再定義戦略から考える、コンテンツ作成の極意(Day7)
世の中には、どれくらいのコンテンツがあるだろうか。
そう、答えは無限。
ではその無限にあるコンテンツを、自分色に置き換えられるとすれば・・・ もうアウトプットには困ることはない。そんな世界にあなたを招待しよう。
さて、今日はとある人が書いた書籍を読んで、そこから学びを得たので抽象化しつつnoteを書いていこうと思う。芸能人とかではなく、僕がTwitterでフォローしてて、面白い世界観を持っている人。気になる人はこちらから覗いてみてね。
テーマは「再定義戦略から考えるコンテンツ作成について」。
コンテンツというのは情報発信をしている人であれば、遅かれ早かれ必須になるものだから、全く何も生み出せないということになると、誰からも認知されない状態、いわば死んでいる状態になってしまう。「どうやってコンテンツを作っていけばいいんやろう?」という人向けに書いていくので、興味のある人は最後まで読み進めてほしい。
過去のnoteでも、コンテンツの作成方法については何回か書いてきたけど、今日は「再定義」という切り口から書いていこうかなと。
まず初めに再定義とは、
「他人のコンテンツを自分の世界観で置き換え、違うものとして再び世に送り出す」
ということ。つまり何かしらのコンテンツ(動画でも文章など)を元にして、自分なりの色を加えて別物に変えていく感じ。元のコンテンツを見て思ったことをnoteに書いてもいいし、出てきたワードを深掘りして別の角度からそのコンテンツを拡張したりでもいい。
最近よく見られるのは、他の人のBrainに自分なりの特典をつけて価値を自分に宿らせる方法。コンサル付けます!とか、解説動画あげます!みたいなやつ。
このように、やり方は別になんでもいいんよね。
とにかく他人のコンテンツを有効活用して、上手いこと自分に視点を移動させることが重要。
この再定義戦略のいいところは大きく分けて下記の3つ。
順番に解説していくね。
まず①の「コンテンツを全て自分で作らなくてもいい」について。この「再定義戦略」を用いる際には、必ず元になるコンテンツが存在するから、自分で1からコンテンツを組み立てなくてもいいというメリットがある。慣れていないと全部自分だけで作り上げるのはかなりの労力がいるし、1から自分で組み立てても、そこまでのクオリティを出せない人が多いと思う。
かと言って、いつまでもインプットばかりをしていてもコンテンツは完成しない。インプット漬けの状態から脱却するために、先人たちの力を借りるという感じ。有料のものじゃなくても、無料でコンテンツを配っている人はたくさんいるから、アウトプットの練習やと思って気楽に思ったことを吐き出してみて。
最初は数行とかのアウトプットできついと思うけど、それを繰り返していくうちに、1本のnoteくらいはすぐ書けるようになるから大丈夫。
次に②の「自分の世界観を表現する練習になる」について。
短期的な目線で稼ごうと思ったら、
という流れをやれば多少のマネタイズはできる。
でも、それをやったところで本質的な力はほぼ身につかへんし、新規参入組はこのやり方に流れていく人が多いから、必然的にライバルは増える。そうなると、「誰よりも作業をし続ける」というパワープレイを強いられて、それができないとすぐに淘汰されてしまう。
ではどうすればいいのか。答えは簡単で、争わないこと。簡単でしょ?
じゃあ、争わないためには何が必要か。そう、それが自分だけの世界観。
世界観とは、「自分が定義した言葉や、独自の理論で形成された空間」のこと。他人と争わずに生存したいなら、自分でデザインした要素で独自の世界観を作っていく必要がある。「あの人の発信が見たい!コンテンツを消費したい!」と思ってもらえれば、他人は無視して来てくれた観客を楽しませることだけにフォーカスすればいいんやから。
比喩や言い回し、体系化された理論など、それら全てが自分の世界観を構築するピースとなり、他の人が作りだせない唯一無二の空間を演出できるって感じ。
でも、いきなり最初から自分の色を出しても「何それ?」ってなってしまうんよね。その人の思考に興味を持つ→世界観を消費したいと思うようになるという順序やから、まずは「自分は他の人と違う視点を持ってますよ!」ということを知ってもらう必要がある。
その練習を、他人のコンテンツを用いて行えばいいやん?ってのがここで言いたいこと。
Aという視点で書かれていることを、BやCの視点から考察できれば、そこに自分だけの「フィールド」が出現する。まさに領域展開!ってやつ。(作品の中身は全く知らない) 違う切り口を探すのは中々難しいけど、数をこなすことで見え方は必ず変わってくるので、焦る必要はないかな。
1日・2日で得られるものではないから、気長にコツコツやっていくことが大事。
そうやって小さなフィールドをいくつも展開していけば、ある時そこへ惹き寄せられる人が現れる。そうなった時に、メインの世界観へ招待してあげよう。単発で出していたものを1つのコンテンツとしてnoteにまとめたりすれば、ファン化を加速させることも可能になるからね。
世界観の規模=自分が定義した言葉や作り上げた理論の数なので、多ければ多いほど魅力的な人という印象を相手に与えることができる。
そして最後、「元のコンテンツを作った人が拡散してくれる可能性がある」について。「勉強になりました!」とか、「ためになりました!」というありふれた感想と、自分のコンテンツで熱心にアウトプットをしてくれた結果生まれた感想なら、どちらの方が印象に残るだろうか。
おそらく、ほとんどの人が後者の方じゃないかな。僕だってそう。
熱心にアウトプットをしている=コンテンツに価値があるという客観的な証明になるから、それが集まれば集まるほど、良いコンテンツとして認知されやすくもなる。自分でいくら「これは良いコンテンツだ!」と思っていても、それはあくまで主観的な意見やから、信頼性は担保されない。
でも、自分では対処できない客観的な部分を補ってくれる人がいたら・・・
それを活用しない人はあまりいないだろう。
客観的な声は情報発信者にとって貴重やから、そういうものを相手に届けると、リツイートで拡散されやすくなる。そうすれば相手の影響力を使って、自分のコンテンツをより遠くまで運ぶことが可能になるというわけ。
「良い口コミや感想が多数寄せられていて、中には熱心にアウトプットしてくれている人もいるくらいです。このコンテンツは自信を持っておすすめできますね。」
と証明できれば、「お、この人のコンテンツは質が良さそうやん」と興味を持ってもらえる可能性が『格段に』高まる。自分のアウトプット能力も向上して、なおかつ自分のコンテンツが拡散され、尊敬している人と仲良くもなれるというコンボ技。結構いいやり方でしょ?
ここで1つ注意して欲しいのは「少しの要素を置き換えただけとか、ほぼパクリのものは再定義に該当しない」ということ。
今回僕がこのnoteを書くきっかけとなった著書のテーマは「Twitter運用」という既に市場で飽和しているものやった。その著書が特に変わったこともなく、巷で出回っているノウハウ系のものであれば、おそらく僕はnoteの題材にしなかっただろう。
でも、中身を見てみれば、オリジナルの図解や面白い比喩などが散りばめられ、完全にその人の色に置き換わっていたんよね。図解や自分の言葉で既存のTwitter運用が、まさに『再定義』されていたというわけ。
存分に自分の色が付け加えられるなら、テーマがありきたりであっても関係ない。というか、目新しいことなんてそこまで頻繁に出てくるものじゃないので、いかにしてありふれた事象を、
「自分色」
に染めていけるかが大事。
重要なのは、自分の考えがしっかりと含まれているかどうか。
そこに正解不正解は関係なく、思ったことを素直に表現していくこと。自分の考えを全面に押し出すことで、そこに共感や共鳴した人がファンになってくれるからね。
なんでこれほどこの『再定義戦略』を推してるかって言うと、僕が実際にこのやり方で50本のnoteを書くことが出来たから。最近僕の存在を知った人は、「それなりの文章やな」って感じるかもしれへんけど、初期のコンテンツを見れば「え、しょぼくね?」って思うはず。笑
ある人のレポートを読んで思ったことを、独自の視点から好き勝手に書いて、それを基礎が固まるまでひたすら繰り返した感じ。
もちろん合う合わないはあるけど、いきなり1からコンテンツを作ろうとして挫折した人こそ、このやり方を1度試してみて欲しい。一気に成長することはないけど、日に日に表現できることが増えていくのを実感できると思う。これはマジ。
『ある程度自由にコンテンツを作れるようになる』という1つの理想を叶えてくれたものやから、自分以外にもそういう人がいればいいなって思う。他人がコンテンツを出すのをやめない限り、ずっと使い続けられる戦略やから、知っておいて損はないのかなと。
というわけで今日は再定義戦略という視点から、コンテンツ作成について長々と書いてきた。今日の話をまとめると、
「再定義戦略とは、他人のコンテンツを自分の世界観で置き換えて、違うものとして再び世に送り出すこと。コンテンツを1から組み立てる必要がなく、世界観の表現の練習にもなり、リツイートなどで広めてもらいやすいというメリットがある」
というお話。久々に4000文字くらい書いたから疲れたわ。今日はこの辺で。ではまた。
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