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ホットスポットをみた。久しぶりに曜日を楽しみにする習慣
テレビがない。
黒い四角が部屋にあるのが、なんか、合わないと思って。
家の中には絶対に必要だと思っていたけど、手放したくなった。ので捨てた。
代わりにプロジェクターを買った。
昼は明るくて見づらいかと思ったけど、明るいから本を読んだり出かけたり
夜しか見ないから問題はなかった。
テレビのバラエティよりも自分の興味のある映画やアニメ、YouTubeでvlogしか見ない。
ドラマもサブスクあるから、せっかくなら海外のドラマ見よう。
続かせる展開が早くて、ついついシリーズを追ってしまうと日本のドラマを見る時間も無くなってしまっていた。
韓国ドラマにハマった時は、次々みてたけど、ふと思った。
男性は御曹司、女性は貧乏の成り上がりのキャリアウーマン。男のオンマはいない、それが弱みで人間のやらかい部分を女性が包み込み、実は子どもの頃から二人は出会っていた運命だったんだ。
の展開しか作ってはいけないのかレベルで、それしかない。
もう1話から推理ものではないのに、オンマはいないし幼馴染だなと探偵ばりに言い切れる。そして当たる。
国の違いから、日常ではない部分を楽しんでいた所もあるけど。
非日常よりも、自分じゃない日常を見たくなったのに、
見始めたのは「ホットスポット」。テレビはないので配信で。
作品紹介を読むよりも前に、このドラマの日常は自分に近くて自分ではない誰かの日常に忠実だなと知っていた。
最初見たのはブラッシュアップライフ、続いてOL日記。
一癖あるけど。いや、癖とは言えないほどの非日常の設定だけど。
でも1時間の間ずっと非日常と日常がずっとそこにいる。みたいな。
脚本も俳優さんも、「無理をしてない」雰囲気が、見ているこちらも心地が良い。
演技が上手いからこそのあの雰囲気なんだとは思うけど
友達や会社にいる時の私たちみたいに素でもあるけど、少し外面の演技っぽいのが
絶妙に醸し出されている。
これを楽しめるのは日本のドラマや映画の得意分野になりつつあると思う。
少し前はこの雰囲気はもっと地味でわかる人にしか分からなくてもいい、と言いたげな
独特さとラインを引かれたいたが
ここに来て、もっと身近で無理をしなくても楽しめるところまで落とし込まれている。
日常に非日常も足したけど、引算されている素晴らしいバランス感覚の上で成り立っているのが
今回のホットスポットだと思う。
テレビをなくしてから曜日感覚はゴミの日くらいしかなかったけど
そこにまた曜日の楽しみを味わるのも、すごく良い。
見てない方にはぜひ見て見てほしい。
心地がいいって触れたり関係性だけじゃないんだなぁと
楽しそうに車の中でおやつを食べる3人を見て思ったり。
でも、富士山がある生活って画面で見ると合成みたいに見えるけど
これが日常の人もいるんだな。
私にとっては日常に非日常を足されたけど、引算されてるバランス感覚。