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地雷部-log俺デッキフィーチャー#6 どんなミラクルも起き放題!?モモキングダム退化JO

はじめに

OMOchiです。遅筆ゆえお久しぶりです。Twitterでお絵描きしてたらいつの間にかめちゃくちゃ時間が経ってました。ゆるして

波乱の殿堂発表を乗り越えて先日(2021/12/18)ついに迎えた、権威・闘気・思想を兼ね備えた新世界王であるVolzeos-balamordと、未来王龍モモキングJOとの最終決戦。

様々なデッキタイプが強化/乱立し、正に終末という言葉が相応しい環境となって参りました。

その中でも特に私が注目したのが、〈未来王龍 モモキングJO〉の、名称サポートによる連続進化効果。

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連続フォームチェンジは近年の東映特撮を見て育った人なら1度は通る道 いいよね

この名称サポート効果、デュエル・マスターズにおいては同名カードが4枚以上採用できる、同名カードを場に出す、或いは手札に加える等といった効果が多かったのですが…

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『カテゴリー』として同一名称を含むカードを全てサポートするカテゴリーは、実はこのカードと【起源神】、【遊撃師団】、【死神】、【白騎士】、【HDM(ヘヴィデスメタル)】、そして【ボルシャック】が該当するという事実が明らかになりました。

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(ケングレンオー/ワンケングレンオー/ケンゴウグレンオー/ゴウケンオー/ケンゲキオージャは、カテゴリ内全カードをサポートする訳では無いので除外させていただく)

これまでの長い時間をかけて、限られた錚々たる面子の仲間入りを果たしたモモキング。彼の進化の軌跡を辿りつつ、周囲とも渡り合える実力に仕上げたのが、こちらのデッキです!

1.デッキレシピ、ならびに動かし方 概説

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勘のいい読者の方ならタイトルでお気づきでしょう。

このデッキは既存の【モモキングダム退化】とは一線を画す、モモキングによる単騎決戦を想定したモモキング好きの為の【モモキングダム退化】です。

基本的な動かし方は1ターン目多色埋め➡︎2ターン目《進化設計図》または《エボリューション・エッグ》《モモキングダムX》をはじめとしたモモキング進化獣をサーチ➡︎3ターン目に《モモキングダムX》をプレイしてデッキ内唯一の非進化レクスターズである《未来王龍 モモキングJO》を素材に進化した後、《魔流毒》《バッドドッグ・マニアクス》でそのまま退化。《JO》の連続フォームチェンジでそのまま相手を連続攻撃してゲームを終わらせます。

既存の【モモキングダム退化】とは異なり進化元を構築段階で供給する必要が有りますが、その数を1種類に絞ることで少ない採用枚数で、且つ確実に欲しいレクスターズをデッキから供給出来ます(ただし、後述する『退化ギミック』を内蔵しているものに限る)。

2.カード採用理由

前提としてこのデッキの弱点から説明させていただきますと、

・コンボデッキである都合上、早期に決着を付けられるとどうにも出来ない

・選択可能なカードが多い都合上、G(ガード)・ストライクに打たれ弱い

・特定の動きに特化させた都合上、シールドトリガー等の撹乱要因に対して下手にでやすい

という、このデッキが抱えた3つの『弱さ』が有ります。

しかしこのデッキには、そんな『弱さ』すらも『強さ』に変えてしまうほどの切り札が、このデッキには多数存在します。そう断言できるほどの理由を、デッキ内の各カード採用理由と共に解説していきます。

2-1.『量』の設計図、『質』の卵

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このデッキの中核を担う《モモキングダムX》や、《未来王龍 モモキングJO》から進化する際に必要な《アルカディアス・モモキング》などの進化体を手札に補充する為の呪文を、本リストでは贅沢に2種4枚ずつ採用します。

これは無闇矢鱈に採用するという訳ではなく、枚数を多くすることでこのデッキに必要な動きを担保しやすくすると同時に、似たような役割を果たすカードを同時に採用することで微細な過程は異なるものの最終的に同様のアドバンテージを稼ぐ、つまり『再現性』を高める為の手段として活用しております。

また、これらのカードにはシールド・トリガーが含まれているためゲーム開始前に展開したシールド内に混ざる可能性が高くなり、前述した弱点の一つである『早期決着を付けられるとどうしようもない』状況、つまり【赤単我我我】などのアグロデッキなどに対して攻められる状況に対し、当該デッキの『シールドを1枚でも多くブレイクすることで勝利する』特性を逆手に取ることで、コンボに必要なパーツを予め手札に補充する手段で前述した弱点を補強し、勝利へとアプローチします。

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モモキングダムJOを運用するにあたり似たような役割を持つカードには《怒闘×十王超ファイナルウォーズ!!!》が挙げられますが、これはシールドトリガーを持たないため先程説明したような利点がなく、ギミック上手札に加えておきたい《ボルメテウス・モモキング》《ボルバルモモキング》は手札に加えられず、さらに《モモキングダムX》の効果で進化元とする都合上、デッキ内に在って然るべき《モモキングJO》は手札に加えてしまうためこのカードに頼らなくて良いのは、このデッキならではの利点と言えますね。

2-2.連続フォームチェンジに必要な『退化ギミック』

タイトルにも出た『退化ギミック』、これは簡単に言ってしまえば『自分の進化クリーチャーを、なるべく低コストで一番上のカードだけ離す必要のあるカードと、そうするだけのメリットがあるカードとのコンボ』です。

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記憶に新しい所では【青黒墓地退化】における《龍脈術 落城の計》《堕呪 エアヴォ》が該当するでしょうか。これは《死神術士 デスマーチ》等の墓地進化クリーチャーから上のカードだけを離す事で強力な進化元をそのままフィールドに残す、というものです。

デッキを構築する上ではそのようなカードは種類が限られるのですが、このデッキはそうは行きません。

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流石は王来編パワー。スター進化クリーチャーはその構造上から、何かしらの方法で場から離せばそれだけで進化元が残るので、あまりにもコストパフォーマンスが良いですね。

そして、その『場から離す』為に選択したのが《魔流毒》、ならびに《バッドドッグ・マニアクス》という訳です。

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このカードがこのデッキの小さなアイデンティティ役。破壊したいクリーチャーは《モモキングダムX》以外にほぼ居ないので、確実に『退化』させつつ、以前のターンでマナゾーンに置いたモモキング進化態を回収し、即座に攻撃しつつフォームチェンジ出来ます。

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類似する役割にはこのカードが有り、単純に《モモキングダムX》を破壊するだけでなく『その後…』と分割されたテキストであるため、フィールドががら空きであれば自陣のクリーチャーを破壊することなく相手のクリーチャーを破壊できます(裁定により、変更の恐れあり)。

「果たして本当にがら空きの状態で発動する機会が有るのか?」と思ったそこの貴方へ。

準備段階でモモキングダムXをギリギリまで出さないこのデッキの場合は、かなり高頻度で起きます。信じて

2-3.選ばれたモモキングの採用枚数と、その理由

まずは《未来王龍 モモキングJO》

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唯一デッキ内の非進化レクスターズです。

デッキの中核でありつつ、デッキ内にいて欲しいこのクリーチャーは《進化設計図》で手札に加わらない都合上デッキに居やすいのですが、1枚でも少ないとシールド内に全て有る場合に大人しく降参せねばならなくなってしまい、1枚でも多いと手札で居座る羽目になるため良いとこ取りが出来るギリギリの枚数、3枚のみとします。

次に《禁断英雄 モモキングダムX》

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是が非でも手札に来て欲しい、このデッキのコンボスターターなので4枚。ここまではこのデッキの前提と言えるでしょう。

ここからはそれ以外のモモキング進化クリーチャーの枚数について解説します。

まずは《禁断のモモキングダム》

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このカードは自身に含まれるカードが3枚以下である場合攻撃できない代わりに選択出来ない効果を持ちますが、大抵は《未来王龍モモキングJO》の攻撃時効果で進化させるため選択不可効果のみを利用した上で攻撃後はそのまま墓地に送る、という運用が主になります。

この選択不可効果が《新世界王を構築するキング・セル》等のカードが持つガード・ストライクなどの効果にめっぽう強く、弱点の一つである『選択可能なカードが多い都合上、G(ガード)・ストライクに打たれ弱い』点を克服し、ゲームを有利に運びやすくします。それに選択不可クリーチャーが雑に攻撃してきたら強いので、このリストでは4枚採用。

次に、《アルカディアス・モモキング》

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使用する状況や環境こそ選びますが、光文明以外の呪文を封じた上で相手のクリーチャーへの牽制を行うという、二方向への制圧カードというのは中々面倒極まりないものです。このカード1枚で『特定の動きに特化させた都合上、シールドトリガー等の撹乱要因に対して下手にでやすい』というこのデッキの弱点をしっかりと補強できます。

ですがこのデッキ内唯一の光文明を含むカードであるという都合上、マナゾーンに置くには些か心許ないので、今回はあえなく3枚だけの採用とします。

続いて、《ボルメテウス・モモキング》

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《モモキングJO》の登場により大きく名を挙げた彼の、このデッキにおける使い方はJOによる攻撃事効果により進化、攻撃しつつガード・ストライクやシールド・トリガーを持つ可能性のあるシールドを墓地に落とす為です。云わばこのデッキにおける《熱き侵略 レッドゾーンZ》といった所でしょうか。

しかしそれ以外のトリガー等の要素に打たれ弱いため、今回はあえなく3枚のみ。

そして、《晴舞龍 ズンドコ・モモキング》

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《桜風妖精ステップル》を彷彿とさせる効果を持ったモモキングですが、このデッキでは《モモキングJO》の攻撃後効果で積極的に墓地へと離す為、マナに置いてしまったモモキング進化クリーチャーを回収出来ます。単にプレイするだけでも、コンボに必要なターン数(3ターン)の都合上不足しがちなマナを供給出来ますが、本懐はマナ回収効果。魔流毒で役割を補える上に枠も有限なので、2枚のみとします。

最後に、《無双龍騎 ボルバル・モモキング》

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登場時に25000火力を相手獣一体へ叩き込む代償に、自分のシールド2枚をブレイクするという効果も、このデッキのシールド・トリガーの多さならばかえってメリットに。ブレイクしたシールドから《進化設計図》《エボリューション・エッグ》を発動し、後続のモモキング進化クリーチャーを手札に加えるコンボが爆裂します。ですが代償が大きい上に、前述した2種が4枚ずつ採用されているため自然マナは供給過多。他の文明(主に闇文明)を供給するため、あえなく2枚とします。

因みに余談ですが、ボルバルモモキングで攻撃した後にボルメテウスモモキングをプレイするとめちゃくちゃ美しくゲームが終わるので挑戦したい方は是非。

2-4.デッキの強度を上げるためのサポートカードについて

《ベイビー・バース》

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これは5枚目以降のモモキングダムとして運用します。相手が軽率にブレイクしたシールドから唐突に発動して、このデッキ唯一の該当カードである《モモキングダムX》を場に出すというカウンター的戦術が主な運用方法となります。尚、そこまでロマンめいた事は滅多に出来そうに無いため、1枚だけ。ロマンチストで『ダンディズム』溢れる方は増やしてみてはいかが?

《九番目の旧王》

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このカードは

・闇単色であること

明確に除去できる手段を持つトリガーであること

という、このデッキにおける弱点、早期決着デッキに対する回答ならびにマナベースの安定化のために採用しました。闇文明・モモキング、増えてほしい

3.最後に

ここまで拝読していただき、誠にありがとうございます。

ここで示したデッキは、あくまでも一つの可能性。細かいカード枚数の差異や種類を変えて、貴方だけの最高最善の未来を掴み取って下さい。

それでは、良き終末を。

(あと、『スキ』もお願いします)

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