慢性腎不全 腎移植の記録 ③大学病院にて

さて、腎生検での入院を経て大学病院への紹介状を頂きました。
今回は移植への入院までの流れをざーっと書いちゃいます。

腎生検からおよそ1か月
5月20日、ドナー候補の父母を連れて大学病院へ。
(予約取ったときにドナー候補連れてきてねって言われてました)
今までは車で30分くらいの距離でしたが、ここから車で1時間半。電車で2時間近く(ドアtoドア)のまぁまぁ長距離通院に。
とりあえず今回は診察のみの予定。
紹介状のデータを先生がみて
「うーん、これは移植ですね。最短でどんどん進めてしまいましょう」
とのこと。
なんとこちらの病院では、毎週木曜日は腎臓移植手術日となっているらしく
まぁもちろん患者がいなければないのでしょうが
年間で30~40の移植を行うんだとか。
これは安心ですね!実績は大事です!
この日は診察を行い、私と父母の採血。
そして移植コーディネーターという方との面談を行いました。
手術について、治療について、費用について、今後の生活についてなどなど
移植に関わる不安点を事細かに説明してくださいました。
まぁぶっちゃけ貰った冊子の内容読んでるだけだったのでその冊子くれるだけで良かった気もするけど。
もらった冊子の内容が細かくて特に質問も出なかったし。。。
と思ったけれど、本来はメンタルケアの側面があったのかなと予想。

そしてここから怒涛の検査通院が始まります。
移植できる体なのかどうか、検査しまくりの日々です。
CTしたり、レントゲンしたり、虫歯みたり、胃カメラしたり、
肺活量みたり、エコーしたり、頭の先から足の爪の先まで。
まぁ血圧高いくらいで手術には十分耐えられる身体でした。
これが病弱だったり体力落ちてきている老人とかだと手術を行う元気がなくてはじかれてしまうんだとか。
そして、ドナー候補の父母の検査。
父が高血圧だってことで、第一は母がドナー候補ということで。
母の検査をたっぷり行ったようです
ようです、というのは私の検査日と悉く別日程で検査していたのでどんな検査してたのかあんまり知らないというね。
私が6回通院したのに対し、母は2回とのことだったので検査は少なかったのかな。
そして重要だったのが私と母の相性を確かめる検査。
腎臓を移植したときに、拒否反応が出てしまったりしないよう。
あらかじめ血液のマッチング検査を行うとのことでした。
クロスマッチと呼んでました。正式名称は漢字だらけで覚えてません。
このクロスマッチは保険適用外で自費診療になるとのことで・・・
2人併せて16万ほど持ってかれました。。
が、これは移植\手術後に戻ってくるとのこと!
が!もし相性が合わずに手術しなかった場合は戻ってこないとのこと・・・
相性合ってくれー!!
こちらの検査は結果がでるまで10~14日ほどかかるとのことでした。
ドキドキですね。
そんなこんなで結果発表!!!

クロスマッチの結果にはいくつかの項目があるそうで
1つ2つは合っていなくても、ある程度マッチングしていれば問題ないとのことでした。
そして我ら母子の相性は!!
残念ながら1つ、致命的な項目が合わなかったみたいでした・・・
親子でマッチングしないことはほとんどないそうなのですが
うーん。ざんねん。
が!そこから先生の救いの1手が!
「まぁでもこの項目はちょっと治療を挟めばなんとかなるので」

!?

ちょっと治療をしちゃいましょう!

難しい内容はよくわかりませんでしたが、
本来は移植手術1週間前に入院をして、免疫を下げて手術に臨むとのことでしたが
2週間以上前に入院を開始して、血漿(けっしょう)交換というものを何度も行い、マッチングしていない項目に対応するとのことでした。
要は入院が1週間くらい伸びるってことですね。

さて、身体検査も終わり、マッチングも終わり。
いよいよ移植手術に向けた入院が始まります。

5月20日が大学病院での初診でしたがここまでで6月26日。

今後の予定
6月30日~7月2日 血漿交換治療のための入院
7月10日~ 移植手術のための入院
7月25日 移植手術!
8月5日ごろ 退院予定
いいスピード感ですね。
さて、果たしてうまくいくのでしょうか

次回は移植入院編!


余談①
腎生検での入院後から、吐き気による体調不良で仕事休みまくりでした
このときの会社の規定で、休職は1か月しかとれないとのことでしたので
移植入院が決まったあたりで一旦退職しますかって話になり
8月中盤まで休職とした後、自然退職ということになりました。

余談②
移植をするにあたり、障がい者手帳の申請を行いました。
これにより、自立支援医療(更生)を利用できるようになり、治療費が大幅に軽減されるとのことです。
市町村によって違うとは思いますが、私の場合は
5月24日に必要書類を持って市役所に申請し
7月18日に身体障碍者3級の手帳受け取りでした。
そこから手術後に自立支援医療の申請を行う流れでした。
腎移植をすると、等級変更になり3級から1級になるとのことです。

そんな感じでまた次回。


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