週4時間の労働時間で月50万円の利益をあげる民泊経営(4)物件デザイン・家具選び編 「なぜ良い宿はドライヤーにこだわるのか」
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民泊経営の物件デザインと家具家電の選び方
今回は、物件が決まった後の、内装(家具家電)の選び方です。
「ニトリのこれがいい」とか、「IKEAのこれがおすすめ」とか、そういう話ではありません。今回言いたいことは2点です。
①「デザインは価値だ」
②「宿の理想」を考え抜く
①「デザインは価値だ」
こちらは、私が運営している物件です。
ほとんどは、IKEAやインターネットで購入しているので、他の物件とそんなにコストは変わっていません。
実はデザインはかなり費用対効果の高い投資と言えます。本当にいいものばかりを揃えようと思うとまた話は別ですが、昔と違って、今は低価格でデザイン性の高いものを揃えるのはそんなに難しくないからです。
ゲストは何を見て宿泊先を決めるかというと、もちろん一番重要視するのは価格でしょう。予算を入力して検索をかけて、次はどうするかというと、Airbnbでたくさん並んだ写真から、「ここ良さげじゃない?」とクリックして詳細を確認するんです。
物件のデザイン性を高めると、選ばれやすくなり、売上があがります。もちろん泊まったゲストの満足度も上がるので、レビューもよくなり次の売上につながる。
「デザインは価値」
なんです。
でも「そもそもセンスがないからそんな家具選べないよ!」という方は、インテリアコーディネーターに依頼して下さい。IKEAの部屋のディスプレイの商品をまるごと購入して下さい。かかったデザイン料は何倍にもなって返ってくるでしょう。
②「宿の理想」を考え抜く
これは、ゲストがどういう風に宿泊するか、その為にはどういう家具・家電が必要かをしっかり考えるということです。
寝具の考え方
例えば、民泊物件によくあるのが、「宿泊人数を増やす為に、ダブルベッドを4台置いて、8人宿泊できるようにしています」というもの。
8人グループで旅行する場合、ダブルベッドで一緒に寝るような関係性×4組のケースってありえますか?
親子だったり、夫婦だったり、カップルだったり。それが8人グループに4組あるケースなんてほとんどありません。友達同士や兄弟で同じベッドで寝ないといけないわけです。ちょっと嫌ですよね。
最大宿泊人数を増やすのは、民泊ビジネスではとても重要なのですが、その為には、予備の布団を用意する方がよっぽど親切です。そして、8人で予約がきたら、ゲストに対して
「私達の宿は、6人が適切なサイズですが、8人分の寝具を用意することはできます。少し狭く感じるかと思いますが大丈夫でしょうか?」
と伝えておく。そうすると、ゲストとしても狭いという不満も出ないですね。
家電製品の選び方
民泊はビジネスなので、当然コストをおさえたら利益は増えますね。だからと言って、家電量販店やAmazonの最安ばかりを揃えるのはやめましょう。
コストとリターンを考える必要があります。
例えば、ドライヤーなんて安いものだと1000円台でも購入できます。そしてそういう安いドライヤーを置いている物件はかなり多い。使うと分かるんですが、安いドライヤーはパワーも弱くて髪が乾かない。ゲストいらいら。
これを5000円のドライヤーにするだけで、ゲストの満足度ってかなり高くなると思いませんか?1万円のドライヤーにしたら、大満足でしょう。
このたったの5000円の投資差で、ゲストの満足度は大きく変わります。ゲストの満足はいいレビューにつながり、値段を高くしても選んでもらえる宿になります。つまりいいドライヤーは費用対効果が高い投資と言えます。
洗濯機に関しては、旅行中は洗濯物も多いので、ドラム式で乾燥までできると便利ですよね。もちろんそんなに安い買い物じゃないのですが、ドラム式洗濯機を置いている物件は写真からも高級感も出るし、当然満足度はあがります。
ゲストの満足度を上げるというのは、売上を上げるのと同義
と考えましょう。
私の物件には、他にも使い捨ての歯ブラシやひげ剃りといったアメニティ、スリッパもリースで毎回きれいなものを置いています。
誰が使ったから分からない汚いスリッパ使いたくないですよね。
その他にも、ちょっと家を出て近くに買い物にいけるように外用のスリッパを置いてみたり、ゲストの宿泊シーンをチェックインからチェックアウトまでイメージして、必要なものを揃えましょう。少ない投資で満足度を大きく上げる事ができます。
本日のまとめ
「デザインは価値だ」デザインに投資しよう
「宿の理想」を考え抜いて、家具家電を選ぼう
それではまた次回。日本の観光業に明るい未来があることを願って!
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