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週4時間の労働時間で月50万円の利益をあげる民泊経営(9)近隣住民とのトラブルを防ぐ

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民泊経営での近隣トラブルは、「騒音」「ゴミ」「迷子」「運営者不明」の4つだけ

民泊経営で悩まされるのが、近隣住民とのトラブル。日本は島国なので、やはり文化的にも外国人への偏見や抵抗が強い気がします。

シリーズ「ここが変だよ民泊新法」にも書きましたが、民泊経営をする上で近隣トラブルになる原因の99%は、以下の4つです。

近隣トラブルの原因
①騒音
②ゴミ出し
③チェックイン時の迷子
④運営者不明

それぞれの問題に対して、ホストができる対策をしっかり取りましょう。

1.騒音を防ぐ

これが一番大きな問題ですね。旅行先で特に大人数のグループだったら、お酒を飲んで騒ぎたい夜もあるでしょう。
ただ、日本は家同士も近く、徹底的な注意喚起が必要です。

Airbnbの設定で、パーティ禁止にチェックを入れる

ゲストの旅行体験を考えると、家でパーティするのを認めてあげたいのですが、ここは必ずチェックしておきましょう。
近隣からのクレームがあった際に、すぐに「うちはパーティ禁止だから静かにしてくれ」と言えるためです。ただし、この設定自体の抑止力はほとんどないと思って下さい。

現場での注意喚起のコツ

あまり張り紙が多い宿は美しくないのですが、騒音に関しては必ず見えやすい位置に英語+中国語で「夜○時以降はお静かに」というポスターを貼ります。

ただ、民泊物件に限らず、お店でもよくあるのが、こういう注意喚起。

(注意喚起の悪い例)
夜は静かにしてください!
土足厳禁です!
お湯は使いすぎないで下さい!
エアコンは消してからでかけて下さい!

上記が発覚したら、100ドルの追加請求します!

お金払って泊まってるのに、こういう言い方されると気分が悪いですよね。

ゲストに注意喚起する時は、イラスト付きでかわいいポスターを作りましょう。相手の受ける印象がずいぶん変わります。

このポスター作成はAirbnbの仕事だと思っているのですが、どこかで私の使っているポスターは公開します。

それでも騒音クレームが発生したら

どんだけ注意喚起しても騒音クレームが発生してしまう事はあります。そういった際は、再発防止に力を入れましょう。

再発防止の方法はシンプルで、この物件では既に近隣から騒音クレームがあって、絶対に騒いではいけないとゲストに認識してもらうことです。
2つの手段で行います。

①予約時に言質をとる
ゲストからの予約を取る際に、「こちらの物件は、隣の家との距離が近く、近隣から騒音のクレームがきています。もし滞在される際は、必ず静かに過ごして頂く必要がありますが、守って頂けるでしょうか?」と念を押して、ゲストからもその言質を取る方法です。

②玄関に注意喚起メモを設置
玄関入ってすぐのところに、メモを置きます。メモの内容は同じで、すでに近隣から騒音のクレームがきていることをゲストに伝えます。

2.ゲストにゴミ出しルールを守ってもらう

結論から言うと、ゲストに分別をお願いするのはほぼ不可能です。そもそもゴミを分別する文化がなかったりするので、あんな手間のかかる作業をゲストにやってもらうのは諦めましょう。

方法1 ゴミ回収業者と契約し、大きいダストボックスを設置する
ゴミ回収業者の中には、分別をやってくれるところがあります。そういうところが運営しているエリアにあるならば、迷わず契約しましょう。

ゲストには、「家の前にある大きなゴミ箱に、ゴミは入れて下さい」と伝えておき、そのような案内を家のゴミ箱前の分かりやすいところに設置します。

方法2 清掃スタッフが持ち帰る運用にする
これはエリアによるのですが、清掃を車で行う場合は、清掃スタッフが持ち帰る運営にしましょう。
※民泊のゴミは事業ゴミとして出す必要があります。

方法3 完璧なマニュアルを用意する
上記が難しい場合は、完璧なマニュアルを用意しましょう。分別するゴミごとに色分けしたポスター(例えば 燃えるゴミ 赤 燃えないゴミ 黄色 ペットボトル 青)と、ゴミ袋にも同じ色のシールをはって、視覚的に分別ができるようにしておきます。

3.チェックイン時の迷子を防ぐ

チェックインの案内が不十分だと、ゲストは家の近隣をウロウロすることになります。最悪のケース、間違えて他の家のポストを漁るという事になり、クレームにつながります。

これを防ぐ方法は簡単で、「絶対に誰も迷わない道案内」を作りましょう。

私の物件では、googlemapの情報は当然として、下記の方法での道案内を用意しています。

・駅からの徒歩での行き方
・空港から車での行き方
・タクシーでの行き方
・公共の交通機関での行き方

どの方法を使って来ても困らないように、行き方ごとに案内を作成し、ウェブ上にアップしてゲストにはリンクを送る運用にしています。

最初に作る手間はかかりますが、一度作ってしまうと、95%のゲストからはチェックインで質問される事がなくなります。
(5%のゲストは、案内を見ていません 笑)
また、完璧な道案内は、ゲストの旅行体験の向上にもなるので、良いレビューにもつながります

徒歩での案内の作る際のポイント

案内文は、写真と文章で作成し、必ず目印も入れるようにしましょう。夜間到着するゲストは多いので、目印がないと道を間違えてしまう可能性があります。

車での案内は、マップコードを入れる

レンタカーで来るゲストには、マップコードを記載しておけばカーナビが案内してくれます。マピオンのサイトで、住所からマップコードを調べることができます。

タクシーでの行き方は、日本語で書く

タクシーでの行き方は、住所の他に、分かりにくい場所の場合は、細かい案内を日本語で記載しましょう。そして、最後に英語で、「この文章をタクシードライバーに見せて下さい」と記載します。タクシードライバーが連れて行ってくれます。

4.運営者が分からない問題を防ぐ

運営者が分からないという問題を防ぐ方法は、かなりアナログですが、名刺と手土産を持って近隣に挨拶まわりをしましょう。

・しっかりした運営体制でやっていることの説明
・それでもご迷惑をかけてしまう事があったら、ここに電話して下さい


と伝えます。
今の時代だと、LINE交換もいいかもしれません。近隣の方も、わざわざ電話はし辛いけどLINEなら言いやすいとかもあるかもしれません。

大切なのは、無責任な運営をせずに、近隣の声にはしっかり向き合って運営をしていくことです。

本日のまとめ
・近隣トラブルの原因は、騒音・ゴミ・迷子・運営者不明
・騒音は、好感のもてるポスターで注意喚起
・クレーム発生後は、予約時と現場でさらに注意喚起
・ゴミの分別はできるだけゲストにやらせない仕組みを作る
・ゲスト迷子問題は、「絶対誰も迷わない道案内」を作る
・近隣に挨拶回りをする

それではまた次回!日本の観光業に明るい未来があることを願って!

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