見出し画像

レッジョ・エミリア・アプローチ世界を巡回する展覧会「MOSAIC OF MARKS WORDS MATERIAL」日本初公開

北イタリア発祥の教育アプローチ レッジョ・エミリア・アプローチの日本窓口団体「Japan Institute For Reggio Emilia Alliance(運営:まちの研究所株式会社、東京都渋谷区)」は、2022年12月1日より展覧会『もざいく −描くこと、言葉、素材が紡ぐ物語り−』(英題:MOSAIC OF MARKS WORDS MATERIAL)を開催いたします。

本展は2015年にイタリアを皮切りに、世界六カ国を巡回してきており、日本では初公開となります。また、来春より国内巡回展として関西・東北・四国を巡ることが決定しており、巡回展を伴ったレッジョ・エミリア・アプローチの展覧会としては、およそ11年ぶりの開催となります。

1991年にアメリカ版ニューズウィーク誌に世界で最も先進的な乳幼児教育として取り上げられたことを発端に、教育界で高く評価され、近年さらに注目をあつめているレッジョ・エミリア・アプローチ。本展では、「ドローイング」(drawing)という表現に着目し、子どもたちの作品とプロセス、教育者のリサーチをまとめており、子どものドローイングと語りが織り成す詩的な表出物(子どもたちの100の言葉)から、子どもたちが生み出す認知と表現の豊かさを届けていきます。具体的な実践事例が豊富であり、また、ドローイングという0歳から参加できる原初的な表現がテーマであることから、教育関係者、保育関係者だけでなく、子育て家庭も含め、より幅広い層に親しんでいただくことを狙いとしています。

開催に先立ち、レッジョ・エミリア市よりペダゴジスタを招いてのアトリエ実践プログラム、オンラインでのオープニングシンポジウムを開催いたします。

黒い海に住んでいるおそろしいワニがここにいるよ。 マリーナ 4歳4ヶ月


【展覧会概要】
名称:『もざいく −描くこと、言葉、素材が紡ぐ物語り−』
英題:MOSAIC OF MARKS WORDS MATERIAL
全体会期:2022年12月1日(木)-2023年6月30日(金)
第一期会期:2022年12月1日(木)-2023年2月28日(火)
第一期会場:まちのこども園 代々木公園 エントランス「The Children and Community Learning Center」(東京都渋谷区代々木神園町2−1)
資料代:一般 ¥500(高校生以下 無料)
主催:Japan Institute for Reggio Emillia Alliance(JIREA)
協力:東京大学大学院教育学研究科附属 発達保育実践政策学センター(Cedep)
お問合せ:jirea@machihoiku.jp(JIREA運営事務局)

【観覧方法】:
・開室:水曜日、木曜日、金曜日、土曜日(12 月 29 日〜1 月 3 日は閉室)
・開室時間:10 時〜16 時 ※最終入室は閉室の 15 分前まで
・事前予約不要
*5 名以上の団体のお客様は事前予約制とします。以下の事項を記入の上、訪問希望日の 1 週間前を目処に mosaic_jirea@machihoiku.jp 宛に送付、受付完了の連絡を受領ください。
(1. 申込み代表者氏名・ご所属先、2. 希望日時、3. 人数、4. ご連絡先(電話番号 とメールアドレス))
・支払い方法:クレジットカード、交通系電子マネー、Apple Pay などの利用可能 (予定)

【アトリエ実践プログラム】
「もざいく」で行われているレッジョ・エミリア・アプローチへの理解を深め、教育実践者をはじめ、日頃、子どもたちと接するすべての方が、子どもたちの表現と関わる中で大切にしたい視点やプロセス、問いの立て方やアトリエの環境構成など、具体的実践方法に触れることができる内容となっております。
 
開催日程:2022年11月23日(祝・水)14:30~18:00
場所:TIME SHARING渋谷ワールド宇田川ビル9階(渋谷区宇田川町36-6)
講師:
マリーナ・カスタネッティ氏(レッジョ・チルドレン ペダゴジスタ)
カンチェーミ・潤子氏(JC Academy代表、教育コンサルタント)
プログラム構成:
①「もざいく」に関するレクチャー
②「もざいく」を日本の文脈で解釈するセッション
③「もざいく」をテーマとしたアトリエワークショップ
詳細・申し込み:https://mosaic2022.peatix.com/view

【MOSAIC公開記念オープニングシンポジウム】
1989年に日本にレッジョ・エミリア・アプローチが初めて紹介されてから30年余り、「驚くべき学びの世界展:レッジョ・エミリアの幼児教育」が日本で公開されてから10年余り。そして、2020年10月のJIREA発足以来、着実に日本国内でレッジョ・エミリア・アプローチにインスパイアされた実践の輪、対話の輪が広がりつつあります。
2022年、日本で展覧会「もざいく −描くこと、言葉、素材が紡ぐ物語り−」が開催される節目の年に、日本における取り組みの歩みを振り返り、同展覧会が日本に紹介されることによる可能性の広がりについて、対話を深めます。

開催日程:2022年11月29日(火)17:30〜21:00
場所:オンライン
テーマ:なぜ、今、MOSAICなのか。日本の保育現場における可能性の広がり

プログラム構成(予定):
①   前半セッション:
Cristian Fabbi氏(Reggio Children代表)によるスピーチ
Mirella Ruozzi氏(Reggio Children アトリエリスタ)によるMOSAICに関するプレゼンテーション
佐藤 学氏(JIREA顧問、東京大学 名誉教授)による基調講話 他

② 後半セッション:パネルディスカッション
テーマ:子どもたちの表現に寄り添い、社会に発信していくということ
ファシリテーター:
秋田 喜代美氏(学習院大学 教授、東京大学 名誉教授)
パネリスト:
カンチェーミ・潤子氏(JC Academy代表、教育コンサルタント)
津田 純佳氏(みりおらーれ代表、アトリエリスタ)
山本 和久氏(Donny Grafiks、アート・ディレクター、グラフィッ
ク・デザイナー)

詳細・申し込み:https://mosic2022symposium.peatix.com/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?