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2024年夏Blue Jays個人的Prospect Ranking (1~5位編)

ヘッダー画像は、https://x.com/DunedinBlueJays/status/1812556763398312234?t=9Sx2T2FvXyU-6h1RaenOEQ&s=19 よりお借りしています。
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 ご覧いただきありがとうございます。
 こんにちは、Blue Jaysファンのとりすきです。

 先日、MLB PipelineとESPNのプロスペクトランキングが更新されましたね!皆様の推しプロスペクトはTOP100にランクインしていましたか?
 
 TORはというと、トレードとドラフトのおかげでファームからは大勢の選手がランクイン…されることはなく、ESPNのTOP100には80試合出場停止君Orelvis Martinez(62位)のみ、Pipelineに至っては0というとんでもない結果になっていました。(ちなみにPipelineのファームシステムランキングは全体24位)
元々高評価を受けていた人たちがTJしたり80試合出場停止君になってしまったのでしょうがない面はある

 それはさておき、MLB PipelineのTOP100と同時に、球団傘下30位の内容も更新されました。以前のものから順位が大きく改訂され、またドラフトで加入した選手も少なからずランクインしています。
 一方で、私が気になっているのはその中身。「なんでこの選手はこんなに順位が低いんだ!」とか、「なんでこの選手が傘下TOP30に入っているんだ!」といった疑問や不満が結構あります。

 ということで、それに代わって自分用のBlue Jays個人的Prospect Rankingをこの記事ではまとめていきます。

※注意
私の好きなプロスペクト特集みたいな内容なので、大分甘めな評価になってしまうかもしれませんが、その点はご了承ください。
それと、私は野手より投手の方が好み(特に左腕)なので、ピッチャープロスペクトの順位が不自然に高くなっているかもしれません




1~4位(FV50+)


【1位】 Orelvis Martinez (Pipeline傘下1位)
【2位】
 Trey Yesavage (Pipeline傘下2位)
【3位】 Arjun Nimmala (Pipeline傘下5位)
【4位】 Ricky Tiedemann (Pipeline傘下4位)

 やはり複数の媒体で傘下内最高評価を受けているOrelvis Martinezを一位に指定。ヤクを使っていたとはいえ、ポテンシャルとマイナーでの実績は本物だと信じています。
 
 二位は2024年ドラフト1巡目全体20位のTrey Yesavageを指定。大学での登板を考慮して今季のマイナーデビューはありませんが、大卒No.3右腕のポテンシャルを評価しました。
 
 三位は2023年ドラフト1巡目全体20位のArjun Nimmalaを指定。A再昇格後の好成績と今後の伸びしろに期待してこの順位にしました。
 
 四位は今季開幕前のプロスペクトランキングで全体27位につけていたRicky Tiedemannを指定。手術により本格稼働は2026年からになると思いますが、その剛腕が再び帰ってくることを信じてこの順位としました。


・Orelvis Martinez

 


 パワー型の内野手。
 2018年inFAにて3.5Mで加入。2021年にプロデビューを果たすと、4階層で3年連続シーズン25本塁打を記録します。
 今季はAAAにて
65試合 235打数 打率.260 16本塁打 OPS.866 wRC+120 
といった成績を残し、現地6/18にメジャーデビュー。現地6/21にメジャー初ヒットを放ちました。
 しかし、メジャー初ヒットを放ったその日、能力向上薬“Clomiphene”の陽性反応によって80試合の出場停止処分を受けたという衝撃的なニュースが流れます。

(詳細は以下の記事をご覧ください。)
BlueJays 戦況振り返り 6月編|とりすき (note.com)

 評判のパワーがヤクによるものだった可能性は否めませんが、出場停止が明けた後、大舞台で活躍できる選手となって戻ってきてくれることに期待します。


・Trey Yesavage

 2024年ドラフト1巡目全体20位、契約金額4.1775Mにて加入した大型右腕。今季ドラフト対象者の中で11位の評価をされていましたが、なぜか全体20位にスリップしてきました。
(肺に穴が開いたみたいな話の影響か?)
 
大学では、今季12試合93.1イニングを投げて
防御率2.03(全体四位)145奪三振(全体五位)の好成績を収めています。

持ち球は
平均93~95マイル、最速98マイルの速球・スライダー・カーブ・スプリッター。特に速球・スライダースプリッターは20-80スケールで60の高評価を受けています。
 
かなりオーバーハンド気味な投げ方ですが、コマンドに関する能力も優秀なようです。
 総じて完成度が高く、ミドルクラスの先発として比較的早期に戦力化できるでしょう。理想はAlek Manoahのような成長曲線?



・Arjun Nimmala

 


 大きなポテンシャルを秘めた高卒野手。
優秀なパワーに、SSでも通用しそうなスピード・アームを備えています。

 弱冠18歳ながら、今季プロデビュー。しかし開幕後は適応に苦戦し、現地5/12にdevelopment List入り。6月の大半をルーキーリーグで調整することになりました。
 しかし、現地6/27にAへ復帰すると打棒が爆発。
現地8/21 39試合175打席で
打率.276 11HR 34打点 OPS.953 ISO.339を記録しました。
 
 際立つのはやはりそのパワー。
 6/27以降のデータですが、対戦投手すべてが年上の環境にて
ハードヒット率44.8%、平均打球速度89.8マイル、Adjusted EV91.6マイルを記録。
階層が全く異なるため、単純に比較することは出来ませんが、MLB平均と同等か上回る数値を発揮しています。
 また、LA23°、GB率32.1%、FB率46.1%、LD率21.8%と打球角度も良く、今後の長打数にも期待が持てます。
 
 一方で問題点も存在し、ドラフト時から言われていたヒッティングツールには改善が必要。今季はAにてK%32.7、現地6/27以降に限定しても約30.8
%と非常に悪い数字で、今後上の階層に上がった時に躓きそうで心配です。

 また、SSに残れるだけのフィジカルはあるものの守備が粗く、今季SS守備に就いた545.2イニングでエラー13個とちょっと多い数字です。

 明確な課題はあるものの、まだ非常に若いため将来がとても楽しみなプロスペクトだと思います。



・Ricky Tiedemann


 私の最推し。2021年ドラフト3巡目の高卒右腕で、おそらく近年のTORファームにおける一番の出世株です。
(万全であれば)スリークォーター気味の投球フォームから投じる平均96マイル、最速99マイルの速球とスイーパー、チェンジアップで野手を制圧します。
ネックはコントロールとスぺ体質。

 今季はSTの段階から稼働が遅れており、開幕後3登板で肘の尺骨神経炎症により2ヶ月近くシャットダウン。そして6月中旬にリハビリ開始した後、現地7月10日にAAA復帰するもなんとその日にIL入り。そして最終的にTJという結果となってしまいました。来年はほとんど投げられないと予想されており、本格的な再稼働は2026年となりそうです。

 一回目のTJであることと21歳という年齢の若さのため、パフォーマンスの低下は心配していませんが…
 また、今回の手術と投球の一時休止によって、スぺ体質が何とか緩和されたらなぁと思っています。



5位(FV50)

5位 Jake Bloss

 菊池とのトレードでやってきた若手右腕Jake Blossを5位に指定。あまりにも昇格が早すぎるとはいえ、メジャーにて一定の成績を残しており、戦力化の確度がある程度保障されている点を評価しました。


・Jake Bloss


 メイン球種は4シーム・スライダー・カーブ。その他チェンジアップ・シンカー・新球種スイーパーを持ち球としています。

 高水準のExtensionから繰り出される平均93.4マイル・IVB18.0(MLBのデータ)の4シーム、Stuff+115・Location+114のスライダー、Stuff+は80と質の評価は低いものの、IVB
-15.9とMLB平均(-9.2)を大きく上回り、少ないサンプル数ながらWhiff38.9%を記録しているカーブ
など、光る球種を複数もっており、MLBでローテ4・5番手を担える力はあるのではないかと思います。

 また、マイナーにて粗削りだったスイーパーの改良を行っているようで、さらなる成長に期待できそうです。




次回予告:6~10位(FV45+)編

6位 Charles McAdoo
7位 Kendry Rojas
8位 Will Wagner
9位 Jonatan Clase
10位 Fernando Perez

 1~10位までやろうと思いましたが、長くなりそうなのでまた次の機会に。
 ラインナップはもしかしたら変わるかもしれませんが、恐らく上の表通りの内容になると思います。

ご覧頂きありがとうございます。
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参考文献


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