リアル麻雀における点数計算・申告のはなし
になごーこと人造人間27号です。
最近X(旧:Twitter)で、点数計算・申告に関する話題を見かけました。点数計算といえば、麻雀始めたての人がぶつかる壁のひとつであると思います。
そんな点数計算について、私の考えを書いていこうと思います。
麻雀自体をするだけであれば点数計算はそこまで重要ではない
麻雀するだけであれば、点数計算はあまり重要でないと考えています。重要ではないというよりは、他にも大切なことがあるの方が近いです。
麻雀には様々な要素があります。
1雀頭4面子(例外あり)を作ったり役を数えたりリーチを打ったりポンチーしたり待ちを確認したり……挙げだしたらきりがありません。その中の一つに点数計算が含まれているだけなのです。
リアル麻雀を始めたころは「点数申告がうまくいかなかったらどうしよう」と悩まれる方も多いと思います。ですが、勇気をだして会場に行き、同卓者についていきながらあがりに向かっているだけで十分です。
もし間違えてしまっても、同卓者がフォローしてくれます。安心してください(そのときはお礼を言いましょう)。
点数申告へのプレッシャーは一度忘れて、まずは目の前の麻雀を楽しむのが良いと私は考えています。
麻雀をより楽しみたいなら点数計算は出来た方がよい
さて、ネットでもリアルでも麻雀に慣れてきて、すこしずつ「勝てるようになりたい」と思うことが増えてくるかと思います。
点数計算に本腰を入れるならここがチャンスです。
点数計算が分かるようになる明確なメリットがひとつあります。それは「条件計算ができるようになること」です。
実況解説で「満貫ツモ条件」というような言葉を耳にすることがあると思います。これはおよそ「自分の順位を上げるためには満貫をツモればよい」という意味です。どうしてそのようなことが分かるのでしょうか。
満貫ツモということは2000‐4000、自分は8000点加点しますが、子は2000点、親は4000点減点します。ということは、子とは10000点、親とは12000点点差がつく(もしくは点差が縮まる)ことになります。これは自分よりも一つ上の着順の子との点差が9900点以内、親が11900点以内の時に有効です。
逆に自分より一つ下の着順の人とこのくらいの点差の場合、逆転される可能性があると考えられるようになります。
いかがでしょうか。
仮にライバルと8500点差だとしたとき、「跳満(12000点)つくらなきゃ」というのが「ツモったときに満貫になればいいのか」に変わります。気持ちが楽になりますね。
このように点数計算が分かるようになると、この局で自分がどのような手をつくるべきなのか、どのような進行をすべきなのかが分かるようになります。
点数計算は掛け算九九と同じ
では点数計算を覚えるにはどうしたらよいでしょうか。
経験としか言いようがありません。
皆さんは掛け算九九をどのように覚えましたか?ににんがし、にさんがろく……と繰り返すことで覚えていったと思います。点数計算もこれと同じです。符計算も翻数も同じように繰り返して初めて覚えることができます。
実際にネット麻雀を打ちながら自分の点数を考えてみるのが効果的だと思います。
世の中には点数計算を取り上げた書籍や練習アプリもあるので、それらを活用するのもよいと思います。
間違えることは恥ずかしいことではない
とはいっても、「いざ申告して間違えたら恥ずかしい」とか「同卓者の迷惑になるんじゃないか」とか考える方もいるかと思います。
安心してください。「点数計算もできないのか」「迷惑なやつだな」とは誰も思いません。
点数を直してくれた人も、申告を待ってくれた人も、みんな点数計算の壁にぶつかってきた経験者です。皆さんがひとりでしっかり計算ができるようになるのを見守っています。
なので、遠慮せずに堂々と申告してください。
さいごに
麻雀は覚えることや気をつかう場面が多いゲームだと思います。点数計算はたまたまその一つに含まれているだけ、と気軽に挑戦してみてほしいと私は思っています。
そんなことを書いてきましたが、私も申告の際にフリーズすることがありますし、間違えることもあります。架空の点数を申告したこともあります(笑)
そのたびに同卓した皆さんに助けていただきました。
これから挑戦していく皆さんも助けていただくことがあると思います。皆さんもいつのまにか助ける側になっていると思いますので、どうか安心して麻雀に取り組んでください。
(おわり)
【参考:点数計算について取り上げているもの】