勝つことを考えるよりも失敗することを前提に考えた方がうまくいく!
昨日、FX教材をご購入してくださった方から連絡がありました。
その内容が参考になると思ったのでこちらに書かせていただきます。
その方がご購入したのは10/16で、連絡があったのが先述した通り10/24でした。
約1週間、教材をしっかり読んでデモで試した後、10/23に本番でエントリーしたんだそうです。
開口一番
「こんなに逆に動くとは思っておらず、大負けしました」
「ルール通りエントリーしましたが、負けました」
エントリー画像を送ってもらったのですが、たしかにルール通りできています。
「エントリー」に限って言えばです。
私の教材はエントリーの方法についてはもちろんですが、損切りの大事さや決済のルールについてもはっきりと明記しています。
それなのに、損切りをルール通り設定せずにより深く置いてしまって損切りに合ってしまったのです。
私
「大負けする損切りを置いた根拠は何ですか?」
「ルール通り損切りしていれば、傷は浅くて済んだのでは?」
購入者
「ルール通りエントリーすれば優位性が高いので上がると思って…」
「まさかエントリー直後に急落するなんて夢にも思わなかったもので…」
未来は誰にも予想できない
相場が上がった時も下がった時も想定して、どちらでも対処できるように準備する。
どんな手法でも必ず負けます。負けた時の対処をどうするか。
事前にちゃんと決めて、その通りにトレードすることが、安定的に勝てるトレーダーになる唯一の道です。
勝つか、負けるかということではなく、どちらにも対処しながらトレードするというのが正解です。
FXのご経験がない方や経験が浅い方は以下のようなことをよくご質問されます。
「この手法の勝率は何%くらいでしょうか?」
これを聞いても勝てるかもしれませんが、勝てないかもしれません。
勝率だけ追及しても安定的に勝てるようにはなりません。
その理由はめちゃくちゃ長くなってしまうのでここではお話しできませんが、FXのご経験がある方ならその意味が理解できると思います。
ルールによっては、10回のトレードで1勝9敗であったとしても、その1回の勝利でトータルで利益を出すことも可能です。
たった1回の負けて大損して再起不能になってしまうようなルールを設けること自体がそもそも間違っています。
ファーストリテイリング(ユニクロ)の柳井社長も、自分は1勝9敗だと言っています。
(「1勝9敗」という著書が出ていますのでご存じなければ読んでみてください)
FXで1勝9敗で利益を出すようなルールは私のルールにはありませんが、少し余裕を持って1勝3敗程度で利益を出すルールならそれほど難しくはありません。
まずはその辺を目安にして事前に決めておけば、どのように資金を使っていくかもわかりますよね。
これはFXに限った話ではなく、例えばいろいろな情報やノウハウを購入する時もそうです。
ひとつの情報に100万円を投入するのではなく、20万円ずつを購入するとか。
10万円ずつにすれば10個もの情報を購入することができます。
これがすべてにおいての基本だと私は思います。
何かに一気に勝負をかけるというのは、投資ではなくただのギャンブルです。
決してギャンブラーになってはいけません。
10回くらいチャレンジできることを前提にして実践するというのが大切です。
そうすれば、1回くらいは当たる可能性が高いですよね。
そして、その1回の破壊力をとんでもないものにすれば、1勝9敗でも大きな利益を出すことも可能となるのです。
人生においても常勝という人は一人もいません。
トライ&エラー、勝ち負けをどれだけ繰り返してトータルで利益を上げていくかという意識を持って取り組むことが必要なのです。
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