偽要注意団体-JP質疑記録の小ネタ解説
SCP-JPで開催中のXのコンテスト。そこに『偽要注意団体-JP質疑記録』という記事を投稿したのだが、いかんせんネタが多くいくつかは古いネタも入っているので最近入ったヒトにはわからないのでは‥‥?という疑念が生まれたのでここで解説させていただく。もちろんネタバレありありなので元記事を読んでから閲覧していただきたく。
冒頭の注意文
まずこの記事自体要注意団体候補面接記録という記事のパロディとなっている。クレフ博士がENの要注意団体の面接を行う、といった記事である。この記事のパロディを作るにあたってただ率直にそのままJP版をだしても面白味が少ないなぁと思ったので、偽物の要注意団体を出してその真偽を問う、という形式に変更した。その方がネタが作りやすかったしね‥‥。
よってこの冒頭の注意文も要注意団体候補面接記録をなぞったものになっている。ただし偽物を排除するという目的のためか、本家より財団の態度がいくらか冷酷である (残酷ではない)。SCP-5000よろしく今後の意思疎通は行われない宣言をし、無料だった飲み物は200円になっている。
ちなみに対話形式となってるのでこの記事のようにオモコ〇フォーマットを使うことも考えたのだが、パロディ元に揃えることを優先し現在の形にした。決して偽GoIどものアイコン画像を用意するのが大変だったからではなく。オモロに必要だったらそこは労を惜しまないから!本当だって!
兄の食料品
正しくは「弟の食料品」。余談だが間違い方として「弟の料理店」とする案もあった。しかしあまりに馴染み過ぎていてパッと見で分かりにくかったのでトップバッターとしてすぐわかる現在の形に。実際「弟の料理店」で検索するとちらほら間違えている人が出てくる。
我々は皆闇親方に認められた正当な四包丁よ
話にある通り闇寿司四包丁は四という数字に関わらず20人を超える数の人物が登場している。これは代替わりするとかではなく、普通に同時期に4人以上存在する。ちなみに認定プロセスが定まってるわけではないので、全員闇親方に認められて四包丁になったかというと恐らくそういうわけでもないと思われる。
ボブ
誰?
広末孝之
正しくは「広末孝行」。間違えやすいので「こうこう」で変換するといい。漏らした話については黒洞々たる闇を参照。
ざくろくらぶ
要注意団体の「石榴倶楽部」は「ざくろ」ではなく「せきりゅう」と読む。注意。ちなみに「柘榴倶楽部」という誤字もたまに見受けられるが、「柘」は「せき」とは呼ばないので恐らく読みも間違っているものと思われる。
まぼろしじまどうめい
要注意団体の「幻島同盟」は「まぼろしじま」ではなく「まぼろしとう」と読む。‥‥のだがイマイチしっかりしたソースはない。あったら教えて下さい。「まぼろしとう」という読みは湯桶読みで不自然ではあるのだが、幻島同盟特有の読み方というわけではなくWikipediaの項目名にもこの読みが表記されていた。‥‥のだがその読みも後に「まぼろしじま[要出典]」に修正され、現在の項目名は「疑存島」に変更され読みの表記はなくなっておりどうもソースがしっかりしない。
こんなに美味しそうなのに
何故かエージェント・カナヘビはTaleでしばしば調理される。寿司にされたのはこのTale。
バーカ死ね!
”博士”がワンダーテインメントの偽物扱いされるのはお決まりのネタ。そもそも出自がワンタメ博士ありきで要注意団体の説明にも模倣しているとあるのであながち間違っているわけでもない。項目名の台詞は『楽し──』から。
PE何とか
今では日本超常組織平和友好条約機構 (Japanese Anomalous Groups Peace and Amity Treaty Organization = JAGPATO) という名称だが、かつては既存日本超常組織平和友好条約機構 (Pre-Existing Japanese Extranormal Organization Peace and Amity Treaty Organization = PEJEOPAT) という名称だった。英語として不自然であることを他支部の方から指摘された結果、変更になったらしい。ちなみにJAGPATOハブのトップにあるロゴにはJAGPATという表記があるが、これは誤りではなく日本超常組織平和友好条約の略。条約機構だとOが付いてJAGPATOになる。(ならなぜロゴの下は条約機構という表記なのだろうか‥‥?)
JAGAPOTATO
少し違うが2020年のAF企画SCP財男爵芋に投稿された恋昏崎新聞記事では「JAGPATOがJAGAPOTEに改名声明」という見出しがある。
ちゃんとEが0個あるじゃないですか。
揖斐哲雄にリンクが貼られている記事の「とわひかり」もといその元となったSCP-240-JP - 0匹のイナゴ を元にしたセリフ。結局Eがなんで付いたのかは定かではないが、一説には発音しやすくするためとも。ちなみに日本生類創研 ハブのURLは「joicl-hub」である。おい。
キサラギちゃんは準での下積みが長かったんだけど、今じゃ立派なアイドルなんだぞぉ!
“鬼”による建築企業の如月工務店は初出が2014年と割と古参でありながら、長らく準GoIの座に甘んじていた。正GoIになったのは遅れて2020年、順番にして14番目の登録であった。ちなみに『ミレニアムをもう一度』という曲はSCP-619-JP - ミレニアム・タウンが元ネタ。
何かの参考になるかもしれんし‥‥。
Tale『Summer Live!!!』においてエージェント・カナヘビは夏祭りでアイドルライブを行う作戦を発案する。それを踏まえた台詞。
彼、同期なんですよ。
無尽月導衆、エルマ外教、神枷一族、ライフラフトの四つはチームコンテスト2020で発案されたGoIであり、同期と言えるGoIたちである。しかし使用された記事は2023年現在60個を超え専用GoIFも10個以上あるエルマ外教に比べると、他の3団体は──全く使用されていないわけではないのだが──記事数が3団体合わせてもエルマ外教に届いておらず、いまいち盛り上がりに欠ける印象がある。頑張れ!
酔っ払いが書いたんかコレ?
酔っ払いということから酩酊街を連想するが、酩酊街関連のオブジェクトにはよく手紙が付属しており、ちゃんと中身は読めるものである。したがってこの手紙は酩酊街からのものではない、偽物だとわかる。酩酊街より更に酔いが回っているのだと考えると泥酔街あたりからの手紙なのだろうか?
財団の玉座に腰かけて。
エージェント・カナヘビが支配者として君臨するわるいざいだんTale『小さな小さな王様』を元にしたセリフ‥‥にしようとしたんですけど結局あんまりかからなかったですね。明確に悪役として君臨するわるいざいだんカノンのエージェント・カナヘビ要素はもうちょっと使いたかったんですがあんまり組み込めなかったですね。反省点。
財団内部部門部門
ディスカッションにも載せましたが、自著Tale『修理部門のオリエンテーション』に出てきたネタ。いわゆる天丼オチですね。天丼は3回くらいやるといいと聞くのでどこかでその内ひっそり3回目がねじこまれるかもしれません。
タグ
本記事に付与されているタグは当たり前ではあるが実際に本物が登場したものしか付与されていない。偽物にはタグはつけられていないのだ。答え合わせにどうぞ。「ねこです」のタグが付いてないって?あんなのが本物扱いされたらタグ追ってきた人が困るだろ。