気づいた時には後悔を…WC予選編2話中編

○○：ふわぁ……眠い…

秋宗：でも午後オフだから良くね？

○○：まぁたしかに…

紗耶：相変わらずだね

伊織：ん？何が？

紗耶：色んなペン使ってるけど覚えれないまとめ方

伊織：だってカラフルの方が色で単語覚えれそうじゃん

紗耶:そうかもしれないけどテスト期間の時に見直したら何が何だか分かりませんじゃダメだよ？

伊織：そういう紗耶だってアホじゃん

紗耶：赤点じゃないからいいんです！

あやめ：良くはないよ○○の方が頭いいよ？

紗耶：ぐっ……

○○：だって授業受ければ大体はわかるよね？

秋宗：まぁね

あやめ：ぞのっちは平気かな〜…

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岡田：今日はようこそ都立乃木坂高校へお越しくださいました！私校長の岡田昇と言います！皆さんよろしくお願いします！

皆さんには学校の事、部活動の事等多くのことを少しでも知ってもらいたいと思います！

道行：すげぇでかい体育館…

陽：ここが乃木坂高校の体育館…

蓮加：見て！あの幟！

『徹底』『勇往邁進』

道行：かっけぇ…

岡田：何がかっけぇのかな？

道行：あ！すみません！あれって男バスの幟ですよね！

岡田：うん、なに？バスケ部に入りたいの？

陽：はい、俺たちそれで今日のオープンスクールに来ました

岡田：素晴らしい！それでは来年の4月にここの制服を着てまた会えることを楽しみにしているよ

蓮加：いいねぇ〜あの校長先生、いい人だ

道行：ここでバスケをしているのか……

陽：あ、みっちーいくぞ

道行：あ、うん！

ｷﾝｺﾝｶﾝｺﾝｷﾝｺﾝｶﾝｺﾝ

○○：やっと帰れる〜

紗耶：○○〜一緒に帰ろ〜

○○：はいよ〜

秋宗：何？デート？

紗耶：えへへ///うん、デート

秋宗：いいなぁ〜笑笑

○○：それじゃ悪いなあっきー笑笑

あやめ：あっきーは彼女欲しいとか思わないの？

秋宗：うん…別にいいかな笑

若月：すまんな、今日は美緒と聖来には中学生を頼みたい

美緒：はい！

聖来：はーい！

若月：一応来てくれた子達の名簿を作りたいからこの紙に名前、ポジション、学校名を書いて私にくれ

美緒：わかりました！

聖来：先生？Bから行った3人はいい感じですか？

若月：まだまだだが面白い奴らだ笑笑

聖来：やっぱり聖来の目に狂いはなかったんよ！

美緒：はいはい、行くよ

若月：目に狂いはなかったか…笑笑

道行：ねぇ…結構人いるんだね

陽：そりゃあ全国から来てるんだから当たり前だろ

聖来：えー！皆さんこんにちわ、今から練習をしますが手の空いた時間に名前、ポジション、中学校の名前記入お願いしますね！

中学生：はい！

美緒：それじゃあ練習始めます！！

道行：なぁ…○○さん達いないね

陽：まだ何か校内でやってるんじゃない？

道行：なるほど…

美緒：ん？どうかしたの？

道行：あ、いや…なんでもないです

美緒：じゃあ君から書いてもらおうかな！

道行：はい

美緒：渡辺道行…190cm…瀧澤中…え！もしかして○○くんの後輩？

道行：はい！そうです！

美緒：って事は乃木坂を受けるの？

道行：はい！あ、こいつも受けます！

美緒：お名前は？

陽：田村陽です、同じく瀧澤中です

美緒：イケメンだね！なんかあっきーに似てる！

陽：秋宗さんに似てるだなんて光栄です…

美緒：雰囲気もそっくり！！

陽：あの、○○さん達は？

美緒：今日は休みだよ？

道行：ガーン…会いたかった…

美緒：ま、そのうちまた会えるよ！練習へGO！

若月：どんな感じだ？

美緒：あ、先生！道行くんと陽くんはうちを受けるそうですよ！

若月：ほぉ〜…なら私も練習を見ようかな

聖来：あ、集合！！！若月先生に挨拶！

中学生：こんにちは！！！

若月：おぉ…元気いいなぁ……初めまして若月佑美です、乃木坂高校男子バスケットボール部顧問をしています、みんなの練習を見るからみんな怪我なくハッスルして頑張ろう！

中学生：はい！

聖来：練習するよ！！！

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○○：すげぇ面白かった！

紗耶：すごい内容だったよね、陰キャが読む本がドラえもんでしかもヤンキーとかどんな話よ笑笑

○○：でも見ていくうちに笑いあり涙あったね…

紗耶：うん…主人公の子が死にそうになった時に周りの友達たちが大声で叫んだり戻ってきて欲しい思いをぶつけて奇跡が起きるところなんてもう……

○○：なんか喧嘩のシーンとか見ると全然ヤンキー映画って思うけど

紗耶：青春恋愛映画だもんね、私小説の時から読んで好きだったからとても嬉しかった〜、結構忠実に再現されてて良かったなぁ…

○○：しかも次回作決定だってよ？

紗耶：やばいよ！また見に行こう？

○○：なんかあっきーと重なるところがあるキャラが居てさ…なんか考え深いなぁって

紗耶：あ、主人公の相棒でしょ？なんかわかる笑笑

おい！そこお前！いい彼女連れてんじゃねーかよ

○○：誰だ？

紗耶：○○いいよ、無視無視……

無視してんじゃねーぞのっぽ！

○○：てめぇ今なんて言った！あ！武満さん！

武満：よっ！久しぶりだなぁ〜

○○：なんだ……マジで焦った…

武満：お前部活は？

○○：あー、オープンスクールなんでオフです

武満：あー！なるほどな！ってお前の隣の女の子俺の事睨んでるんですが…

○○：紗耶？こちら武満さん、卓也さんの2個上のキャプテンだよ？

紗耶：あ、初めまして！金川紗耶です！

○○：僕の彼女です！

武満：………うん、めちゃくちゃ美人だな

紗耶：え？

○○：そうなんすよ！！美人なだけでなく可愛いんですよ！

紗耶：恥ずかしいよ…

武満：さっきはのっぽとか言ってすまなかったな…俺も言われたらブチギレるところだったよあはは笑笑

紗耶：………

○○：それで何か用ですか？

武満：あ、そうそう！予選終わったら練習試合することになったからよろしくな？

○○：まじっすか！！よろしくお願いします！！

武満：うん、インカレ終わったから新チームでの練習試合になるけどよろしく頼むよ

○○：おす！

武満：デート中にごめんね？彼女ちゃんもごめんね？

紗耶：あ、いえ！大丈夫です！

武満：いい子だなぁ…日奈子みたい笑笑

んじゃまたね〜

○○：練習試合……ワクワク！

紗耶：これは日奈子さんに聞かないと…武満さんのことも…

乃木高

道行：陽！！

ｽｯ…

ｶﾞｼｯ!

ｼｭｯ…

ｽﾊﾟｯ…

道行：よしっ！ナイスパス！

陽：ナイスシュート

若月：ふふっ…あいつらを見ているようだ…笑笑

美緒：名簿完成しました！

若月：ありがとう！それじゃあ終わろうか、集合！

中学生：はい！

若月：今日はここまで！うんうん、みんないい汗かいてるね！終わる前にみんなに話したい事がある、
うちの学校は今年のウィンターカップを優勝する！
だからここにいるみんなにはうちのバスケを見て欲しい、どんな相手にどんなバスケをしているのか…
乃木坂高校のバスケをみんなに見てほしい！

中学生：………

若月：みんなのプレーを見て私は早くバスケをしたいと思った、みんなのプレーで！プレーを見て！多くの人に感動と勇気を与えられるバスケ選手になって欲しい！！

みんなにはそこを見て欲しいかな……

来年の4月にこの体育館で誰がバスケをしているかは分からない…けど！今日来てくれた20人のみんなには是非ともうちに入学して欲しい！
うちの選手はバスケバカしかいない！大好きな！愛してるバスケで高みを目指したいなら是非！乃木坂高校へ来てくれ

話は長くなってしまったが、みんなの受験を心から応援している……夢を向かって頑張れるのは君たちだけだ！努力を続け、努力を重ね、己の強さを知ることで最強な男になれる、みんな今日は来てくれてありがとう！解散！

中学生：ありがとうございました！！

美緒：先生かっこいい……

聖来：好きになってもうた……

若月：道行くん！陽くん！

道行：はい！

陽：はい！

若月：名古屋から来てくれてありがとう、君たちはうちを受けたいそうだね

道行：はい！

陽：はい！

若月：君達の先輩たちは君たちより遥か上にいるがついてこれるかい？

道行：もちろんです！越します！

陽：目標は高い方がいいし

若月：あはは笑笑そうかそうか笑笑

改めて今日はありがとうね

道行：ありがとうございました！

陽：ありがとうございました！

若月：私から門松先生には連絡しておくから気をつけて帰りなさい

道行：結局のところ推薦ってどうなんだろ

陽：わかんね、けど若月先生ってすごい人なんだな

道行：なんで？

陽：なんかよ…あの先生が来た瞬間に体育館の空気が変わったよな

道行：うん…でもおれあの先生にバスケを教わりてぇ…

陽：ならバスケ頑張るぞ！

道行：おー！！

美緒：あの子達は推薦組ですか？

若月：あぁ…今のところの推薦者はマネージャー2人に選手が5人かな…まだ増えるかもしれないけど

美緒：マネージャーも2人…

若月：さてと…またマネージャーの仕分けをしないとなぁ…

美緒：頑張らなくちゃ！

創学館

鍋倉：急に話したいなんて何かあったのか？

秋宗：以前卓也さんに言われたことで少し相談をしたいなと…

鍋倉：一体どんな話？

秋宗：それは…

ｺﾝｺﾝ🚪

真夏：あっきー！実家から荷物来てるよ！

秋宗：はーい！

鍋倉：この話はまただね

秋宗：はい…すみません…

鍋倉：もしかしてだけどその話ってポジションと試合に関してじゃない？

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紗耶：来週だね…ウィンターカップ予選…

○○：何？不安なの？

紗耶：不安と言うか…都大会みたいにならないよね？

○○：あー、疲労骨折？あれは驚いたね笑笑2箇所もやってるのに試合ほぼフルで出てるんだよ？やばすぎるよ笑笑

紗耶：………

○○：そんな眉間にシワを寄せないで……あの時のことは謝ったじゃん…

紗耶：バスケになるとホント無茶するあなたをこれからも支えるためにも私が居ます！

○○：ありがとう〜

何その屈託のない笑顔…可愛いなぁ…好き…

紗耶：好き…

○○：……え？好き？

紗耶：嫌い

○○：……

紗耶：あー！もう…好きだよ…

○○：えへへ///俺も好きだよ〜

紗耶：ほんと恥ずかしい///

○○：それで予選なんだけど

紗耶：あ、うん

○○：誰がユニフォーム着ると思う？

紗耶：全体を通して？

○○：うん、あいつらはうちのユニホーム選抜方法知らないでしょ？

紗耶：多分

○○：ってなれば…ん〜……

紗耶：○○は卓也さんに勝たないとね

○○：当たり前よ！！都大会の時はまぐれシュートが決まったからエースってなったけど、実力で勝負して俺が勝つ！！

紗耶：応援してるね！！

○○：おう！

ｸﾞｩ……

紗耶：……

○○：……

紗耶：ﾌﾟｯ…あはは笑笑 いいよいいよ、気にしないで食べな？

○○：これはすみませんどうも///すみません！いちごスペシャルパフェをお願いします！