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麻雀というゲームの性質を知る
こんにちは。次郎です。
本題に入る前に、麻雀というゲームについて考えたいと思います。
麻雀は運ゲーだと言う方もいますし、運とか流れとかアヤ牌とかを嗜むのは大いに賛成ですが、ゲームとしての本質は違います。
「麻雀は選択を繰り返して期待値を積み上げるゲーム」
そしてもう一つ絶対に押さえないといけないのが、
「確率には偏りがある」
ということです。
確率の偏りを運と言うなら、運のゲームとも言えるのかもしれません。
「麻雀は選択を繰り返して期待値を積み上げるゲーム」
麻雀には、1局の中でも無数の選択があります。
ツモるたびに、捨てる牌を選択する。
鳴くかどうかを選択する。
リーチするかどうかを選択する。
相手のリーチに対して、降りるかどうかを選択する。
選択の連続なんですね。
そして、全ての選択には、有利な選択と不利な選択があります。
ここで1ソウを切ると、+100点の期待値。2ソウを切るとマイナス400点の期待値。というイメージです。
極端な例を言うと、東南西をポンしていて裸単騎の人に、北を切ると、マイナス16000点ぐらいの期待値の選択という事もありえます。
ただ、どっちの選択が得なのかというのは判断が難しく、プロの人達が切磋琢磨研究し、AIがデータ解析で徐々に解明している領域でもあります。
フリー勝ち越しを目指す為には、その微差の判断を正確にできるようになる必要はなくて、「期待値に大きな差がある選択を間違えない」この一言につきます。
親のリーチに、3シャンテンからゼンツする
2順目平和ドラ1をダマであがる
とかですね。こういう選択をしているうちは、勝てるようにはなりません。
次回以降の記事で、期待値に大きな差がある選択(間違ってはいけない重要な2割の選択)を紹介していきます。
「確率には偏りがある」
不完全情報ゲーム全般に言える事ですが、期待値の高い選択をしたからと言って、その選択が必ずいい結果につながるとは限りません。
「いい選択と、いい結果が一致しない。」
これを認識しておくことは、メンタルを保つ為にも、判断の精度をあげていく為にも重要です。
じゃあやっぱり運じゃねーか!と思った方には、別の記事で「徳の積み方」をご紹介するのでお待ちください。
短期的には、期待値の高い選択と結果は一致しませんが、試行回数が増えると、期待値通りの結果に収束します。
+100点の選択を100回した人は、だいたい10000点得してるし、-500点の選択を100回した人は、だいたい50000点分失ってるという事です。
ドリブンズも言っている、「期待値を稼ぐ」というのはこういう事ですね。
麻雀をする上で重要な心構えは、
「期待値の高い選択と、いい結果は一致しない」
という事を認識し、
「それでも期待値の高い(であろう)選択をし続ける」
より他はありません。
例えば親で3順目平和赤々147s待ちのリーチをかけた時に、子に危険牌を3枚押されて追っかけリーチされて、一発でカン5sを赤で放銃した時は、
「ふざけんな!」
じゃなくて、
「期待値の高い勝負をさせて頂きありがとうございます。」
なんですね。
反省するべきなのは、結果に対してではなく、常に選択に対して、(この選択は得だったのか)にしましょう。
それではまた次回!
麻雀打ちがリスペクトされる世界がきますように。
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