目薬 フルオロメトロン

清見台の I 田眼科へ行った。目薬が無くなったので。自分の分ではなくて、息子の分だ。二年前、息子の目が見えなくなった原因が脳腫瘍の可能性を指摘してくれた先生だ。翌日、脳神経外科を受診、入院、検査、手術だった。その日から闘病生活が今も続いている。

今日は目薬が切れそうなのでもらいに来た。『次回は本人も受診してくださいね』、『はい、わかりました。ありがとうございました。』。もちろん連れて来たいのはやまやまだが、息子は目は見えないし、1日の内20時間位ベッド上の生活なので、連れてくるのは、自分も、本人もなかなか大変なのである。眼科を後にし、次は図書館だ。ずーっと寝てる訳にも行かないので、読み聞かせのボランティアの方に、週一回訪問読み聞かせをしていただいている。その借りている本の延長願い手続きに、来たわけだ。『この星新一の本と、太宰治のお伽草子を延長して貰いたいのですが』、『はい、わかりました。えー、期限切れですね。期限切れると延長できないので、一旦返却で、再度借りる手続きになります。』、『はい、それでお願いします。それから、実は、息子が目が見えないので、読み聞かせボランティアの方に読んで貰ってるんです。それで、その方が老眼なので、太宰治の方の本の活字の大きいのありませんか?』、『わかりました、有るかどうか、探してみますね。少しお待ちください。』、しばらくすると、戻ってきて、本を2冊抱えながら、『有りました。上下巻になります。』、『ありがとうございます。それから、サピエ図書館について教えて頂きたいのですが?』、『はい、分かるものに代わりますので、お待ちください。』、『はい、なんでしょうか?』、『はい、インターネットでサピエ図書館会員登録したんですけど、2週間くらい経つのですが、まだ返事が来ないのですが?』、『そうですか?年度替りで時間がかかってるのかもしれませんね、調べて、連絡します。』、『宜しくお願いします。ありがとうございました。』。
図書館員も、サピエを知る職員は一人しかいないんだ。点字を習うのであれば週一土曜日学べる事も分かったが、今の息子のた体力では無理そうだ。

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