腎臓病食が苦手な管理栄養士が多いっていう話①
管理栄養士の菜々子です。
前から思っていたことがあります。
それが、最近になって確信になりつつあります。
もしかして、
病院の管理栄養士さんで、
腎臓病食の指導が苦手な人って多いかも…。
私はいつもお客様に、
「病院でどんな栄養指導を受けましたか?」
って聞きます。
(栄養指導とズレないようにしたいですからね。)
・教科書通りの理屈だけ話して終わり
・特殊食品や宅配弁当のパンフレットをもらった
・集団指導を1回だけ受けただけ
などなど…
私「そりゃ、わからんわ」
と言っちゃいます。
患者様には、ホントにお気の毒に思います。
管理栄養士には、分野が多岐に渡ります。
医療の中でも、内分泌科・循環器科・消化器科・腎臓内科・外科・緩和医療・チーム医療・摂食嚥下リハビリ、在宅訪問栄養など様々です。
働くうちに、興味ある分野が出てきて
だんだん専門性が出てきます。
認定資格を取得される方もいます。
そのため、自分の専門外の分野は、
ボヤ~っとした指導になることもあるでしょう。
私は病院入職当初、
透析センターと循環器科の担当になりました。
しかし、腎臓病食はチンプンカンプンに
近い状態だったのです。
透析センターで、
必然的に腎臓病の患者様に関わります。
資料を読み漁ったり、
いくつもの研修会に出席したりして勉強して、
やっとわかるようになったのです。
栄養指導に自信が持てるようになるまで、
丸2年かかりました。
毎月会う透析歴の長い患者様には、
指導するというより
実際の食生活を教えてもらうことの方が、
多かったと思います。
透析歴15年の方とかは、
かなりのベテランさんですからね。
そんな、身をもって経験している方の
実生活を聴くことで、
私の経験にさせていただいたのだと思います。
だから、私の中では腎臓内科と
循環器科の栄養指導が得意で、
「専門」だと思ってます。
(他の分野も、ある程度はできますよ。事前にちゃんと調べてから対応します。)
だから、もし病院の栄養指導を聞いても、
「わかったような、わからんような…」
って思ったら、もしかしたら、
腎臓病食が苦手な管理栄養士さん
なのかもしれませんね。
何となくそう思った、今日この頃…
根拠はありませんので、あしからず。
私としては、
家で誰かが料理を作って、
家で食べられる環境があるなら、
自力&自立できるように、
サポートをしたい
と思っています(`・ω・´)