気づいた時には後悔を…[2]IH編7話
ピッ!
部員:はい!
咲月:れんたん!ドリンク回収しよ!
蓮加:はーい!
聖来:2人ともちゃんと水分補修してな!
咲月:はーい!
蓮加:はーい!
○○:キィェゥェァァァァァァァァァア!!!!
秋宗:負けねぇから!!!
牧園:うぉおおおおー!!!
鍋倉:俺が勝つ!!!
森重:待ちやがれ!!!
桜田:うぉらぁぁぁぁぁあ!!
増田:うぉおおおおー!!!
若月:相変わらずうるさい奴らだ
紗耶:けどこれが今のチームですからね
若月:ま、そうだな
○○:おっしゃぁぁぁあ!俺いちばーん!
鍋倉:馬鹿野郎!おれだよ!
秋宗:何言ってんすか!俺だから!
紗耶:始まった
若月:そもそもこのランメニューに1番とかないから
あやめ:はいみんなドリンクだよ!
○○:ゴクッゴクッ…はぁ〜…うまっ!
鍋倉:先生!ランメニュー終わりました!
若月:お前ら見てると暑苦しいな
2年:ありがとうございます!
若月:うるさいぞ問題児集団!
○○:そこまで言う?
秋宗:テンション下がったわ…
牧園:うん…泣きそう
森重:おれ先生尊敬してて好きだったけどもう…
増田:もういっか…
桜田:海行く?
紗耶:あんたら何バカ事言ってんの!!!
2年:すみませんでした!
あやめ:やんちゃんこわっ…
若月:それじゃあシューティングしようか
部員:はい!
紗耶:よーい!
ビー!!!
奈々未:紗耶ちゃーん!ちょっと来てー!
紗耶:はーい!
若月:あやめどうした?
あやめ:昨日の夜の件を気に変なことがなければなって…
若月:奈々未も今回はかなり傷ついたみたいだからな〜笑
あやめ:けど奈々未さんからも学ぶことは沢山ありますし私としては充実した日々を送ってますし、何より先生みたいにもっとバスケの知識深めたいので
若月:嬉しいこと言ってくれるんだな
あやめ:本当のことですもん笑
若月:今の時間が11:12か…13時から会場確認しに体育館行くから半になったら終わってストレッチ着替えまでを12時までを終わらせてくれる?
あやめ:はい、わかりました
若月:私はお昼の調達に行ってくるから
あやめ:はーい!
奈々未:よし!これでOKだね
紗耶:まだ○○と喧嘩中ですか?
奈々未:喧嘩はしてないんだけどね…やっぱり改めて考えると私が悪いからね…
紗耶:ちゃんと仲直りした方がいいですよ?インターハイ終わったら2ヶ月会えなくなるんですからね?
奈々未:紗耶ちゃんは寂しくないの?
紗耶:寂しいに決まってますよ、けど○○の夢の第1歩って考えたら私は嬉しいです
奈々未:大人ね
紗耶:全然です…私の都合や気分で○○にきつく当たってしまいますし、○○には迷惑かけてますから
奈々未:けど今でも別れず付き合ってるじゃない
紗耶:○○と別れたら私どうなるんだろ…って考えてる暇があるなら○○の隣をずっと歩いて行けるために何をしたらいいかを考える方が幸せなんです…
奈々未:素敵ね…
紗耶:なんか恥ずかしいですけど///
奈々未それじゃあ○○君を手放す気はなさそうね
紗耶:当たり前です!…というか奈々未さんは学生の頃とかに居なかったんですか?彼氏とか
奈々未:居たわよ?それも凄いバスケが上手くてとてもイケメンでかっこいい彼氏が
紗耶:そうなんですね〜…けど別れたんですか?
奈々未:そう、私に何も言わず1人勝手に私の前から消えたわ…
紗耶:え、なんですかその人酷い…
奈々未:だから私は新しい恋に進めないのかもね…
紗耶:今でもその人のことは好きなんですか?
奈々未:どうなんだろう…もう10年以上も前の話だからね、時々○○君を見てるとなんか面影がね…
紗耶:だから○○のことを好きなんですか?
奈々未:彼にはいい所があった、けど○○くんには○○くんの素晴らしいものがある…だから勝手に当てはめてなんてことは無いんだけどね…なんか暗い話しちゃってごめんね笑笑
紗耶:あ、いえ!なんか奈々未さんのことを少しでも知れたので嬉しいです!
奈々未:ほんと可愛いわね…○○くんの彼女が紗耶ちゃんでよかった
紗耶:ありがとうございます!
あやめ:やんちゃーん!若月先生が11時半までに終わらせて12時までに着替えと準備完了させてだってさ!
奈々未:あれ?若は?
あやめ:お昼ご飯の調達に行かれましたよ?
紗耶:それならもう終わろうか
あやめ:うん!みんなモップかけるよ!
マネ:はーい!
紗耶:終わり!12時までに着替えと準備を完了してバスに乗るように!
部員:はい!
鍋倉:あれ?先生は?
紗耶:お昼ご飯の調達に行かれました
鍋倉:わかった、ありがとうね!おいお前ら早急に準備開始!
部員:はい!
────────────────────
若月:ここがキロ弁…
ウィーン🚪
店員:いらっしゃいませ〜
若月:予約をしていた若月ですが
店員:はい!キロ弁12個ですね!
若月:す、すごいですね…
店員:当店の自慢ですから!
若月:それじゃあお会計を…ん?ここはおかず単品でも売ってるんですね
店員:はい、売ってますよ〜
若月:…………美味しそう
店員:試食します?
若月:いいんですか?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
店員:ありがとうございました〜!!
若月:買っちった♪…しかし美味しそう…
11時55分
若月:まずい!急がなきゃ!
沖縄アリーナ
憲伸:あれ?あ!やっぱり龍雅だー!!
龍雅:ん?なんだ憲伸か…
憲伸:え、冷たい…
晋:龍雅さんお久しぶりです
龍雅:晋元気そうね
晋:はい!
翔平:あ、憲伸さんと晋だ!
翔陽:お久しぶりです憲伸さん!
憲伸:双子ー!元気か!
翔陽:はい!
翔平:憲伸さんもお元気そうで!
憲伸:龍雅機嫌悪いのか?
翔陽:○○さん探してるみたいですよ?
晋:○○さん?
憲伸:なるほど…そういう事か
平良:北向元気か?
北向:まぁな、お前は…焼けた?
平良:憲伸にサーフィン教えて貰ったら楽しくてさ!
龍雅:ところであの子何者よ
憲伸:バルクか?おいバルク!
バルク:ナンデスカ?
憲伸:バルク紹介するよ、こいつは幼馴染の石ノ森龍雅!
龍雅:初めまして、石ノ森龍雅です
憲伸:んでこっちはバルクだ!
バルク:Hello, my name is Bulk ・John ・Loganデス!
龍雅:バルク・ジョン・ローガン…ナイスガイ!
バルク:アリガトウ!!
龍雅:準決が楽しみね
憲伸:そうだな…
龍雅:真琴は○○とあっきーよね?
憲伸:うん、ぶっちゃけどうなるかな
龍雅:私は乃木坂だと思うわよ?
憲伸:真琴ひとりじゃあの二人はキツイかな…
龍雅:だって鍋倉さん居るんだよ?
憲伸:乃木坂はガードが豊富だからな…
龍雅:けどあんたはお目当てがいるんでしょ?
憲伸:いるよ?ライバルであり負けたくないやつがね
龍雅:あんたよりあの子の方がクラッチシュート入るわよ?
憲伸:まぁ見てろって笑つーか俺たちがお前らに勝たないと乃木坂とは出来ないけどな
龍雅:あんただって乃木坂が来るって決めつけてるじゃん笑笑
憲伸:んじゃそろそろ俺たちは行くよ
龍雅:私たちはもう少しいるからまたね!
晋:お互い頑張ろうぜ
翔陽:おう!
翔平:またな!
平良:流石は龍山寺だな…
憲伸:やべぇっすよ…鳥肌が半端ねぇ…
晋:気になったんすけど1人身に覚えのあるやつがいるんすよ…
憲伸:ん?だれ?晋の代?
晋:はい、全中で山王中に俺たち負けたんですけど、その時は鍋倉って一個下にやられたんですよ
憲伸:鍋さんの弟か!おん!それで?
晋:あともう1人ヤベェやつがいたんすよ…
憲伸:鍋さん弟よりも凄いのか?
晋:ぶっちゃけやべぇっすよ
平良:何がすごいの?
晋:得点能力です…
平良:得点能力ねぇ〜…けど鍋倉弟の方がすごいんじゃねーの?
憲伸:準決までが凄かったんすよ
憲伸:そいつの名前って覚えてる?
晋:すみません、忘れて…けど宿に戻ればプログラムあるんでその時探します!
憲伸:その情報をスカウト組に伝えないとな…
晋:なんて名前だったかなぁ〜…
龍山寺
龍雅:あ、やってきた!遅いよ恭平!
恭平:すみません…うんこが止まらなくて
龍雅:何食べたのよあんた
恭平:いや、ここで試合するって考えたら緊張して…
龍雅:もぅ〜しっかりしてよ〜
翔平:恭!
恭平:なに?
翔平:ほら荷物
恭平:ありがとう〜
翔陽:明日試合だっけ?
龍雅:明後日だよ!って言ったでしょ!
翔陽:す、すみません💦
璃果:あれ?あれって乃木坂南じゃない?
龍雅:あらほんとね、友達に挨拶してくるね〜
璃果:はーい!
翔平:龍雅さんの友達?
翔陽:誰だろうね
恭平:お腹空いた
郷:お前食べ過ぎでトイレに行ったの忘れたのか!
恭平:ぎゃぁぁあ!すみません!!
乃木坂南
美月:明日Cコートでの試合だからね〜
遥香:明日ここで試合するんだ…
さくら:思ってるより大きいね
アルノ:これ空調きいてます?
レイ:暑い〜…脱ぎたーい!
真羽:え!
遥香:真羽キモイ
さくら:うん
アルノ:流石にキモイです
蘭賀:普通にキモイ
吾郎:おえっ…
龍雅:おぇっ…
真羽:おい!って龍雅じゃん
龍雅:真羽やっほぉ〜!
真羽:あれ?どうしたの?
龍雅:さっきマネが乃木坂南いるよ?って教えてくれたから挨拶にね
真羽:それはありがとうね
龍雅:あれ?あなた蘭賀くんよね?
蘭賀:うん!初めまして、キャプテンの蘭賀です
龍雅:そう…あなたが蘭賀くんか…
蘭賀:え?
龍雅:2年生キャプテンよね?
蘭賀:う、うん…
龍雅:きゃー!私も2年キャプテンなのよ!仲間がいて嬉しい!!!
ギュッ!
蘭賀:お、おぅ!
美月:げっ…オネエイケメンだ…
龍雅:ん?あら、去年より可愛くなったわね?
美月:余計なお世話よ!
龍雅:恋をしてますます女磨きに時間かけてるって感じね
美月:わかる?
龍雅:わかるわよ!……あらまだバスケやってたの?
明:なんだお前か…
龍雅:あーやだやだ!あんたの顔見るとほんと捻り潰したくなるのよね〜
蘭賀:ダメだよ?
龍雅:ま、別に興味無いしね笑笑
さくら:龍雅くん久しぶり!
龍雅:あー!さくら!!
ギュッ!
龍雅:年始ぶりね!
さくら:うん!
龍雅:あれ?そういえば乃木坂は見てない?
さくら:うん、見てないよ?
龍雅:そう…ざんねん…けどさくらの顔も見れたから嬉しいわ♡
真羽:そっか龍山寺はシードか
龍雅:そう!だから明日試合見ようかな!
蘭賀:応援してくれると嬉しいなぁ〜
龍雅:………
蘭賀:な、なに?
龍雅:やっぱり聞いてた通りの人ね、なんだか心が和む気がする
蘭賀:あ、ありがとう…
龍雅:それじゃあ応援するわね!
蘭賀:ありがとう!
真羽:ありがとうね
龍雅:それじゃあさくらもまたね♡
さくら:うん!またね〜!
龍雅:……あ、ねぇ真羽くん!
真羽:なに?
龍雅:本当に龍山寺に来ないの?
真羽:うん!俺は龍山寺には行かないよ
龍雅:後悔はない?悔いはない?
真羽:わからない!わからないけど今のチームで全国で勝つよ!そして○○と秋宗を倒す!そのためにはこのチームでバスケを僕はするよ!
龍雅:そう♪私は君に目を掛けてるんだからつまらないバスケなんてしたら襲うわよ♡
真羽:ゾクゾクッ…
龍雅:ふふっ…またね!お互い頑張りましょ!
蘭賀:襲うわよ♡だってさ
真羽:あいつ冗談でも全部本気に聞こえるんよな
蘭賀:あはは笑
真羽:負けてらんねーな!
蘭賀:だね!
翼:龍山寺のキャプテンと仲がいい…すげぇ
孝之:一生ついて行こうぜ
────────────────────
○○:でけぇな
秋宗:暑いな
若月:みんな着いてこいよ〜
部員:はーい!
奈々未:これは明日から大変ね…
○○:奈々未
奈々未:ん?なに?
○○:夜いつも以上に時間かけてケアして?
奈々未:別にいいけど?いつもより?
○○:うん…昨日やっぱりケア受けておけばよかったなって笑笑
なんか昨日は寝付けなくてさ…だからお願いしてもいい?
奈々未:ふふっ…いいよ?それじゃあゆっくりじっくりね?
○○:ありがとう奈々未〜
秋宗:おい○○置いてくぞ!
○○:あー!まってよあっきー!
紗耶:良かったですね
奈々未:そうね…
紗耶:私も同席しますから
奈々未:ちぇっ…
紗耶:なんですかその反応!○○は渡しませんよ!
牧園:そんなにプログラムを見ながら歩いてたらぶつかって怪我するぞ?
○○:俺視野広いから平気、それに俺チビじゃないから
牧園:ムカつくー!!!!
鍋倉:いいから歩け
牧園:シュン…
○○:琉球に留学生いんぞ?
鍋倉:あー見た見たバルク何とかだろ?
秋宗:200cm…
○○:へー
牧園:2mかぁ…○○くらい?
○○:俺は201cmですー!
牧園:たった1センチじゃん
秋宗:あれ?紗耶って何cm?
紗耶:165だよ?
牧園:36cm…
○○:なんだよ、何が言いたいんだよ
紗耶:殺すぞ牧園明
鍋倉:ぞのっち謝れよ
牧園:ごめんなさい…
若月:ま、ざっとこんなもんだな!今何時?
紗耶:13:58です
若月:なら一旦ホテルに戻ってから自由行動するか
紗耶:いいんですか?
若月:いいよ?けどみんな熱中症気をつけろよ?
部員:はい!
○○:なんか眠くなってきた
秋宗:寝る?
○○:ん〜…どうしようかな〜…ん?
紗耶:あ…あやめんどうする?お出かけする?
あやめ:ぞのっちとお出かけしてこようかな
紗耶:あ、うん!わかった!
秋宗:寝るのか?俺だったら友達より今は彼女を優先にしてもバチは当たらないって思って出かけてくるけど?
○○:そうだね、ねぇ紗耶?
紗耶:ん?な、なに?
○○:去年沖縄に来た時食べたかったけど休みで食べれなかったアイス屋さん覚えてる?
紗耶:あー!うん!覚えてるよ?
○○:良かったら一緒にアイス食べに行かない?
紗耶:うん!食べたい!
○○:それじゃあホテル戻ったら準備していこっか
紗耶:うん!
蓮加:やっぱり紗耶さんには勝てないよね…
陽:あれ?2人は出かけないの?
咲月:暑いし迷ってる
蓮加:迷ってる
陽:ならみんなででかけなない?
────────────────────
紗耶:美味しいね!
○○:うん!
紗耶:なんか考え事してるでしょ?
○○:え?あぁ…ごめん
紗耶:何考えてたの?
○○:急に去年の夏思い出した
紗耶:決勝戦?
○○:あのシーンね
紗耶:あぁ…
○○:ふふっ…そっか
紗耶:ん?何が?
○○:なんでもないよ?
紗耶:何よ〜教えてよ〜
○○:紗耶が可愛くて可愛くてしょうがないなって思って
紗耶:嘘だね〜
○○:嘘じゃないよ?
紗耶:そんなに可愛いとかすきすき!とかいうって…なんか後ろめたいことあるんじゃない?
○○:そこは素直に私も好きだよ♡でいいじゃん
紗耶:私も好きだよ♡
○○:ないわ
紗耶:○○この野郎!!!
○○:あはは笑笑
紗耶:何笑っとんじゃい!キスさせろい!
○○:ここ国際通りだぞ?やめれやめれ笑
紗耶:あ、そういえば沖縄そばやってるかな?
○○:時間的にやってるのかな?
紗耶:なんかあの味がまた食べたいなって
○○:それわかる、今食べれるところ探してみるね
紗耶:うん!
────────────────────
桜田:やっぱりあっきーいてくれてマジで助かるわ!
増田:そうそう!俺たち初めてだし!
森重:うんうん!
秋宗:ゆっても俺だって二回目だからね?
森重:2回目だろ?!このタコスうまっ!
桜田:はぁ…沖縄飯が美味いな…
増田:どうしよう…ステーキ食べたい
聖来:あんたら1キロ弁当食べたやろ!
美緒:夕飯だってあるんだよ?
秋宗:なら我慢だな
増田:ならアイス食べたい!
聖来:うちも!
美緒:はいはいはーい!
秋宗:甘いものは別腹ってやつ?
聖来:ピンポーン!
美緒:せいかーい!
聖来:それに明日からスカウトせんといかんから甘いものぐらいええやろ?
秋宗:なら奢るよ
美緒:そんなの悪いよ…
聖来:やったぁー!あんがとあっきー!
森重:なんであっきーに彼女できねーんだ
増田:○○がいるから
桜田:そうそう、あっきーには○○がいるから
秋宗:ホテルに戻ったら3人はシバくからよろしくね
乃木坂南
真羽:いよいよ明日試合かぁ…なんか緊張するなぁ
蘭賀:ま、そんなもんよ
真羽:蘭賀は緊張してないの?
蘭賀:聞くまでもないってわかってるだろ?めちゃくちゃ緊張してるよ
吾郎:それは俺もだよ
真羽:けど俺たちが頑張れば国体、冬って繋がるし絶対諦めちゃいけないよな!
吾郎:1年が俺たちを憧れてるって言ってくれてるんだ、だったらやったるしかねーだろ
蘭賀:去年の夏より強くなってるのかな…
真羽:女々し過ぎんだろ!
バシッ!
蘭賀:いたっ!なんだよ!
真羽:そんな女々しいと賀喜遥香に振り向いてすら貰えないぞ!
吾郎:なんでフルネームなの?
蘭賀:なんで遥香が出てくるんだよ
真羽:好きなんだろ?
吾郎:マジでか?
蘭賀:別に好きじゃねーよ
真羽:ならなによ
蘭賀:普通に可愛いなってだけ
真羽:きゃー!!蘭賀に春ってか?!あ、今は夏か!
吾郎:お前いっぺん死ね
蘭賀:ここ何階?
吾郎:7階
蘭賀:真羽なら落ちても死なないよね?
吾郎:いいんじゃない?先生たちも許してくれるよ
真羽:謝るからそんな事言わないで…
翼:真羽さん!
真羽:ん?どうした?
翼:真羽さんは龍山寺のキャプテンの人とお友達なんですか?
真羽:友達っていうか…知り合い?的な?
孝之:でもすげぇっす!
翼:そういえば真羽さん、龍山寺がどうたらこうたらって話はなんなんですか?
真羽:あ〜…去年のインターハイで龍山寺と戦ってさ
翼:はい!しってます!
孝之:見たもんね!
真羽:試合が終わった時龍雅と拓郎さんに龍山寺に来ない?って誘われてさ…
翼:拓郎…ってあの小岩拓郎さんですか!
孝之:それでそれで!
真羽:うん…結果的には断った、けど本当は転校しようか迷ったよ
翼:え…蘭賀さんはその話知ってたんですか?
蘭賀:うん、知ってたよ?
真羽:蘭賀も乃木坂に行こうとしてたよな
孝之:え!何でですか!
蘭賀:俺が変われたのは国体のときなんだ…ま、いろいろあったけど俺たちふたりは乃木南を選んだ
真羽:うんうん
翼:強豪校からスカウトされる先輩たちかっけぇ
孝之:やっぱり憧れるわ…
吾郎:お前ら甘やかすな
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
遥香:はぁ…暑い
レイ:かっきーは今好きな人いないの?
遥香:え?好きな人?
レイ:うんうん!
遥香:ん〜…どうなんだろう
さくら:なんか蘭賀といい感じな時あるけどどうなの?
遥香:蘭賀?!
レイ:蘭賀ってジェントルマンだしいいと思うけどなぁ〜…
遥香:今は恋とかいいかな…
レイ:そっか
アルノ:先輩たち好きな人いるんですか?
レイ:さくちゃんは○○くんでしょ?
さくら:もう紗耶ちゃんには勝てないよ笑
遥香:まぁそれはわかる…
アルノ:レイさんは誰かいないんですか?
レイ:私はあっきーだね!
遥香:相変わらずブレないね
レイ:えへへ///
日村:ふぅ…これぐらいでいいかな
諸星:ですね、明日の気温もありますがみんなには頑張ってもらいましょう
日村:ですね…それでは私達も出かけてきますか
諸星:いいお店知ってるんで行きましょうか
────────────────────
○○:はぁ…いい夕陽だね
紗耶:なんかロマンチック…
○○:なんかプログラムを見る限りだと今大会も楽しめそうだよね
紗耶:すごい余裕だね
○○:余裕なんてものは無いよ…けど去年よりもいい試合をしたいし勝ちたいだけ
紗耶:そうだね…
○○:何か考えてる?
紗耶:うん…考えてる
○○:なになに?
紗耶:私って重いじゃん?
○○:そうかな?見た感じ軽く見えるけど…
紗耶:体重じゃないわバカタレ
○○:グサグサ!
紗耶:初めて好きになってその人と付き合ってさ?普通に考えたら…ちょっと重いのかな?って
○○:あ〜なるほどね
紗耶:ど、どう思う?
○○:ん〜…それが紗耶だし、紗耶のいい所かなって思うけどね
紗耶:そう?
○○:コート内は1番厳しく、コート外はデレデレの甘えん坊…ギャップがあって可愛いじゃん
紗耶:な、なんか照れるなぁ〜///
○○:けどたまにある暴力は嫌だけど
紗耶:反省してます…
○○:ま、僕が悪いんだけどね
紗耶:やっぱりするわ
○○:うわひどっ!
紗耶:去年の遠征で憲伸くんに沖縄に来ない?って誘われた時本音はどうだったの?
○○:覚えてたんだ
紗耶:しかもここじゃん、覚えてるよ
○○:俺って多分沖縄合わないよ
紗耶:そういう問題?
○○:俺が沖縄に行ったら紗耶どうしてた?
紗耶:………
○○:やっぱり俺は乃木坂だよ
紗耶:うん…
○○:なに?考えたら寂しくなった?
紗耶:うん…
○○:そっか…
紗耶:離れてても好きってことを伝えていいよね?
○○:大好きだったら大歓迎笑笑
紗耶:ばか…でも大好き…
○○:えへへ///
紗耶:えへへ///
○○:そろそろ時間だから帰ろうか
紗耶:うん!あ、手を繋ごう!
○○:汗かいてるからヤダ!
紗耶:○○の汗ならご褒美だから!
○○:……
紗耶:な、なに?
○○:紗耶って変態なんだな
紗耶:なんか言ったか?
○○:愛しの彼女紗耶バンザイ!
紗耶:ふふっ笑
○○:後で手汗ヤバイとかいうなよ?
紗耶:いいから早く〜
ギュッ
○○:なんでそんなにサラサラなの!
紗耶:汗かいてるね
○○:他から言ったでしょ!
紗耶:けど嬉しい
○○:手遅れか…
ホテル
若月:2人とも戻ってきたな
○○:はい
紗耶:はい
奈々未:紗耶ちゃん?それは私に対して宣戦布告ってことでいいのかしら?
紗耶:え?
秋宗:こんなクソ暑い中手を繋いでるのお前らだけじゃね?
紗耶:あ///
若月:照れてる紗耶可愛いな〜
紗耶:やめてください///
牧園:○○飯だぞ!
○○:はーい!ごはんごはん〜
鍋倉:よし!みんな揃ったところで姿勢を正して!
部員:はい!
鍋倉:いただきます!
部員:いただきます!
○○:島らっきょううまっ!
若月:紗耶は○○と何してたんだ?
紗耶:食べ歩きです
若月:……そ、そうか
奈々未:何食べたの?
紗耶:アイスとサーターアンダギー2個、ちんすこう4個、あとは…ソーキそばと…
若月:お、おいおいおいおい!
紗耶:おいが多いですね
若月:○○が一人で食べたのか?
紗耶:私も食べましたよ?
奈々未:お昼にキロ弁食べたのに?
紗耶:○○〜
○○:ん?なんだ?ŧ‹”ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”
紗耶:ソーキそば美味しかったよね!
○○:うん!お店の時間ギリギリだったけど食べれてよかったよね!
紗耶:○○美味しい美味しいって言って3杯食べたよね笑笑
若月:はぁ?
奈々未:はぁ?
○○:え…ŧ‹”ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”なに?
若月:トップアスリートは食事管理もトップなんだぞ?
○○:先生…忘れましたか?新屋敷家の家訓を!
奈々未:なにそれ?
○○:食べれるものが強者になる!だから食べてます!
若月:いやでも限度があるだろ?
○○:なら父さんに電話します?
若月:いやそこまでしなくてもいいよ…
○○📱:あ、もしもし父さん?
秋宗:もうかけてるし
○○📱:うん!うん!わかってるよ!先生に変わるね!
若月:え?!
○○:はい先生
若月📱:もしもし?お電話変わりました若月です
健太郎📱:あ、若月先生ですか?ご無沙汰してます健太郎です
若月📱:はい!ご無沙汰しております!はいはい!
紗耶:そういえば健太郎さんって監督継続になったよね
○○:うん!今年こそは優勝する!って言ってた!
紗耶:岩さんも頑張ってるよね!
○○:スタメン候補らしいよ?
紗耶:すご!
○○:はぁ…早く試合してぇ…
若月:○○スマホ返すよ
○○:はーい!
奈々未:健太郎さんなんだって?
若月:食べ過ぎだろ!ぐらいがちょうどいいのでほっておいてください!だってさ
奈々未:健太郎さんも親バカだったの忘れてた…
○○:はぁ…美味かった…
紗耶:もう食べないの?
○○:うん、おなかいっぱいだよ!
若月:とは言いつつも食べたな…
○○:えへへ///
奈々未:何照れてるの笑
秋宗:褒めてねーよ
○○:なーんだ
若月:そろそろ締めようか
鍋倉:はーい!みんな姿勢を正して!
部員:はい!
鍋倉:ご馳走様でした!
部員:ご馳走様でした!
○○:はぁ…食った食った…
鍋倉:あ、先生?
若月:ん?なに?
鍋倉:明日の予定は?
若月:明日は明後日の対戦相手を見るために会場に行くよ?
鍋倉:わかりました…練習はいつしますか?
若月:午後からやろうかなって思ってるよ?詳しいことは紗耶に伝えておくから
鍋倉:わかりました、失礼します
若月:鍋倉!
鍋倉:はい?
若月:なんか言いたそう顔してるぞ?
鍋倉:今更ですがなんであいつを推薦しなかったんですか?
若月:あいつ?
鍋倉:恭平ですよ
若月:私が愛ある告白を幾度としたけどやつは龍山寺を選んだ、それだけよ
鍋倉:先生のアプローチでもダメでしたか…
若月:しょうがないだろ?あいつのアニキがブラコンで絶対に龍山寺に入れようとしてくるんだもん
鍋倉:あはは笑笑ならしょうがないですよね笑
若月:他に言いたいことはあるか?
鍋倉:特にありませんけど?
若月:そうか
鍋倉:あ!俺たちみんな先生のこと胴上げしたいんでセクハラだのパワハラだのはやめてくださいよ?
若月:セクハラは私のセリフなんだが
鍋倉:それでは失礼します
若月:はいよ
奈々未:好かれてるわね若
若月:史緒里のだる絡みだけは避けたい…
奈々未:なるほど〜、んじゃケア始めるね
若月:うん!よろしくね!
紗耶:先生?
若月:ん?紗耶どうかしたか?
紗耶:さっき鍋さんが話してた恭平って人は誰ですか?
若月:去年全中一緒に見に行ったろ?
紗耶:はい
若月:正直こんな話は良くないが道行達よりも欲しい選手がいてね
紗耶:え?そんな選手の話は聞いていませんでしたが?
若月:うん、言ってないもん
紗耶:は?
若月:あ、怒らないで…
紗耶:それで?その恭平って子は誰ですか?
若月:簡単に行った方がいい?それとも普通?
紗耶:普通で
若月:鍋倉の2個下で、山王中出身で高校は龍山寺高校
紗耶:山王から龍山寺…それだけで強そうですね
若月:まぁね、そしてその子にはお兄ちゃんが居るんよ
紗耶:さっき言ってましたね、ブラコンの兄がいると…誰です?
若月:紗耶も会ったことのある人の弟だよ?
紗耶:え?だれだ?
────────────────────
秋宗:そう言えば恭平龍山寺に入ったっけな
○○:さっきプログラム見て驚いた、やっぱり乃木坂には来ないよな〜まぁわかってたけどさ
秋宗:あいつの兄弟は龍山寺って決まってんだろうな
○○:去年の全中で俺戦ってないけどあの練習試合から成長してるかな?
秋宗:めちゃくちゃ成長してるぞ?それにユニの番号見たろ?
○○:見たよ、拓郎さんの番号貰ってるしな
秋宗:龍雅もますます鍛えるだろうな
○○:翔陽と翔平もいるからあいつ大変だな笑笑
秋宗:確かに笑
○○:って事は沖縄まで応援に来るのかな?
秋宗:やっぱりあれだけ去年のウィンターカップで宣戦布告してたから来るだろ
○○:キャプテンが練習サボって弟の応援?それってあり?
秋宗:まぁ…あの人ならやるな
○○:確かに笑
ピロン📱
○○:俺たち2人ともケアだってさ
秋宗:今日は早いね
○○:今日はスタメンだけらしいよ?
秋宗:なるほどね!……なら早く行かなきゃ!
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紗耶:すみません…誰の弟なのかさっぱり……
若月:そっか、ならプログラム見てみな?龍山寺の7番だから
紗耶:見たらわかりますか?
若月:わかるわかる笑 もしその子のことを聞きたいなら瀧澤中の連中か鍋にでも聞いてみろ
紗耶:は、はぁ……
若月:んじゃ私は部屋にいるから
紗耶:は、はい……お疲れ様でした…
だれ?なんでそんなにその子を注目するんだろう…
ペラッ…
ペラッ…
紗耶:あれ?どこだ?これは明野宮か…
ペラッ…
紗耶:これは沖縄か…
ペラッ…
紗耶:なんだ乃木南か…
紗耶:あった龍山寺……は?あの人の弟なの?!