沈黙を共有できる人を、私は好きです
あの人といても間がもたない
とか
何を話してもかみ合わない
とか
そういう相手とタイマンになってもがっかりしない
むりやり、言葉をひねり出したり、誰かや何かについて言及したり、自虐を披露しなくてもいい
そういう相手には、言葉はいらない
冷たい風の肌をかすめる感覚とか
飲んでいるコーヒーの酸味とか
座っている椅子の柔らかさや、背もたれの安定感とか
自分の感覚に集中して
それを相手と共有しているということがとても大切だと思う
相手がそれを認識していなくても
覚えていなくても
あの空間に一緒にいた事実は変えられない
平和な時をあなたと共に過ごせたことは幸せです
私と一緒にいてくれてありがとう
私のためにあなたの時間をくれてありがとう
また会いたいと思ってくれたら、声をかけてほしいし
もちろん私もまた誘います
それでは
また会いましょうね
それまで、どうかお元気で