週4時間の労働時間で月50万円の利益をあげる民泊経営（10）仕組化のサイクルを回し続ける

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発生した業務を常に仕組化する

週4時間民泊経営で重要なのは、下記の2点だとお伝えしてきました。

「物件の価値を高める」

「徹底的に仕組化する」

今回は「徹底的に仕組化する」について。

民泊の通常業務（清掃・備品管理・問い合わせ対応等）をアウトソースや仕組化する事で業務時間を減らす方法については、これまでも記載してきました。

・問い合わせ対応をアウトソースする
・清掃チームを組織する
・完璧な案内を作る

といった方法です。

そして、それでも発生する業務に関しても、常に仕組化していきます。
この仕組化のサイクルを回し続けることが、週4時間民泊経営の鍵となります。

いくつか仕組化の例を紹介します。

ゲストが道に迷って、電話がきた

（発生した業務）電話対応して、案内を再送する
（原因）道案内がまだ完璧じゃない、ゲストが案内を見ていない
（仕組化）道案内を分かりやすく改善する、すぐにスマホから案内を再送できるようにしておく

仕組化の例として「ゲストの到着前日に、案内を再送するようにする」という方法はあまりいい方法とは言えません。

リマインドを送ることで、ゲストが案内を見ていないという問題は解決されますが、毎回全ゲストの到着前日に案内を再送するという業務が増えてしまっています。

仕組化する際は、「それによって業務が増えないか、煩雑になっていないか」という視点も重要です。

1回案内を送っただけで見てもらえるように、文章を工夫をしましょう。

Wifiが使えないと連絡がきた

（発生した業務）ゲストに写真を送ってもらい、Wifiの接続ができない原因を特定して対応
（原因）容量制限により接続できなくなっている、ゲストの使い方が悪い
（仕組化）Wifiを無制限に交換する、接続方法の手順をマニュアル化して、機械に弱いゲストでも接続できるようにしておく

遠隔でネットや家電製品の使い方を説明するのは、至難の業です。ゲストに写真を撮影してもらい、原因を特定して、遠隔で説明する。
できるだけ発生しないようにマニュアルの整備をしましょう。
そもそも容量制限のあるポケットWifiを使うのはNGです。いくら「制限あるから動画は見ないで」と伝えていても、気にせず使うゲストはいます。

ゴミ出しに関してもそうですが、ゲストに何かを頼む・期待する（これぐらい分かるでしょうというのは怠慢です）よりは、どんなゲストが来ても大丈夫な環境を作りましょう。

その他色々な仕組化

・ゲスト滞在中にシャンプーが切れたと連絡があった
△　予備のシャンプーを置いておく
○　清掃チェックリストにアメニティ残量確認のフローを入れる、予備のシャンプーを置き、さらにゲストすぐに返信できるよう「予備のシャンプーは○○にあります。もし見つからない場合は、ご購入頂ければその分返金します」という定型文をスマホに登録しておく

・ブレーカーが落ちた
☓　エアコンとドライヤーを同時に使わないように張り紙をしておく
○　電気容量を上げる

ここでもそうですが、ゲストに何かを頼む、求めるという考えは捨てましょう。

・ゲストに、ランチにオススメの場所を聞かれた
△　おすすめの場所を教えてあげる
○　近隣のレストランや人気のある店の飲食店MAPを作成して、物件に置いておく。

飲食店情報は、「徒歩圏内のスーパーやコンビニ、飲食店」の情報と、「車や電車で行く距離だけど、おすすめのお店」を分けておくようにしましょう。

ゲストのニーズとして、「適当にその辺で済ませたい時」と「旅先の美味しいものを食べに行きたい時」は違うからです。

Googleのマイマップという機能を使って、デジタルでオススメのお店を共有することはできるのですが、やはり現場にも置くようにした方がいいですね。デジタルに強いゲストだけじゃないので、アナログで見れる案内は重宝されますし、ネットを開くという手間もかかりません。

仕組化のクセをつける

このように通常業務を効率的にやる仕組みを作ったら、発生した業務に対して、常に仕組化をしていきます。

何か業務が発生したら

「これが二度と発生しないようにする為にはどうしたらいいか」

「サービスの質を下げずに、半分の時間でやる方法はないか」

というのを常に考えるようにしましょう。仕組化の旅に終わりはありません。

そうしていくことで、元々1日4時間かかってた業務が、1日2時間になり、1時間になり、最終的には週4時間以下の業務時間で民泊経営できるようになります。
実際は、何もトラブルが発生しなかったら、週1時間程度の業務時間で、4,5物件は管理することができます。

それでは、週4時間民泊経営のシリーズは今回でいったん終了となります。

日本の観光業に明るい未来があることを願って！