次郎柿

2014.6.18.

自由な言葉の中に敢えて制限事項を加えて見る。
制約を加えて見る。それが俳句であり、川柳なのではないでしょうか?
敢えて制限を加える事によりかえって意味が強調されたり、
幅が広がったり、感動が伝わったり、不思議な事が起きているのでは。
これは本来マイナスの要素の筈がプラスに作用する不思議な現象と思って良いのではないか?
例えば

ずっしりと
枝たわむまで
次郎柿

これは私が結婚する時にある人が私に送ってくれた俳句です。

私の名前が次郎ですから柿(次郎柿;品種)に見立ててる訳です。
ずっしりと が 沢山の誉め言葉を越える働きをしてる気がします。
同様に 枝たわむまで は 未来へ向けての励まし、期待を想像させます。
そして招待状を送ったのは10月頃でしたから秋で季語もおさまっている。

この時の感動が私の俳句の始まりです。

先生を
真似て真似ても
道半ば

一楽

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