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Nothing's Carved In Stone "BEGINNING 2025" feat.『Sands of Time』 Zepp Divercity 2025/02/24

毎年恒例、ナッシングスのBeginning!

今年は、『Sands of Time』の曲を全てやると宣言されていた。私はこのアルバムがとても好きだ。このバンドに出会って、1stのツアーファイナルに初めて行って惹きこまれて、そして『Sands of Time』を聴いて吞み込まれた。そこから今日までの関係があると言える。私にとってとても大きな意味を持つアルバムだし、きっとバンドにとってもそうなんじゃないかと勝手に思っている。

開演から2曲は最近の曲を演奏し、3曲目に"You're in Motion"がきて、一気に時代が遡った感覚。曲が終わると、本当に懐かしいSEが!
全部をはっきり覚えていたわけではないけれど、確かに当時の開演時に流れていたものだと感じながら上がり狂うテンション。そしてそこからはMCなどもなく『Sands of Time』をぶっ続け!
曲の感じ、なんというか鋭さや瑞々しさは当時のままに、演奏やアレンジはまさに今のNothing’s Carved In Stoneにアップデートされているんですよね。凄かったです。例えば"Rendaman"は今のアレンジで演奏されるんだけど、全然浮いていない。
私はこのアルバムの、"Slow down"から"The Swim"の繋がり、そこからラストまで連なる流れがたまらなく好きなんですよ。そしてこれらの曲を私がライブで聴くのは、2010年のツアーファイナル以来!当時はアルバムの曲順通りには演奏されていないはずで、これは再現ライブならではの歓びというか、とにかく感情が喜で埋め尽くされるような時間でした。"Palm"もね、正直、生きている間にライブで聴けることはないんじゃないかとすら思ってましたからね。実際にライブで爆音で聴いて、改めてとんでもなく良い曲を聴きながらこれまで過ごしてこれたんだなと、最後の曲だからとはまた別の感慨にふけってました。本当に楽しいというより、とにかく嬉しい時間でした。MCの感じも、何だか当時の感じに近く感じた。アンコールの1曲目が"YOUTH City"だったのも何だかとても良い!
願わくばこれからも、このアルバムの曲たちをライブで聴けますように!

ライブが終わって退場する際、少し不思議なできごとがあった。
このアルバムのレコ発ツアーは、当時のというか中高時代の部活仲間と一緒に行ったんですよ。そして多分、それ以降一度も会ってない気がする。とくに仲たがいをしたとかいうわけでもなく、ちょうど就活が始まるタイミングだったし、私はそもそも大学卒業後に昔の知り合いと一気に疎遠になってしまったので、皆さんが何をしているのかも生きているのかすら知らない感じで。
そう!で、その彼と同じ顔をしている人を見つけて、逡巡の末声はかけずに外に出たんです。何とか連絡先は残っていたから確認してみると、ライブハウスにいたのはドッペルゲンガーだったようで、声をかけなくて本当に良かった。
嬉しかったのは、彼もまた今なおナッシングスのライブに足を運んでいるようで!今は日本にいないようなのだが、帰国後にライブハウスで遭遇したらまた、何となく嬉しいんだろうなと。
関わってきた人の数が少ないからこそ得られた感覚かもしれない。

これからも、『Sands of Time』を大切に聴き、生きていく!


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