなふうに思っていたら、まさかまさかのジョシさんで…色々指導をしてもらい、でも、その優しすぎる人柄から色々と問題があって…そして、普段の業務とは別のプロジェクトにも配置され、私の入ったプロジェクトのリーダーがジョシさんで。メンターもジョシさん、プロジェクトもジョシさんになってしまった結果、上長には、「ジョシさんのクローンにはなってほしくない」とまで言われて、正直腹がたった。プロジェクトもジョシさんがリーダーやからっていう理由で選んだわけではないし、じゃあなんでメンター制度あるん?って思ってしまった。
そんなこんなで1ヶ月でメンターが変わり、別のメンターさんになってから1ヶ月後、いよいよ配属が決まった。正直全然どこになるかわからず、不安でいっぱいだった。同期とも毎日その話をした。私のやりたいこと、部署の雰囲気からして、ジョシさんのいることろが良かったが、すべては上長さんが決めること。このまま私はジョシさんと離れてしまうのか…と思っていた。でも、いざ蓋を開けてみると、ジョシさんのグループへの配属となっていた。嬉しい半分、これからたくさん迷惑をかけてしまうんやろうなぁ…と思うと申し訳なく思ったけど、それはどこのグループでも同じ。まさかこんな最短で自分のしたい仕事ができるとは思わなくて、発表のときは泣きそうになった。ジョシさんにまた仕事を教えてもらえるって思うと嬉しくて、でもその嬉しさをあのときみたいにまっすぐ伝えられない自分がもどかしくて…
今はほぼ毎日ジョシさんと同行。ジョシさんはカードゲームとか漫画の話をしてくれるけど、そういうのに疎い私は、「〇〇って知ってる?」って聞かれても、知りません…と答えてばかりで。ジョシさんの話は面白いし、私は自分の話をするより人の話を聞くことのほうが好きだから全然楽しい時間ではあるんやけど、私がもっと詳しかったら盛り上がるんやろうな…この人も話してて楽しいんやろうなぁって思うと、何も知らない自分が最近すごく申し訳ないな〜不甲斐ないな〜って思今日このごろでした。
そしてあれよあれよと月日が流れ、1/21から新しいグループへの配属となった。ジョシさんとはお別れだ。
最後の最後の社内コンペでジョシさんと発表することになって楽しかった。忙しくて内容は詰められなくて3位に終わってしまったけど。ほんとはジョシさんに1位をプレゼントしたかった。
仕事の内容はさほど今とは変わらないけど、もう隣にジョシさんはいなくなる。隣の隣の隣にジョシさん。今とは随分遠くなる。ジョシさん、ありがとう。さようなら。