地雷部-log俺デッキフィーチャー#2 ようこそ!れがしい動物園へ!
■前置き
そうだ 動物園、行こう。
そう思ったのは、「究極の章 デュエキングMAX」のリストを見てからの事であった。
時に、カードに描かれている、ダイナミックな構図でのクリーチャーのイラストは壮大なる野生に生きる動物のソレを彷彿とさせる。
今回のパックでは躍動感溢れるクリーチャーが収録されているが、その中で最も動物らしいクリーチャーといえば、これをおいてほかにいない。
《ネイチャー・グレンニャー》。
3色モンスター持ちのクリーチャーだ。
出た時に1枚引き、その後に手札から1枚マナに置いてもよい。という効果を持つ。
だが、今回特筆すべきはそこではない。
注目すべきは「G・ゼロ」能力にある。
自分のフェニックスがあれば、なんとタダで召喚できるのだ。
さて、今回、冒頭に申し上げたが、筆者はふと、無性に動物園に行きたくなった。
しかし、昨今の状況を鑑みるに、そう易々と外出できそうにもない。
そこで、閃いたのである。
動物っぽいクリーチャーを入れて動物園みたいなリストにすればいいのでは???
早速、筆者は鬱屈を別の何かに昇華させるべく、デッキ作成へと赴くのであった。
■概要
というわけで、すでに出来上がった開園時のリストはこちらだ(3分クッキング風)
《ネイチャー・グレンニャー》の「G・ゼロ」能力を生かした、シータt白のキリン・レガシーデッキ。名付けて「れがしい動物園」だ。(作成途中でレギュレーションを適当に決めてしまったせいで右上が殿堂ゼロになってしまって申し訳ありません。フォーマットはオリジナルとなっております)
どっからどう見ても動物でいっぱい。にぎやかで楽しそうな動物園が想像できることだろう。
《王来英雄 モモキングRX》や《エヴォ・ルピア》などで《双流星キリン・レガシー》をキャストし、《キタカゼマンA》、《ネイチャー・グレンニャー》、《葉鳴妖精ハキリ》の攻撃時効果などでメテオバーン能力を駆使しながら、そこから繰り出される沢山の動物たちと触れ合い、楽しみながら殴り勝つデッキだ。
れがしい動物園で触れ合えることのできる動物たちは、のちの展示動物一覧などで紹介していくとしよう。
■展示動物一覧
ここでは触れ合うことのできる動物たちを紹介していく。
・キリン
《双流星 キリン・レガシー》
5マナのフェニックス。多色二体を進化元に必要とする。少々食いしん坊なキリンである。今回のデッキのコンセプトとなる。何気にこのパワーで2打点なので注意しよう。
このクリーチャーの特徴である、「メテオバーン」能力、敷いた進化元と同じ名前のクリーチャーを山からリクルートすることができる。
なにせ、世にも珍しい首の短いキリンである。この動物園一の目玉だ。
・ネコと飼育員
《ネイチャー・グレンニャー》、《キタカゼマンA》
赤くなった《眼鏡妖精コモリ》。フェニックスがいるとタダで出てくる。フットワークが軽い猫ちゃんである。《キタカゼマンA》はキリフダッシュ0であるため、どちらも《キリン・レガシー》の能力を誘発できる優秀な起爆剤となっている。
当園では、イエネコの展示も行っており、その中でも、クリーチャーたちがシールドを割ってしまうとすぐに駆け付ける《キタカゼマンA》という凄腕の飼育員がいる。
その飼育員の苦労ぶりと、《グレンニャー》の自由奔放ぶりは、この動物園において名物となっているほど飼育員と猫、どちらも人気になっている。
・鳥
《エヴォ・ルピア》
コスト5以下で、進化可能なクリーチャーならタダで重ねられる優秀な4コストのクリーチャー。ラッカカラーではあるものの、後述する《葉鳴妖精ハキリ》の効果で、色関係なく使うことができる。
最近であれば《「正義星帝」〈鬼羅.Star〉》に変態する習性があるが、当園では餌の関係上《キリン・レガシー》と《ダイナボルト〈エタフェニ.Star〉》にしか変態することができない。ひなの状態での鳥たちとも触れ合えることができるぞ!
・虫
《Disノメノン》
どこにでもいるなお前。
シータカラーの3マナ。バトルに勝てばマナか手札を増やすことができる。ほぼ確定で次のターンに進化クリーチャーの種になるので、《キリン・レガシー》とも相性が良かったりする。
ジャストダイバーを持ってる子たちが多く、基本的にシャイな子たちが多いので、触れ合うには1ターン待つことが重要だ。
・妖精
《葉鳴妖精ハキリ》、《フェアリー・Re:ライフ》
なんと、当園はかの妖精の飼育に成功したのである。
《ハキリ》の攻撃時能力は「召喚」であるため、《キリン・レガシー》と相性が良かったりする。
色が合わない《エヴォ・ルピア》を入れることができるのも、このクリーチャーがいるおかげである。
《フェアリー・Re:ライフ》に関しては、初動です…はい…。それだけです…。
・ダイナマイト・ドラゴン
《ダイナボルト〈エタフェニ.Star〉》
蛇?トカゲ?いいや、ダイナマイト・ドラゴンだ。
ドラゴンは火文明で生まれた。光文明の発明品ではない。
しばし遅れをとったが、今や巻き返しの時だ。
【赤単ブランド】がお好き? けっこう。ではますます好きになる。
《〈エタフェニ.Star〉》の「味方をスピードアタッカーにする能力」と《グレンニャー》のG・ゼロと相性がいい。3体並べれば(相手にとって)ろくなことはない。
パワーもたっぷりある。どんな長身の方でも大丈夫。どうぞ回してみてほしい
いい感じだろう? 余裕の打点だ、馬力が違う。
・ヤクザ
《切札勝太&カツキングー熱血の物語ー》
悪意。別に《ドンドン吸い込むナウ》でもよかったのだが、記事の主旨的に「ヤクザを動物園に入れたほうが面白い」と思ったのでこちらを採用した。
生きて手札まで届く(バウンスで)。盾がなくなるとキレて三打点になる。などヤクザ要素をふんだんに詰め込んだ(?)いぶし銀なカードとなっている。触れ合う場合は、バウンスされないように注意しよう。
・桃太郎
《王来英雄 モモキングRX》
今日において、動物園にライオンや象などは古い。時代は桃太郎である。
分かりやすく言うとメタモン、またはイーブイ。なのだが、《モモキングRX》を知らない人がいるかもしれないので説明しておく。
出た時に《友愛の天秤》のよく使う方の効果を発動した後、このクリーチャーに進化できるコスト7以下の進化クリーチャーをタダで重ねる、といった一回り大きい《エヴォ・ルピア》なのだが、
《Disノメノン》等が横にいる状態だとそのまま《キリン・レガシー》に進化できる。
《モモキングRX》→《キリン・レガシー》→《モモキングRX》→《〈エタフェニ.Star〉》がこのデッキの主なゲームプランとなるのである。
・銀河
《究極銀河ユニバース》
れがしい動物園の三大目玉動物といえば、キリン、桃太郎、銀河である。いたいけな子供たちは元気に銀河系と楽しく触れ合っている。
言わずと知れたEXwinカード。種がなくなった《キリン・レガシー》の上にのせて殴るだけで相手は死ぬ。
要はサブプラン2である。本記事では1枚のみの採用となっているが、《エヴォ・ルピア》との色の兼ね合いもあるので、2枚入れても問題はないのではないかと思う。
■終わりに
如何だっただろうか。《ネイチャー・グレンニャー》の衝撃の「G・ゼロ」で救われるフェニックスもいたものである。歴戦のデッキテーマをリメイクしたデュエキングMAXだが、知らぬところに強化されていた、というのも、カードゲームでの構築におけるまた一つの楽しみといえるだろう。
今回は、驚きのあまり開園してしまったが、ぜひ、試してみてはどうだろうか。
最後に
ラミレス「いや、動物園に桃太郎は無理があるだろ」
マ ジ レ ス
それでは、また今度。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?