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『貴女。百合小説アンソロジー』内容紹介!by担当編集

2024年6月27日発売の担当書『貴女。百合小説アンソロジー』(実業之日本社)の内容を紹介します~!

【商品紹介】

“百合”って、こんなにも自由。
新時代の名手が魅せるさらなる高み。
全編新作アンソロジー!

あなたの気持ちが知りたい。喜びも苦悩もその先も。
珠玉の六編とそれを彩る六点のイラスト。
究極のコラボレーションが実現!

カバーデザイン/円と球 

カバーイラスト/るぅ1mm

【収録作品紹介】

収録順に作品を紹介していきます!

武田綾乃「恋をした私は」

扉イラスト/くわばらたもつ

「そしたら私のこと、好きになっちゃうかもよ」
人を好きになったことがない女子高生の真は、 父親の不倫相手・茉莉恵と一緒に暮らすことになるが……。

扉イラスト/くわばらたもつ

武田綾乃(たけだ・あやの)
1992年京都府生まれ。第8回日本ラブストーリー大賞最終候補作に選
ばれた『今日、きみと息をする。』が2013年に出版されデビュー。『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』はアニメ化され、人気シリーズに。21年には『愛されなくても別に』で第42回吉川英治文学新人賞を受賞。他の著作に「君と漕ぐ」シリーズ、『青い春を数えて』『その日、朱音は空を飛んだ』『石黒くんに春は来ない』『噓つきなふたり』『可哀想な蠅』など。


円居挽「雪の花」

扉イラスト/高河ゆん

「困ったときはこれを開けて」
自分に自信がなく、ずっと言いなりになってきた父を、カッとなって突き落としてしまったみおり。 困り果てた末に、知らない女性からカプセルを手渡されたことを思い出す。

扉イラスト/高河ゆん

円居挽(まどい・ばん)
1983年奈良県生まれ。京都大学推理小説研究会出身。2009年『丸
太町ルヴォワール』(講談社BOX)で単著デビュー。著書に「ルヴォワール」シリーズ、「シャーロック・ノート」シリーズ、「京都なぞとき四季報」シリーズ、「キングレオ」シリーズ、『翻る虚月館の告解 虚月館殺人事件』『惑う鳴鳳荘の考察 鳴鳳荘殺人事件』などがある。


織守きょうや「いいよ。」


扉イラスト/むっしゅ

「あたしのこと、恋人にして」
ぶっちぎりで可愛い彼女を守るため、 あたしは名案を思いついた。

扉イラスト/むっしゅ

織守きょうや(おりがみ・きょうや)
1980年ロンドン生まれ。2013年『霊感検定』でデビュー。
15年「記憶屋」で第22回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞。同作に始まる〈記憶屋〉シリーズは累計60万部を突破している。21 年『花束は毒』が第5回未来屋小説大賞に選ばれる。他の作品に『黒野葉月は鳥籠で眠らない』『響野怪談』『花村遠野の恋と故意』『幻視者の曇り空』『学園の魔王様と村人Aの事件簿』『悲鳴だけ聞こえない』『彼女はそこにいる』『隣人を疑うなかれ』『キスに煙』など多数。


木爾チレン「最前」

扉イラスト/タカハシマコ

「ねえ、@Sathumaimoさん。知らせに来てね」
輝くはずだったアイドル人生に、鮮烈な印象を残して終止符を打つべく、 夕暮みみかは高層ビルの屋上にいた。 けれど今も最前にはあの子がいて……。

扉イラスト/タカハシマコ

木爾チレン(きな・ちれん)
1987年京都府生まれ。2009年、大学在学中に執筆した短編小説「溶
けたらしぼんだ。」で「第9回 女による女のためのR -18文学賞」優秀賞
を受賞。12年、『静電気と、未夜子の無意識。』でデビュー。その後は、ボカロ小説、ライトノベルの執筆を経て、恋愛、ミステリ、児童書など多岐にわたるジャンルで表現の幅を広げる。21年『みんな蛍を殺したかった』が大ヒット。その他の著書に『私はだんだん氷になった』『そして花子は過去になる』『神に愛されていた』など。


青崎有吾「首師」

扉イラスト/いくたはな

「首だけが、まことなのです」
畝霧山に天下一の首師あり、と言われる鷹緒のもとに、 毛利元就を欺くための依頼が舞い込む。 土首を作るため、瑪瑙姫と面会するのだったが……。

扉イラスト/いくたはな

青崎有吾(あおさき・ゆうご)
1991年神奈川県生まれ。明治大学文学部卒業。2012年、『体育
館の殺人』で第22回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。22年『早朝始発の殺風
景』がTVドラマ化、23年「アンデッドガール・マーダーファルス」がTVアニメ化、「ノッキンオン・ロックドドア」がTVドラマ化された。
24年『地雷グリコ』で第24回本格ミステリ大賞(小説部門)、第
77回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)、第37
回山本周五郎賞をトリプル受賞、第171回直木賞候補に。他の著作に〈裏染天馬〉シリーズ、『11文字の檻 青崎有吾短編集成』など。


斜線堂有紀「最高まで行く」

扉イラスト/あきやまえんま

「私は先輩の、恋人ですよ」
先輩の日南が事故で記憶を失ったのをいいことに、 後輩たる謳花は、一世一代の嘘を吐く。 ハッピーエンドを目指して。

扉イラスト/あきやまえんま

斜線堂有紀(しゃせんどう・ゆうき)
1993年秋田県生まれ。上智大学卒業。2016年『キネマ探偵カレイ
ドミステリー』で第23回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞を受賞しデビ
ュー。20年『楽園とは探偵の不在なり』が第21回本格ミステリ大賞(小説
部門)の候補に、24年『回樹』が第44回日本SF大賞の最終候補作、第
45回吉川英治文学新人賞の候補となる。主な著書に『私が大好きな小説
家を殺すまで』『コールミー・バイ・ノーネーム』『恋に至る病』『廃遊園地の殺人』『愛じゃないならこれは何』『本の背骨が最後に残る』など。

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【特典・イベント情報まとめ】


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